ティル・ナ・ノーグ
OFUSE始めました。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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キャバリシーを倒して倒して、カードを手に入れた。結構時間がかかった。というか、時間がかかり過ぎる。デバフを使っている訳なんだけど、それでも何故か抵抗してくることが多くあった。……魔石を使うか悩んだけど、使わずに置いておくことにした。
とりあえず、キャバリシーのカードはこんな感じだ。
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種族:キャバリシー
戦闘力:900
種族スキル
・騎士道精神
・近衛の意地
後天スキル
・戦術
・忠誠
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騎士道精神が剣術、盾術、挑発を内包するスキル。近衛の意地が状態異常耐性、庇う、生還の心得を内包する。……状態異常になりにくいのはこのスキルの所為。まあ、それでも貧乏神のデバフの方が強いので、最終的には状態異常になるんだけど。無効でも、魔石を消費すればワンチャンあるので、貧乏神のデバフ特化具合は凄まじいとは思うんだけど。
それで、割と貴重な戦術持ち。忠誠は従順の上位互換みたいな感じだし、普通に使いやすくて良い感じ。それなりの数を手に入れたので、何とかなるとは思う。鎧装備だけど、デュラハンは装備できるので、それで戦闘力を底上げする感じ。死ににくいのが良いとは思う。
そして、30層で粘り続けたので、満を持して31層に向かったんだけど、……酒の匂いと、叫び声が聞こえた。
「……なんだ? ここはダンジョンだよな? ボス部屋?」
「流石に違うとは思うのさ。でも、雰囲気が違うのさ」
「だよな。普通に酒盛りをしているようにしか見えない……」
「敵意はそんなに感じないのさ。まあ、アルコールは飲まない方が良いのさ。何を仕込まれているのかが解らないのさ」
「それは当たり前のように警戒するけど、……こっちには興味ないって感じで飲んでるな?」
「恐らくはクルーラホーンでしょう。強いか弱いかは解りませんが、酒好きの妖精といえば、クルーラホーンですし」
「だね。まあ、放置で良いでしょ。戦闘にならないみたいだしね」
クルーラホーンか……。知らない妖精だな。まあ、強かったら不味いし、放置で良いのか。飲んで飲んでしているだけで、害は無さそうだし。……ビアガーデンって感じなのかな? よく解らないけど、戦闘にならないのならいいや。
楽しそうに飲んでいるのを邪魔したらいけないからな。とっとと撤退しよう。ここで戦闘になっても面倒なだけだ。数が多いし。広場でひたすら飲んでいる為、放置で良いとは思うんだよな。……魔物って、強制的に襲ってくる訳ではないんだな。
そんな訳で、31層を回っていたんだけど、クルーラホーンしか居なかった。ここでしか入手できないカードなのかもしれないけど、酔っぱらいは要らないよな? 知名度的にはそこまで高くはないだろうし、戦力としてはあんまりだとは思う。飲んで幸せになっているのであれば、それで良いんじゃないかな。敵だけど、襲って来ないし。
32層からは普通に真面目に攻略する事になった。キャバリシー、レッドキャップ、ドライアドが出てくる階層だな。これ以降は、どんな妖精が出てくるのかは解らないけど、キャバリシーは近衛なんだよな? だったらそろそろ最下層が近いんじゃないだろうか。そんな感じがするんだけど。
「順調に攻略してきて、35層目。……何というか、ここも一気に雰囲気が変わったな。中世の西洋って感じから、ファンシーな空間に変わったぞ?」
「向こうに城があるのさ。ここがボス部屋なんじゃないのさ?」
「城って事は、王様が居るって事だよな……。妖精王オベロンって感じだろうか」
「さあ? 行ってみないと解らないのさ」
美味しそうな料理を食べている妖精が見える。……何というか、平和なボス部屋だな。まあ、これからここでドンパチする訳なんだけど。王城にいかないといけないのは仕方がないとは思うんだ。あそこにボスが居るんだろうし。
そんな訳でボスがいるであろう王城にやってきたんだけど、……キャバリシーがお迎えをしてくれた。なんだ? まだボス部屋じゃないのか?
