第八話:好みの味でさえ人と人には違いがあるのさ
甘ったるいケーキより、煎餅の方がお好き。
私は自分には甘い人間です。ですが砂糖と塩があったなら塩を多めにとる人です。そう、刺激がある味を求めたくなるのです。
ですが同じ味にはいつか飽きてしまいます。前世の子供時代、甘いものが大好きだった私はホットケーキを作りました。それに蜂蜜をかけて粉砂糖を振りかけた。更に生クリームをつけて苺を投入。生クリームを利用して新たにホットケーキを結合させて以下略。
はい、甘かったです諄かったです。甘すぎて反吐がでましたげげぇ。
とりま今回外に出てみた結果私は二人の子と会話をしたぞ!脳内では一人遊びみたいな感じでめっちゃ話してるけど何だかんだお喋りな質である私は久々に会話を成り立たせる事ができてうふふのふと有頂天になってましたわー。
そう、自分に甘い私は自分の気持ちを中々抑えられなかったのです。
嫌われるためなら実行しなければ!もう後の祭りかな?
しかーし、まだチャンスはたっくさんあるのです。それに全員に好かれないように全員に嫌われることってないと思うんですよ(開き直り)
人間ですからね、色々いるんですよ。嫌われてる子が好きとか、私みたいにね。
なんて戯れ言はさておき、今更で今更の今更な事を言うと、まだ6歳なんですよね私。もちろん和馬氏もですよ。
ナチュナルに話してたんですけど、不審に思われたですかね…いや、和馬氏もナチュラルってました!ペラペラ話してました!んー、まあアニメでも小学生が世界救ったりとかしてるし、この世界じゃ6歳の子でも嫌味言普通のことかもしれないね、はいこれで結論!深く考えても答えでないし。
答え出ても…過去が変わるわけじゃないですしね、ポジティブに生きましょうか。
さてさて、私の考えがまとまったところで独り言終了!今回の議題を発表だー!!!
【あれ以来和馬氏がよく部屋にいる件】
まんまだとか言うなよ!ネーミングセンスを前世に置いてきたんですー。前世にもなかったみたいですけども。犬に名前つけるとき「はじょすけとかどうよ」ってドヤ顔した思い出が蘇る…。いい名前だと思ったんだけど家族全員に全否定された前科持ち。誰かセンスくれ。
和馬氏の話をしよう。彼がいるせいで私はかえるさん人形に話しかける(愚痴る)事が出来ませぬ。
何かしら言葉に残しておきたい私には苦痛です。呟きたいですよ。
あ、今現在進行形で和馬氏は私の部屋にいます。こっちみんな。
忍者なら忍者らしく隠れていてほしいですね!お兄さんの斗真くんは命ちゃんに付きっきりみたいですけど、私は勘弁してほしいです。
部屋をわたし色に染めたかったけどこれでは無理そうだなぁ。メソメソと嘆いてみると視界の端で和馬氏が欠伸をしてる。おっおー、無関心ですか…。
いやいや、何か欠伸って緊張してる時にしちゃうから、多分乙女の部屋に入って緊張してるんだよね。
緊張して欠伸するのは猫だけだよ誠のばかばか。駄目だぶりっ子は似合わないわ。
うー、無言辛い。あの二人で歩いた帰り道は軽やかに話せてたのにな。
今じゃ話せないのはあの時とは私と彼が話す共通の話題がないからである。 部屋に入ってくんなと言えばよいのか、はたまた将来利用する時のために仲良くすべきか。
本編までの道のりが長い。私の未来は高校生までだから短いっちゃ短いけどね、でももっとイベント事が起きてほしいのね。
ガツンと胃にきそうなストレスが恋しい。愛しい。
そんで気持ちを言葉にしたい。
そうだ、日記を書くという手があった。
流石に忍者といえど人の日記は読まないだろう。
よっしそれに決定!今日の議題解決おわり!
さてと、日記を書こうかな。