165.密談
ギシギシとベッドが軋む音が部屋に鳴り響く。
ーあん あん あんー
肉と肉がぶつかり合う事に女の喘ぎが大きくなる、その喘ぎ声は男の興奮を掻き立てた。
「おら、もっといい声で鳴けよ!」
ミスラウェル聖皇国に所属するセイヤは人生の絶頂を満喫していた。
欲しいものは何でも手に入り、どんなわがままでも許されるからだ。
いつもの様に白濁した液体を女の中に注ぎ込む。
(……あー、気持ちぃ〜)
全てを出し終えたセイヤはイチモツを引き抜く、女の股から白濁した液体が溢れ落ちた。
「本当可愛いなおまえ」
賢者タイムの余韻を残しつつ、女の頭を撫でながらセイヤは甘い言葉を囁いた。
横に寝そべる女は顔を赤くしながらも、セイヤの腕に抱かれている。
「……あの、セイヤ様」
女は嬉しそうな笑みを浮かべる、その姿にセイヤはどうした?と聞き返した。
「セイヤ様の赤ちゃんできました!私とっても嬉しいです!」
女はお腹に手を当てる、そして新たな命を感じると愛おしい思いを溢れさせた。
女はセイヤの顔を見る、きっとセイヤも驚きながらな喜んでいるだろうと思った女は、不機嫌な表情をするセイヤを見て疑問を浮かべた。
「……どうしたの?」
「……チッ、ふざけんな」
「え?」
女は怒り出すセイヤに戸惑う。
「勝手に妊娠してんじゃねぇよ!!」
そう言うとセイヤは女の腹にグーパンした。
女はお腹を抱えて苦しそうにしている。
「……おい!」
セイヤは扉の方に声を掛け執事を呼んだ。
「こいつ処分ね」
女の髪を掴み顔を上げさせながらセイヤは執事にそう告げる。
一礼すると執事は女を担いで部屋を出た。
暫くして執事が戻って来る。
「処分致しました、それよりも今月に入ってこれで13人目です、もう少し数を減らせませんか?」
執事は恭しく頭を下げた。
「あ?勝手に女が孕むんだから仕方ねぇだろ、それより俺に指図するの?」
セイヤは執事を睨む。
「……いえ、申し訳ございません」
そう言うと執事は部屋を出る。
「……この人生最っ高!」
そう言うとセイヤは高笑いを上げた。
◇ ◇ ◇ ◇
その頃、教皇の寝室でも肉と肉がぶつかり合う音が響く。
「アストリカ!き、気持ちいいよ」
「教皇様の大っきい!」
教皇フロイズンの上に乗るアストリカは上下に腰を振る。
暫くそうしているアストリカの中に熱いものが下から昇って来た。
「ふー、今日も良かったぞ」
「気持ち良すぎておかしくなりそうでした」
ご満悦な表情を見せるフロイズンに、1ミリも思ってない嘘を平然とアストリカは吐いた。
これも担当であるセイヤの為だ、もはや貞操観念などこれっぽっちも無い。
伽が終わった後はアストリカのいつものおねだりタイムだ。
国の予算からセイヤと自分が贅沢できる金をぶん取る算段だ。
「よかろう、だがこのままでは近いうちに手打ちになりそうだ」
アストリカのおねだりをフロイズンら快諾する。
民の血税がこんなくだらない事に使われているのだ民の自殺率は年々増加している、そしてここ最近になり予算が全然集まらない事にフロイズンは頭を悩ませていた。
「あらゆる税金を掛けているが、どうやら民も限界の様だ」
「そ、そんな!困ります!」
アストリカは途端に慌て出す、このままではセイヤに嫌われてしまう。
「……何かいい案があればな」
フロイズンは頭を悩ませる、その時ある事を閃いた。
「内に無いなら外から持って来ればいい」
その案は略奪だった、ミスラウェル聖皇国は大国であり周辺諸国には対抗できる国など存在しない。
「適当に大義を作って戦争でもするか、だがどの国にしようか」
「どの国に決めるかは私に決めさせてくれませんか?」
「ん?構わぬが」
「……ここ最近建国した神樹国アクティースなどどうでしょうか?噂によれば潤沢な資源がある様です」
アストリカは宝石屋に行った時、店主からその情報を聞いていた。
「ほう、それはいいな」
フロイズンはニヤリと笑う。
「準備に時間が掛かりますが、きっとミスラウェル聖皇国の圧勝でしょう」
アストリカも同じ様に笑う。
セイヤがミスラウェル聖皇国に所属した事により、四大国の力の均衡は崩れた。
今やミスラウェル聖皇国が世界で一番の軍事大国となりつつあった。
「ははは!あたりまえだ、近々会議を開こう」
そう言いながらフロイズンはバスローブを羽織る。




