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23.天然お嬢様のワンダーらいふ  作者: ひろーら


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2/7

第2話 ワンだよ、わん?!

登場人物紹介

青島 麗子  天然お嬢様

柿沼 誠二  お嬢様の執事

チロ子    しゃべる犬、不思議世界の案内人

たんとむ   カラクリ屋敷の主人


*登場する名称は全てフィクションです。

『たんとむ、いるんでしょ。』

「おやおや、チロ子さんじゃあ~りませんか。」

『この二人が休みたいんだって。』

「ほうほう、お二人ともお疲れのご様子じゃないですか。ではでは、例のお部屋に...。」

『え~、アレやんの...。アタシは見学させてもらうわね。さあ、柿沼さん、ボケ嬢、行くわよ。』

「何よ、ボケ嬢って。麗子様と呼んでよ。」

『何が様よ...、タライぶつけといて。』

「そっ...それは...。」

「さっ、お嬢様参りましょう。たんとむ様、よろしくお願い致します。」

「ではでは、こちらにどうぞ。」


真っ白な部屋だよ...。何も無い...。

「たんとむ様、こちらの部屋は。」

「はいはい、見ての通り白部屋です。ですが...。」

『まあ、これが次のミッションよね。休める為の物を上手く出せれば...ね。』

「そう言うことですね。分かりました。この柿沼、何とか出すよう考えます。」

「もう...眠いよぅ...ここで...ね...zzzzzz。」

「おやおや...相当お疲れのご様子ですね。ではでは、白部屋は明日にして、本日は別室にてお休み下さい。」

「すみません、たんとむ様。ではお嬢様を連れて行きます。」

『柿沼さんも大変ねぇ...。』


「チロ子さん、この世界はどのような世界なのですか。」

『う~ん、あなた方が言う不思議な世界かしらね。』

「よく迷い込む人がいると言っていましたね。」

『たまにいるのよ。無鉄砲にドア開けて入る人。普通警戒して入らないのよ。』

「お嬢様に普通は通用しませんよ。」

『でしょうね。まあ、来たからには何とか帰れるようにはしたいけど、ここにはここのルールがあるのよ。』

「ミッションをクリアする...ですか。」

『まあ、何でそんなことすんのか、アタシには分からないけどね。それに、案内係がいないと暴走するアホとかいるのよ。』

「まあ...お嬢様は天然ですが...早とちりですが...無鉄砲ですが...。」

『柿沼さん、悪口が止まらないわね。』

「はっ...すみません。つい本音が...。」

『いいんじゃないかしら。たまにはストレス発散したら。』

「でもお嬢様は良い方なんですよ。」

『まあね、ワルじゃないわよ。さあ、柿沼さんも休みなさいよ。明日も大変よ。』

「ではチロ子さん、お休みなさい。」


「お早うございます、チロ子さん。」

『あら、柿沼さん早いわね。』

「お寝坊さんのお嬢様の支度をしないといけませんから。」

『なんか分かる気がする...。』

「おやおや、お目覚めですか。」

「たんとむ様、お早うございます。」

『たんとむ、朝御飯は大丈夫よね。』

「はいはい、準備しておりますよ。おやおや、お嬢さんはまだお休みですかね。」

「今、起こします。では...お嬢様、イケメンが来ましたよ。」

「えー、イケメンどこよ!」

『なんか...アホくさ...。』

「かきぬま~、いないじゃないイケメン...。」

「お嬢様、そんなにイケメンがいいんですかね。」

「当たり前じゃない。イケメンは正義よ。」

『どーでもいいけど、朝御飯にしましょうよ。』


「これ、うまっ。」

「お嬢様、ガツガツ食べないで下さいよ。」

『麗子らしいじゃない。アタシはそう言うの嫌いじゃないわよ。』

「チロ子、わかってるぅ~。」

「おやおや、お気に召して頂けましたかな。」

「たんとむ様、お気遣いありがとうございます。」

「いえいえ、私の役目で御座います。お食事が終わりましたら白部屋の謎をお解き下さいませ。」

「あの部屋で休む所を見つけると。」

『違うわよ。あの白部屋では必要な物を見つけるの。ねぇたんとむ。』

「はいはい、左様ですね。ではではお二人が必要な出口を探してみて下さい。」

「成る程、休んだので先に進む所と言うことですね。」

「かきぬま~、喉かわいた~。」

『麗子っていつもこうなの?』

「はい、お嬢様はいつものテンションです。」

「はやく~、お茶~。」

『アンタねぇ...状況分かってる?ここはアンタの屋敷じゃないのよ。』

「じゃあ、チロ子ちゃんの家かな。」

『だから、たんとむのカラクリ屋敷って言ったじゃない。』

「たんがからむの?」

『やれやれだわ...、柿沼さん...どうすりゃいいのよ...。』

「お嬢様はこう言う方なのです。」

『アンタねぇ...ここから出て帰る気あんの?』

「ん?真っ白だねぇ...。」

『白部屋って言ったじゃない。ここでアンタが望む物出すのよ。』

「白かぁ...純白ねぇ...ワンダホー!」

前方にドアが現れた。

「お嬢様、出口が出現したみたいですね。」

「はいはい、見事クリアでございますね。」

「たんとむ様、色々お世話になりました。」

「柿沼様、この先は十分ご注意...。」

『たんとむ、それ以上は。』

「はいはい、失礼しました。ではごきげんよう。」

『さて、柿沼さん、麗子、行くわよ。』

「ちろこ~、せめてさんくらいつけてよ。」

『分かったわよ。麗子さん、行くからね。』

「ヒャッハー、ボケんだー!」

『冒険でしょ...、なんだかなぁ...。』


第3話 予告

ドアの先に待ち受けていたのは機械だらけの世界だった。麗子•柿沼•チロ子はどうする?

次回 「オイラのマシンはNO.1」

ふうふう...たんとむさんお疲れでした。

次回は...オイラの出番だな。

ではまた。

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