第2話 ワンだよ、わん?!
登場人物紹介
青島 麗子 天然お嬢様
柿沼 誠二 お嬢様の執事
チロ子 しゃべる犬、不思議世界の案内人
たんとむ カラクリ屋敷の主人
*登場する名称は全てフィクションです。
『たんとむ、いるんでしょ。』
「おやおや、チロ子さんじゃあ~りませんか。」
『この二人が休みたいんだって。』
「ほうほう、お二人ともお疲れのご様子じゃないですか。ではでは、例のお部屋に...。」
『え~、アレやんの...。アタシは見学させてもらうわね。さあ、柿沼さん、ボケ嬢、行くわよ。』
「何よ、ボケ嬢って。麗子様と呼んでよ。」
『何が様よ...、タライぶつけといて。』
「そっ...それは...。」
「さっ、お嬢様参りましょう。たんとむ様、よろしくお願い致します。」
「ではでは、こちらにどうぞ。」
真っ白な部屋だよ...。何も無い...。
「たんとむ様、こちらの部屋は。」
「はいはい、見ての通り白部屋です。ですが...。」
『まあ、これが次のミッションよね。休める為の物を上手く出せれば...ね。』
「そう言うことですね。分かりました。この柿沼、何とか出すよう考えます。」
「もう...眠いよぅ...ここで...ね...zzzzzz。」
「おやおや...相当お疲れのご様子ですね。ではでは、白部屋は明日にして、本日は別室にてお休み下さい。」
「すみません、たんとむ様。ではお嬢様を連れて行きます。」
『柿沼さんも大変ねぇ...。』
「チロ子さん、この世界はどのような世界なのですか。」
『う~ん、あなた方が言う不思議な世界かしらね。』
「よく迷い込む人がいると言っていましたね。」
『たまにいるのよ。無鉄砲にドア開けて入る人。普通警戒して入らないのよ。』
「お嬢様に普通は通用しませんよ。」
『でしょうね。まあ、来たからには何とか帰れるようにはしたいけど、ここにはここのルールがあるのよ。』
「ミッションをクリアする...ですか。」
『まあ、何でそんなことすんのか、アタシには分からないけどね。それに、案内係がいないと暴走するアホとかいるのよ。』
「まあ...お嬢様は天然ですが...早とちりですが...無鉄砲ですが...。」
『柿沼さん、悪口が止まらないわね。』
「はっ...すみません。つい本音が...。」
『いいんじゃないかしら。たまにはストレス発散したら。』
「でもお嬢様は良い方なんですよ。」
『まあね、ワルじゃないわよ。さあ、柿沼さんも休みなさいよ。明日も大変よ。』
「ではチロ子さん、お休みなさい。」
「お早うございます、チロ子さん。」
『あら、柿沼さん早いわね。』
「お寝坊さんのお嬢様の支度をしないといけませんから。」
『なんか分かる気がする...。』
「おやおや、お目覚めですか。」
「たんとむ様、お早うございます。」
『たんとむ、朝御飯は大丈夫よね。』
「はいはい、準備しておりますよ。おやおや、お嬢さんはまだお休みですかね。」
「今、起こします。では...お嬢様、イケメンが来ましたよ。」
「えー、イケメンどこよ!」
『なんか...アホくさ...。』
「かきぬま~、いないじゃないイケメン...。」
「お嬢様、そんなにイケメンがいいんですかね。」
「当たり前じゃない。イケメンは正義よ。」
『どーでもいいけど、朝御飯にしましょうよ。』
「これ、うまっ。」
「お嬢様、ガツガツ食べないで下さいよ。」
『麗子らしいじゃない。アタシはそう言うの嫌いじゃないわよ。』
「チロ子、わかってるぅ~。」
「おやおや、お気に召して頂けましたかな。」
「たんとむ様、お気遣いありがとうございます。」
「いえいえ、私の役目で御座います。お食事が終わりましたら白部屋の謎をお解き下さいませ。」
「あの部屋で休む所を見つけると。」
『違うわよ。あの白部屋では必要な物を見つけるの。ねぇたんとむ。』
「はいはい、左様ですね。ではではお二人が必要な出口を探してみて下さい。」
「成る程、休んだので先に進む所と言うことですね。」
「かきぬま~、喉かわいた~。」
『麗子っていつもこうなの?』
「はい、お嬢様はいつものテンションです。」
「はやく~、お茶~。」
『アンタねぇ...状況分かってる?ここはアンタの屋敷じゃないのよ。』
「じゃあ、チロ子ちゃんの家かな。」
『だから、たんとむのカラクリ屋敷って言ったじゃない。』
「たんがからむの?」
『やれやれだわ...、柿沼さん...どうすりゃいいのよ...。』
「お嬢様はこう言う方なのです。」
『アンタねぇ...ここから出て帰る気あんの?』
「ん?真っ白だねぇ...。」
『白部屋って言ったじゃない。ここでアンタが望む物出すのよ。』
「白かぁ...純白ねぇ...ワンダホー!」
前方にドアが現れた。
「お嬢様、出口が出現したみたいですね。」
「はいはい、見事クリアでございますね。」
「たんとむ様、色々お世話になりました。」
「柿沼様、この先は十分ご注意...。」
『たんとむ、それ以上は。』
「はいはい、失礼しました。ではごきげんよう。」
『さて、柿沼さん、麗子、行くわよ。』
「ちろこ~、せめてさんくらいつけてよ。」
『分かったわよ。麗子さん、行くからね。』
「ヒャッハー、ボケんだー!」
『冒険でしょ...、なんだかなぁ...。』
第3話 予告
ドアの先に待ち受けていたのは機械だらけの世界だった。麗子•柿沼•チロ子はどうする?
次回 「オイラのマシンはNO.1」
ふうふう...たんとむさんお疲れでした。
次回は...オイラの出番だな。
ではまた。




