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「黄金のアウレリア」制作ノート  作者: 北峰


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第3話 ユリウスについて(第四章時点)

 今回はユリウスについて。

 お察しの通り、名前はユリウス・カエサルからもらってきております。

とはいえ実際には「ユリウス」は氏族名で、カエサルの個人名は「ガイウス」なのですが、この物語ではその辺りは完全に取っ払っております。

 アウレリアが呼ぶのは「ねえ、ガイウス」より「ねえ、ユリウス」の方が良くないですか?(そこか)


 読みやすさ優先で、基本的に固有名詞をできるだけ削る仕様にしておりますので、ユリウスにも本来は家名がありますが、あえて出しておりません。フルネーム表記は今のところ、アウレリア、レックス、ヘリオスの三名だけです。しかも全員、覚える必要はありません。


 それはさておき、ユリウスの原型くんはもともと脳筋姫の親衛隊長という役回りでしたので、旧作では姫と一緒に戦場を駆け回っていたはず……です。(そこまで書く前に原稿は止まっていた)

 しかし転生ユリウスくんはいまだに戦果ゼロ。見習い期間に戦場で後方支援はやっていたものの、実際に殺し合いはまだ一度もしたことがありません。大きな違いはここでしょうね。


 アウレリアと幼馴染的な関係性はあるものの、途中で四年間離れていたという設定は後から必然的に作られました。

 というのも、成人までずっと王都で聖女付き→そのまま護衛騎士という履歴だと、あまりに実務経験がなさすぎる。彼は第三章でワンオペ介護をしなければならないので、その裏付けとなる実績が必要になったんですよね。


 そこで、12歳から4年間、最も厳しいブラック職場に放り込まれていたという設定が生えました。

そしてバックアップはほとんどマクシムの手回しということにもなりました。


 何の経験もない若造が聖女を連れて脱出し、変装や替え馬や糧食を事前に完璧に用意し、協力者にも根回しし、行き先も見極めて逃亡する――などというのはあまりにファンタジーすぎますからね。魔法があればどうにかなるかもしれませんが。

 魔法の代わりにあてがわれたのが、用意周到おじさんのマクシムです。まだ3年間内勤しかしていないユリウスにここまでの逃亡準備は不可能ですから。


 リアリティ底上げのために履歴書を書き換えられた男、それが漂泊の騎士ユリウスくんです。

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