「貧乏神! デバフ!」
「ボス部屋じゃないのさ!? じゃあこの王城は何なのさ!」
「解らん! 妖精組は解らないのか?」
「解りませんが、力が漲ってきます」
「この空間は、妖精の戦闘力を上げる力を持っているとは思うね」
「向こうも強敵の筈です!」
「全力で当たるぞ! 妖精が強化されるなら、こっちだって強化されているはずだ。キャバリシー相手でも何とかなるはずだ!」
そんな訳で、戦闘開始。どんどんと襲い掛かってくるキャバリシー。……ただ、こっちの処理速度が早いんだよな。強化はこっちの味方なのか? 何というか、思いっきり雑魚敵と同じ感覚で屠っているような気がするんだが……。
「なんか、弱いのと強いのが入り混じっているのさ。キャバリシーにしては弱すぎるのさ」
「そうなると、どうなる?」
「恐らくは眷属召喚持ちさ。まあ、雑魚を眷属召喚しているのは良いのさ。時折、強い個体が混じっているのが気になるのさ」
「不自然だな……。何かのスキルか?」
「その可能性はあるけど、よく解らないのさ。あたしだって全部を知っている訳でもないのさ」
そりゃそうか。まあ、ともかく、何度も何度も襲い掛かってくるキャバリシーを突破して、王の間へと到着した。そこには、王と王妃が待っていた。
「っ!? オベロン様! ティターニア様!」
「ボス格が2体ってなると厳しいねえ」
「……なあ。ボスが2体ってあり得るのか?」
「あり得ない訳ではないのさ。ただ、王と王妃だからって、2体になるとは限らないのさ。兄弟神とか、双子なんかにあり得る事なのさ。どんな組み合わせがあるのかは解らないのさ」
「……推定、キャバリシーの1.5倍から2倍の戦闘力があるって考えた方がいいか?」
「そのくらいの覚悟は必要なのさ。格上の可能性は十分にあり得るのさ」
「!? 来るぞ! 全員、戦闘開始!」
こちらの戦力は、キャバリシーが9枚、レッドキャップが16枚デュラハンが26枚、貧乏神が1枚だ。向こうはオベロン、ティターニア、それと沢山のキャバリシー。何というか、戦力的には負けているような気がしないでもない。
それでも何とか数は減らせていっている。召喚する眷属も、そこまで強い訳ではなく。どんどんと倒せている。ただ、召喚はオベロンとティターニアが行っているので、補充も結構なペースで行われている。
それとは別に、奥からもどんどんと出てくるし、オベロンとティターニアに近づくことも出来ないでいる。
「貧乏神! どんどんとデバフを使ってくれ! こっち側を有利にしないと近づけない!」
「解っているのさ! どんどんと弱らせては居るのさ! バインドもやっているのさ! ただ、数が多いのさ! 端から召喚をかなり行っていたとしか思えないのさ!」
「そんな事は言われなくても解っているっての! キャバリシー! ぜったに抜かれるなよ! レッドキャップは攻撃に専念! 死ぬのも覚悟で突っ込め!」
どんどんと溢れ出てくるキャバリシー。しかし、段々と減ってはきている。しびれを切らしたのか、このままでは不利と悟ったのか、オベロンが前に出てくる。キャバリシーたちに魔法攻撃を加え始めた。
「貧乏神! オベロンとティターニアにデバフ! キャバリシーたちが危険になる可能性がある!」
「了解なのさ! 召喚も阻止するのさ!」
「キャバリシー! 無事か!?」
「無事であります!」
「オベロン様! お覚悟を!」
「どんどんと攻撃してやるさね」
「王様を攻撃するのは少しばかり、気が引けるけどね」
そんな事を言っても、敵は敵だからな。向こうは話も出来ないんだから、どんどんと攻撃してくれればいいとは思う。ただ、やっぱりオベロンは強いのか、キャバリシーたちも押し負けているし、レッドキャップの攻撃も、大きくは通らない。結構痛いとは思うんだけどな。
「不味ったさ! ティターニアから落とすのさ! レッドキャップはティターニアを狙うのさ!」
「貧乏神!? 何でだ!? オベロンの方が前に出てきているだろ!?」
「ティターニアがヒーラーさ! あいつ、回復魔法をオベロンに使ったのさ!」
「ヒーラー!? ヒーラー死すべし、慈悲はない! レッドキャップはキャバリシーの大軍を強行突破しろ! ヒーラーは置いておけない!」
ヒーラーは真っ先に狙わないといけない。それは常識だな。回復役を放置していたら、碌な事にならないからだ。それはどんなゲームでもそうだ。そのくらいの常識は俺にだってあるんだよ。だから、積極的に狙わないといけない。
ティターニアを抑え込んだ結果、キャバリシーの眷属召喚も止まった。……奥からも出てこなくなったし、ここで一気に決める!
