今度はあなたと共に
妹に数々の悪事を働いた公爵令嬢リリア・ナイーゼ。
ずっと野放しになっていた稀代の悪女は、遂に婚約者であった皇太子カルロの手によって断罪された。それも、大勢の貴族の目の前で。
リリアは、愛していた婚約者に最後まで信じてもらえなかった。厳しい監視の中、何度も何度も密かに救いを求めていた筈なのに。
カルロは、現実から目を背けて彼女の本質に最後の最後まで気が付くことが出来なかった。目を背けずにいれば気付けた筈であったのに。
後悔するには既に遅かった。遅すぎた。
しかし、奇跡が起こった。
何とも残酷で、非情な現実。
それは、リリアにとってもカルロにとっても同じことだった。
カルロは、何も知らぬリリアに罪滅ぼしがしたかった。
リリアは、何も知らぬカルロと距離を置きたかった。
―――初めは、本当にただそれだけだったのだ。
※短編「今度は貴方を愛さない」の連載版となりますが、
短編とは内容が大きく異なります。ご注意ください。
※メインの視点はリリアですが、度々カルロ視点です。
※皇太子カルロのざまぁ要素あり。
ずっと野放しになっていた稀代の悪女は、遂に婚約者であった皇太子カルロの手によって断罪された。それも、大勢の貴族の目の前で。
リリアは、愛していた婚約者に最後まで信じてもらえなかった。厳しい監視の中、何度も何度も密かに救いを求めていた筈なのに。
カルロは、現実から目を背けて彼女の本質に最後の最後まで気が付くことが出来なかった。目を背けずにいれば気付けた筈であったのに。
後悔するには既に遅かった。遅すぎた。
しかし、奇跡が起こった。
何とも残酷で、非情な現実。
それは、リリアにとってもカルロにとっても同じことだった。
カルロは、何も知らぬリリアに罪滅ぼしがしたかった。
リリアは、何も知らぬカルロと距離を置きたかった。
―――初めは、本当にただそれだけだったのだ。
※短編「今度は貴方を愛さない」の連載版となりますが、
短編とは内容が大きく異なります。ご注意ください。
※メインの視点はリリアですが、度々カルロ視点です。
※皇太子カルロのざまぁ要素あり。
序章 ―――皇太子カルロ
1.婚約破棄
2025/01/20 23:11
(改)
2.憑依
2025/01/21 00:16
(改)
3.事実
2025/01/21 01:21
4.後悔
2025/01/21 08:13
(改)
第一章 ――公爵令嬢リリア
1.公爵令嬢リリア・ナイーぜ
2025/01/21 20:11
2.裏切り
2025/01/22 07:10
3.救いの手
2025/01/22 19:14
4.絶望
2025/01/22 23:17
第二章 ――公爵夫人と公爵令嬢
1.二度目に迎えた朝
2025/01/23 08:10
2.母を救う覚悟
2025/01/23 23:14
(改)
3.僅かな変化
2025/01/24 19:26
(改)
4.予測不能、理解無用
2025/01/24 22:10
(改)
5.持ち出した提案
2025/01/25 12:10
6.母の死を止めるべく
2025/01/25 21:10
7.策
2025/01/26 21:17
8.人を利用するということ。
2025/01/27 23:36
9.一種の諦めのようなもの。
2025/01/28 22:13
(改)
10.走る衝撃
2025/01/29 23:40
11.子供ならではの?
2025/02/01 00:16
(改)
12.夢と現の境目で
2025/02/02 21:14
(改)
13.母の後悔(アルテミス視点)
2025/02/04 23:37
(改)