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ダンジョンを攻略し始めて、10日くらいか? 今は20層目まで行けている。けど、まだまだ深そうな感じはしているんだよな。結構広いのは変わりないし。
そんな感じで攻略してきた訳なんだけど、結構いいカードが出てきている。7層目からはキキーモラとバンシーというカードが落ちるようになったし、10層目からはケットシーとシルキーが落ちるようになった。そして、15層目からはクーシーとデュラハンが落ちるように、そして、20層目ではドライアドが落ちる。今、確認した。
因みに戦闘力は、キキーモラが130、バンシーが150、ケットシーが170、シルキーが200、クーシーが340、デュラハンが410、ドライアドが600である。今はグレイウルフを気配察知持ちのクーシーに入れ替えて、オーガにデュラハンを装備させているところだ。
スキル的には、キキーモラも初等家事魔法が使えて、シルキーが中等家事魔法を使える。更には初等収納をデフォルトで持っているらしい。大きさは、6畳くらいの部屋1つ分らしいけど、十分だろう。シルキーは乱獲が決まった感じだな。
そして、クーシーが気配察知持ちで、デュラハンが装備化スキル持ちなんだ。デュラハンを装備していると、デュラハンの戦闘力の半分を装備しているカードに与えることが出来るらしい。更に、マスターにも装備は可能らしいのだ。だから、デュラハンも乱獲が確定している。デュラハンの初期戦闘力は410なので、205の底上げが可能になるのと、成長限界までデュラハンを育てれば、410の強化が狙える。
というか、装備化出来るのであれば、絶対に狙っていくべきカードだとは思うぞ。……何かしら欠点もあるかもしれないけど、お手軽に戦闘力を上げられるのは大きい。そんな訳で、このダンジョンは攻略出来なくても、圧倒的に通う事になるのは確定したんだけどな。
そして、ドライアドだ。遂に種族スキルが2つのカードが出てきた。初期戦闘力も600と高く、戦力としては大きい。貧乏神に次ぐ強さだからな。……まあ、ここで出てくるという事は、ボスはまだまだ強いんだろうけどな。20階層でボスにならないことは解り切っていた。これだけ広いんだから。
貧乏神との約束で、40階層を越える様なら撤退するって言う事でもあるし、出来ればその付近でボスが出てくれると嬉しいとは思う。この調子で行けば、オーガさんもリストラ候補ではあるんだよな。デュラハンを装備しても635と、ドライアドと拮抗しているし。
でも、未だにタンク候補が出ないんだよな。ドライアドはどちらかといえばデバッファー。貧乏神と役割が丸被りなんだよ。それではちょっとなって感じである。状態異常をメインに使うんだから、使い勝手が悪いんだよなあ。ドライアドもスタメン候補からは外れるって感じだ。
そして、ダンジョンの方だけど、14層目にはブドウ畑があり、19層目にはナシ園があった。個人的には、ナシよりもリンゴの方が好きなので、リンゴを取りに行くことになるとは思うけど、ブドウはなあ。こっちはワインに適した品種だと思うんだよ。多分だけどな。食べるなら森の方のブドウなんじゃないかとは思う。
まあ、その辺は好みの差でしか無いとは思うんだけどな。ブドウなんてどれも変わらないだろうって思う人も居るみたいだし。全然味が違うんだけどな。ワインにする方は、若干の渋みがあるんだよな。食べる方が甘い。そんな感じがする。
という感じで、このダンジョンは西洋の町で出来ているが、妖精オンリーのダンジョンなんじゃないかとは思っている。今まで出てきたのは全部妖精だしな。そうだと思うぞ。キリスト教関係なら、妖精じゃなくて、悪魔とか天使が出てくるだろうし。
けど、妖精ってなると、なんだろうな? 妖精王オベロンとかティターニアとか? エルフやドワーフも妖精といえばそうだし、フレイとフレイヤとかもエルフから引っ張って来れるよな? フレイとフレイヤはこじつけかもしれないけど。あれは何処かの国の神だったような気がしないでもないし。でも、西洋なのには違いないんだよな。可能性としてはあり得るんだよ。
ただ、知名度的にはエルフやドワーフが群を抜いているとは思うんだよな。妖精としてというよりも、亜人として見られているかもしれないけど。けど、流石に亜人では出てこないだろうしな。妖精って形で出てくるとは思う。