「貧乏神! 特大のデバフをティターニアに!」
「解っているのさ! 食らっておけば良いのさ!」
ティターニアに混乱のデバフが入った。これで回復は出来ないだろうし、眷属召喚も出来なくなっただろう。これでティターニアは詰みだ。
「ティターニア様撃破! 次はオベロン様だ!」
「囲め囲め!」
「袋叩きにしてやるのさ!」
やっぱり数は力だよ。眷属召喚が弱くて助かった所ではある。これでキャバリシーが普通に強かったら、撤退をしなければならない所だった。数は揃えておくべきだな。デッキ制限なんて無いんだし、数こそ力って感じで、やってやれる。力こそパワーだ。それが証明できたことは大きい。
「……朗報と悲報があるのさ。どっちから聞くのさ?」
「なんだよ。折角良い感じにボスを倒したのに。まあ、朗報から聞こうか」
「朗報は、確かにオベロンとティターニアは倒したのさ。それは間違いないのさ」
「そうだな。間違いないな。……悲報は?」
「どうにもボスでは無いって事さ。宝箱が無いのさ」
「何……!? 宝箱が出ない? そんな馬鹿な!」
「本当の話さ。宝箱が無いのさ」
「……じゃあ、35階層は、普通の階層?」
「の、可能性が出てきたのさ」
「マジかよ……」
「いえ、それはないかと思います」
「まあ、違うとは思うね。まだ力に満ち溢れているし」
「……ん? どういうことだ?」
「妖精種の力が満ち溢れているんです。なので、特殊な空間なのには代わりがないとは思います」
「寧ろボスはこの空間なんじゃないのかい? ここはティル・ナ・ノーグだろう?」
「ですね。ボスがティル・ナ・ノーグという可能性は?」
「その可能性はあるのさ。異界型の魔物の可能性はあるのさ」
「……異界型? そんなのがあるのか?」
「残念ながらティル・ナ・ノーグは知らないさ。けど、忍びの隠れ家、化け猫屋敷、マヨヒガなんかもあるのさ。そういう魔物は、隠れていたり、眷属を嗾けたりして戦うのさ。核は何処かにあるのさ。戦闘力は眷属召喚頼りで、本体は殆ど戦闘力が無いのが特徴さ」
「なるほどな。ここのボスはその異界型になるのか。……核は何処だ?」
「さあ? しらみつぶしにするしかないのさ。多分だけど、王城の中なんじゃないのさ? 普通は守る様に眷属を配置するのさ」
「それもそうか。よし、手分けして核を探してくれ」
そんな訳で、散策を開始した。核があるなら、それを破壊すれば、討伐になる。王城の何処かにあるはずだ。まあ、簡単に見つかるとは思えないんだけどな。王城も結構な広さがあるし。でも、ある場所って言えば、ある程度は候補が絞られる。
……捜索から1時間後。食堂に核を見つけた。何で食堂なんだよって思うかもしれないが、そんな事を気にしても無駄だ。とりあえず、討伐するために核を破壊する。……そうすると、ティル・ナ・ノーグが霞の様に消えていき、西洋の街並みが帰ってきた。そして、そこには宝箱があった。




