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チーちゃんとの対面
草原の真ん中に、花畑が広がっている。その真ん中で、5歳くらいの女の子が、手を後ろ手に組んでモジモジしている。
「チーちゃん?」
チーちゃんはゆっくりと地に足をつけて歩いてきて、かがんでいた私の頭をなでた。
「ママ、いままでよくがんばったね」
何を?無粋な言葉をなんとか飲み込む。
そんなこと、私が一番良くわかっている。何もしてはいない。それにひきかえ、チーちゃんは私の心の中でじっと生きてきたのだ。
「チーちゃんこそ、良く頑張ったね」
「うん、でももうだいじょうぶ。ママがいるから」
頬をぬくもりが伝う。思えば公園で泣いていたのはやはり私自身だったのかもしれない。この子はそんなに弱くない。
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