第14話 「鴉の止まり木」について③(本編第三章まで&外伝)
鴉語りも三回目となりました。
『第七話 鳥籠の番人』
このタイトルは、幕間「黄金の記憶」内の名称から。
聖女離宮は鳥籠。
聖女は雛鳥。
そして護衛騎士はその番人。
聖女を危険から守るというより、聖女が逃げ出さないよう監視する役目の方が強かったりします。
ユリウスは父から役目を引き継ぐ時にその内情も知らされているんですよね。
正直なところ、マクシムやユリウスのメンタルがレックスやトゥレンに近かったら、ここまで罪悪感を抱くことはなかっただろうなと思います。あいつらも当然人の心はありますが、ドライに割り切る回路が完成していますし。そこが上に立つ者と使われる者の違いなのかもしれません。
そしてユリウスは修行のために北方へ。
これも元は逃亡編を書くのにユリウスの経験不足を補うための設定だったはずが、アウレリアの孤独を深める作用を果たすことになりました。
また、この修業時代の話も後々出てくる予定です。
『第八話 黒い嵐』
ホノリウス関連の話ばかりタイトル「黒」になってしまった……! まあいいか。
疫病で王族が死にまくったという設定自体は、王位争いを単純化させるためで、そこまで深い理由はなかった……はずなのですが……!
そうは言ってもあまりに死にすぎたので、不審死という処理に落ち着きました。
誰も殺したとは一言も言っていませんよ。公式記録では全員病死です。
ちなみにマクシムが途中で思い浮かべた「感染者の寝具を使う」手口は、大航海時代に利用されたことでも知られていますね。かのインカ帝国を滅ぼした非道な手段として悪名高い「コレラ毛布」です。
ウイルスの存在は発見されていなくても、接触が感染源だということは経験から推測できるでしょうからね。
『第九話 鴉を継ぐもの』
いきなりユリウスじじ、冒頭でナレ死しました。
もともと忙しいマクシムの代わりにサバイバル技術を教え込む人間が誰か必要だったという理由で出した祖父だったので、疫病の犠牲者になってもらいました。陰謀だけでなく普通に疫病で死んでいる人はいるという意味も含めて。
本編にじいちゃんが出てこないのに生かしておくわけにもいかず、かと言って誰かに殺されるわけにもいきませんしね。ここでマグヌスが闇討ちに遭ったとかだと、また話がややこしくなる(笑)
そしてついにユリウスが護衛就任。
ラブロマンスなら、ここで運命の再会!となるところなんでしょうけど、うちそういうのやってないんで……
トラウマの再燃と呪いの継続ですよ……(ひどい)
本編の人物紹介で「謝罪bot」などと揶揄しておりましたが、実際にはかなり暗い理由が隠されておりましたね。この設定自体は当初からありましたが。(それでいて謝罪bot呼ばわりしていた模様)




