第8話 マクシムについて(第三章時点)
マクシムはユリウスの父親です。
第一話で聖女離宮にやってきて、早く逃げろと言いに来たおじさんです。思い出したでしょうか。
すでにユリウス回でお話ししている通り、ユリウスの経験不足を補うために必要になって出てきたキャラです。旧作には存在していませんでした。
そして、今の「アウレリア」を書くに当たって、当初の構想ではまたマクシムは全然別人でした。
最初は、「ユリウスが聖女を連れて逃亡する際、助けを求めに行く昔の恩師」設定を考えていました。
これも旧作の、「旧ユリウスが銀髪イケメン師匠(トゥレンの前世)を頼っていく」という流れをそのまま汲んでいます。ワンオペ介護はしんどいですからね。
この場合のプロトタイプ・マクシムのイメージは、オビ=ワン(スターウォーズ)。しかし、恩師はもう老体なので自分は随行できないから代わりに連れて行けと、見習いの少年を付ける予定でした。
結局その案はボツとなり、マクシムは老師から父親にジョブチェンジ。そしてだいぶ聖女に甘い過保護おじさんになりました。その分、息子にはやや厳しめのようですが。
聖女のためには好物のドライフルーツやナッツを練り込んで焼いたパンを用意するのに、息子には硬い煉瓦のようなレーション(軍用携帯食)とかさぁ……差別かな?
ユリウスが四年間配属された北方警備隊はだいぶガチの戦闘集団なので、十二歳の息子をそこに突っ込むというのもなかなかアレですね。跡継ぎなのに。
マクシムの家業についてはまた後ほど本編で明かされる予定です。