……ただ、日本においては、フレイとフレイヤよりも、エルフやドワーフの方が知名度は高いんだよな。だから、強さの逆転現象が起きるのかどうかだよな。割とあり得るらしいんだよ。特にマイナーな神話とかだと。知名度が低すぎて、格が落ちすぎる事もあるそうだ。
流石にフレイとフレイヤが知られていないって事は無いだろうし、エルフよりも強くなるとは思うんだけどな。一応、設定的にはエルフたちの王じゃなかったか? 神様でもあるんだけど。その辺は詳しい人に聞いてくれ。
とにかく、俺的には、妖精が出てくるダンジョンという事で、その辺を警戒している所ではある。当たっているのかどうかは、ボス部屋を見てみない事には解らないけどな。
「けど、なんだかんだと時間がかかっているな……。戦闘にかかる時間が増えてきた。数の暴力をするにしても、戦闘力がかけ離れていると、どうしてもな。デュラハンは積極的に確保していきたいし、何処まで出てくるのかだよな。ピクシーやキキーモラはもう出てこなくなっているし。シルキーはまだ出てくるから狙っていく対象ではあるんだけど」
「最優先はシルキーさ。シルキーが居るのと居ないのとでは雲泥の差なのさ。回復魔法を覚えているシルキーはある程度確保しておきたい所なのさ。戦闘力が弱くても、回復役なら十分なのさ」
「それは言えてるな。回復役は戦闘が終わってから召喚しても良いし、死ぬ可能性は少ないだろうしな。戦闘力よりも優先するべきものがあるか」
「ある程度はでいいのさ。拠点にも欲しいとは思うのさ。まあ、何処まで乱獲が出来るのかで変わってくるとは思うけどさ。けど、ドライアドは要らないのさ」
「貴重な種族スキル2つ持ちなんだけどな。デバフ要員って、貧乏神と丸被りだからな……。流石に俺もこれは無いなって思っているし。デバッファーなんて1人居れば十分だからなあ」
「それはそうさ。基本的にデバッファーの出番はボス戦なのさ。複数いても意味無いのさ。……例外は無い事は無いけどさ」
「うん? 例外? そんなのがあるのか?」
「何事にも例外はあるのさ。主神クラスに多い事ではあるし、ある意味では王とかそういう系統の魔物が持っているスキルの中に、眷属召喚系のスキルがあるのさ。自分の格下を呼び出すスキルなのさ。まあ、格が低ければ、召喚数に制限があったり、そのままの強さでは召喚出来ずに、半分くらいの強さになることもあるけどさ。そういう数で押してくるタイプの魔物には、デバッファーが多くいた方が良い時もあるのさ」
「……ここのボスは、推定、妖精王オベロンだよな? 眷属召喚はあり得るのか?」
「あり得るのさ。……まあ、格がそこまで高い訳ではないとは思うのさ。だからドライアドまで使わないといけないのかって言われると、微妙な所なのさ」
なるほどなあ。そういうスキルもあるのか。眷属召喚が出来るタイプの魔物も必要って事ね。敵に出てくれば面倒だけど、味方なら頼もしいからな。出来れば1枚はそういうカードが欲しい。眷属なら死んでも大丈夫なんだろうし。召喚する数に限りがあるのは仕方がないにしても、数は力だからな。囲んで叩けば、何とかなるだろうし。
「まあ、それならそれで良いけど、まずはある程度のカードの確保だな。強いカードを味方に付けないと、眷属召喚してくるような魔物とは戦えないし。ドライアドでも良いんだろうけど、デバッファーだしな。出来ればアタッカーとタンクが欲しい。そろそろオーガではきつくなってくるだろうし」
「弱いカードはどうしても使い道を探すことになるのさ。それはそれで仕方がない事だとは思うのさ。ある程度は仕方がない事なのさ」
「貧乏神は、役目があるからなあ。デバッファーは戦闘力がメインじゃないし」
「そういう事さ。まあ、死ににくくするためにも、戦闘力は上げておくのが良いのさ」
だよな。貧乏神とは最初から最後までの付き合いだとは思うぞ。デバッファーは戦闘力で評価できないし。後はバッファーもな。基本的には戦闘に巻き込まない感じで戦うのがベストだ。バフやデバフは絶対に必要。特にデバフはボス戦には必須だからな。無効化されたら意味がないけど。
けど、無効化出来るなら、ボス補正とかでしてくるとは思うんだよ。ダンジョンという場所が、こういう感じな以上は、そういう事もあり得るとは思っている。解らないんだけどな。ボスに直接聞く訳でもないし。色々と教えてもらえるのであれば、話はするだろうけど、洗脳されててそれどころじゃないって感じだからな。ボスと話が出来れば、面白かったのかもしれないけど。




