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宇宙創戦記《うちゅうそうせんき》XTENTION《エクステンション》 本編  作者: ヒイロ・ユウ


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第58戦記 ハイスクール・ギア

 天越学園へ乗り込んだマッドエンペラー連合。


 勝つためには手段を選ばない卑劣漢の竜二に、悠理たちはどう立ち向かう?




【星龍會アジト】


 マッドエンペラー連合が天越学園へ乗り込む前、星龍會のアジトは大騒ぎしていた。


星龍會幹部「会長‼ 若がアーマード・ギアとギア・スーツを持ち出しました‼ 《《新型》》もありません‼」


辰夫「あのバカ息子が‼ すぐに向かえ‼︎」


星龍會幹部たち「はい‼︎」


「俺もちょっくら行ってみっか…」


 幹部たちとともに《《謎の男》》も竜二たちの元へ向かった。




【天越学園】


 時は戻り、天越学園ではメンバーたちが悠理とニコルを探して大暴れし、生徒たちが叫びながら逃げ回っていた。


M・E・UメンバーA「大和悠理とニコルソン・リューゲンはどこだぁ⁉︎」


M・E・UメンバーB「早く出しがれ‼︎」



男子生徒たち「マ…、マッドエンペラー連合だぁ‼︎」



陸翔「まさかアイツが⁉︎」



浩樹「昨日の御礼参りか⁉︎」



玲「やだ、恐い‼︎」



亜里沙「拓哉、ニコル、悠理…‼︎」



拓哉「竜二のヤツだな‼︎」



昇太・松山・竹原・梅澤「聖母まり〜な、我らに奇跡を〜〜〜‼︎」


 テニス部の玲・バレー部の亜里沙・コンピューター部の昇太とオタクたちは、警報と騒ぎを聞きつけ外の様子を見た。


 竜二がいると察知した拓哉は軽音部の部室を、陸翔は体育館を、浩樹は功夫部の部室を抜け出した。



悠理「さっき、僕とニコルを出せって聞こえた…‼︎」


M・E・UメンバーA「おい、大和悠理だな⁉ ぐおぉ‼」


悠理「…⁉ ニコル‼」


 校舎の中まで入り込んだメンバーたちが悠理に襲いかかろうとした瞬間、ニコルがメンバーの一人を殴り倒した。



ニコル「コイツらは多分、あの般若男が呼んだ仲間だろう‼」



M・E・UメンバーB「見つけたぜ、銀髪‼ ぐあぁ‼」


 メンバーの一人がニコルを見つけた瞬間、動地も介入しメンバーの一人を蹴り倒した。



動地「暴力は嫌いだが、学園の風紀を乱し生徒を傷つける気なら、防衛手段は取らせてもらう‼」



悠理「動地さん⁉」



女子生徒たち「キャーーー‼ ジェイズ系のイケメンが三人も並んだわ‼」



ニコル「悠理、行くぞ‼」


動地「悠理くん、無理はしなくていい‼」


悠理「相手の狙いは僕とニコル‼ だったら僕も行きます‼」


加藤「待てぇー、大和、ニコルソン‼︎」


小宮「竜二さんのところへ来い‼︎」


甲斐山田「さもないと…‼︎」


ニコル・動地「邪魔だ‼︎」


3K「ぶへぇぇぇ‼︎」


 悠理・ニコル・動地の三人は3Kを瞬殺すると、はしゃぐ女子生徒たちをよそ眼に、校庭へ向かった。



渚・朱音・恵美子「キャーーー、誰かー--‼」


浩樹「はっ…⁉ 杏花さん‼」


M・E・UメンバーC「杏花・E・ティアー、いい身体してるぜ‼」


M・E・UメンバーD「俺たちにサインくれよ‼」


浩樹「杏花さん、あなたは俺が‼」


杏花「はあぁぁぁ、どりゃあぁぁぁ‼」


M・E・Uメンバーたち「うおぉぉぉぉ‼」



浩樹「えっ…⁉」



 杏花が回し蹴りでメンバーたちを一掃する様子を見た浩樹は、啞然として言葉が出なかった。


渚・朱音・恵美子「すごい杏花ちゃん‼ 美人でスポーツ万能で、しかも強いのね‼」


杏花「パパからMCMAPを習ってたからね。残念がることないわよ、浩樹。守ろうとする気持ちだけでも嬉しいからさ‼」


浩樹「はい、杏花さん‼」


 杏花は自分を守れなくて少し残念そうにしていた浩樹を励ました。



松山・竹原・梅澤「ひいぃぃぃ‼ 昇太氏ーーー‼」


昇太「僕に頼らないでよぉぉぉ‼」


麻里奈「コンピューター部員たちよ、こっちでござる‼」


昇太・松山・竹原・梅澤「まり~な⁉」



M・E・UメンバーE「どこへ行った⁉」


M・E・UメンバーF「ん…⁉ 床下の網目模様は何だ⁉」


麻里奈「十兵衛‼」


十兵衛「電磁ネットノ計、発動‼」


M・E・Uメンバーたち「がべべべべべべ‼」


 麻里奈は昇太とオタクたちたちを曲がり角へ退避させると、メンバーたちを誘い込み、十兵衛とともに電磁ネットの計でメンバーたちを感電させた。


