第9話 テオについて(第七章時点)
テオは作中最もうるさいキャラです。
が、単ににぎやかし要員というわけでもなかったりします。
前回のマクシム回でお話しした、「初期マクシム(師匠)がユリウスに付けようとした教え子の少年」が実はテオの予定でした。初期案では十~十二歳くらい。幼いけれど気が利いて、ユリウスよりも勘が良かったりする便利キャラ。誰だおまえは。
しかしマクシムがユリウスの老師匠から実父に変わってしまったため、テオの設定も刷新されました。
実は大昔の旧版では蛮族の頭目の名前がテオドリックだったのです。東ゴート王の名前まんまですね。
そして、テオ少年は孤児でマクシムに拾われたため、出自不明。もしかして蛮族と関係が……?と匂わせるつもりだったんですよね。
結局、丸ごと設定が変わったため、テオは普通の平民の子ということになりました。
九人兄妹の長男。竈門家よりも大変そうです。実際、テオは軍からもらった支度金も、毎月の給金もほとんど実家に仕送りしています。自分は軍でご飯がたくさん食べられるので。
普段の言動は粗忽な現場猫ですが、実家ではしっかり者のお兄ちゃんだったりするんですよね。
ただし、トゥレンの胃痛の種ではあります。
聖女の護衛に抜擢されたのも、ただの顔採用。「童顔」、ただそれだけの理由で。
イアスの監視から目をそらせるためのデコイ(おとり)ですが、本人はそうとは知らず、自分も出世したな~と思っています。真実を知らない方が幸せでしょうね。




