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三人の私
「私の知る限り、あなたの中の人格は三人。一人目は優里、二人目はチーちゃん、そして三人目はツカサ。私はツカサに依頼されてあなたにガムを渡していたの」
「チーちゃんって、5歳くらいの女の子ですか?」
「そうよ。ガムはチーちゃんの大好物。ツカサはガムを使って人前でチーちゃんが出てくるのを抑えてたのよ」
ママ、やめて!!あの言葉がなければ、私は赤ん坊をどうしていただろう?あれが、チーちゃん。冷房の効いた室内で、手が汗ばんでくるのが分かる。
「2人と話はできますか?」
「今なら出来るわ、ツカサの要求はあなたが自分で行動を起こすことだったの。苦手でしょ?」
確かに。でも今なら、チーちゃんやツカサに会える確信がある。
「まずはツカサと話しなさい、私は見守ってるから」
不思議と話し方はわかる気がした。心に呼びかける――
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