昇太・松山・竹原・梅澤「聖母まり〜なの奇跡が起きた〜〜〜‼︎」


麻里奈「オ、オーバーでござるよ…」


 麻里奈に向かって手を合わせて祈るコンピューター部の面々に、麻里奈は少し引き気味だった。



M・E・UメンバーG「雪月萌に花山院小百合‼ 人質にすりゃあ、一儲けできるぜ‼」


萌「えいっ‼」


M・E・UメンバーG「うわぢゃあぁぁぁ‼」


 萌はメンバーの一人の顔に沸かしたてのお茶をぶっかけた。


M・E・UメンバーH「この、やったな‼」


小百合「萌様、お伏せになって‼ はあぁぁぁぁ‼」


M・E・Uメンバーたち「あっ、いっ、うっ‼」


 小百合は茶室にあった弓を手に取ると、練習用の矢で素早くメンバーたちの額を射抜いて倒した。


萌「小百合ちゃん、強いんだね‼」


小百合「おほほ、わたくし弓道10段ですの‼ ですが、萌様の意表を突く戦法もなかなかのものですわよ‼」



天野「町田先生、機甲警察へ通報を‼︎」


麻衣子「はい‼」


M・E・UメンバーI「おい、サツを呼ぶ気かよ⁉ ぐおおおっ‼」


 麻衣子と天野にメンバーが近寄ろうとした瞬間、三村が正拳突きを背後から当てて倒した。


麻衣子・天野「三村先生‼」


三村「ここは貴様らのような不真面目な者が来るところではない‼ 学園長と町田先生は安全な場所へ‼」



M・E・UメンバーJ「おお~、イイ女‼ 生足がたまらんぜ…‼」


ナオミ「うふっ♡ じゃあ、お注射してあげる♡」


M・E・UメンバーJ「あっ…、あぁ…」


 ナオミは麻酔注射をメンバーに刺し、気絶させた。



M・E・UメンバーK「ここは誰もいねぇな、うおっ…‼︎」


M・E・UメンバーL「何だ⁉︎ 急に誰かが殴りやがっ、ぐあっ…‼︎」


田中「こういう時ぐらいしか無いんですかね、私の出番は…」


 田中は持ち前の存在感の薄さで忍者のように気配を消し、メンバーたちをモップで殴って倒した。



拓哉「オラァ‼︎」


M・E・UメンバーM「うあぁ‼︎」


陸翔「そらよっ‼︎」


M・E・UメンバーN「どえぇ‼︎」


浩樹「はあっ‼︎」


M・E・UメンバーO「ぐえぇ‼︎」


拓哉「陸翔、浩樹‼︎ 校庭に向かうぞ‼︎」


陸翔・浩樹「ああっ‼︎」


3K「待て、お前ら‼︎ 昨日はよくも‼︎」


拓哉・陸翔・浩樹「3Kは邪魔だ‼︎」


3K「どっしぇぇぇ‼︎」


 メンバーたちを倒していき、復活したばかりの3Kも瞬殺すると、拓哉たち三人は校庭を目指した。



大河内親衛隊たち・女子生徒たち「大河内様ーーー‼︎」


大河内「ぼ…、暴力反対だ‼︎ 話し合いで平和的に…‼︎」


M・E・Uメンバーたち「ぬおぉぉぉ‼︎」


動地「大河内くん、君は下がっていたまえ‼︎」


ニコル「格好つける暇があるなら、さっさとそいつらを避難させろ‼︎」


大河内「は、はい…」


女子生徒たち「動地さん…、ニコルくん…♡」


大河内「えええっ…⁉︎」


 大河内は親衛隊や自分のファンたちの前で無謀にもメンバーたちに挑もうとしていたが、ニコルと動地が介入し、メンバーたちに飛び蹴りを当てて倒した。


 それを見た大河内ファンの一部は動地とニコルに心が移ってしまい、また大河内のファンが減った。



杏花「はあぁぁぁ‼︎」


M・E・Uメンバーたち「ぐおぉ‼︎」


麻里奈「十兵衛、V-MAX発動でござる‼︎」


十兵衛「承知‼︎」


M・E・Uメンバーたち「どあぁぁぁ‼︎」


萌「えい、えい、えい、えい‼︎」


M・E・Uメンバーたち「何だ⁉︎ 滅茶苦茶にものを投げて来るぞ、うあぁぁぁ‼︎」



杏花「麻里奈、萌、十兵衛‼︎」


麻里奈「皆、無事でござったか‼︎」


萌「そう言えば、悠理くんは⁉︎」


十兵衛「校庭ニ、悠理ノ姿ガ見エルゾ‼︎」


杏花「私たちも向かいましょう‼︎」


 合流した杏花たちは、悠理の姿を確認すると急いで校庭へ向かった。



悠理「アイツは⁉︎」


動地「そうか、この不良たちは俠星高校の生徒たちか‼︎ 美しい新中野区を汚す害悪め‼︎」


竜二「待っていたぜ‼︎ 大和、ニコルソン‼︎」


 悠理・ニコル・動地の三人が校庭にたどり着くと、校門付近に竜二と多数のメンバーたちが待ち構えていた。


ニコル「般若男、30万では飽き足らず、今度は100万のサル山のボス猿にでもなったか⁉︎」


竜二「減らず口もそこまでだ、クソガキ‼︎ 構えろぉ‼︎」


「ガチャガチャ…‼︎」


 竜二のかけ声でメンバーたちは、一斉にプラズマガンやプラズママシンガンを構えた。



竜二「俺は星龍會会長の息子‼︎ 軍隊の装備だって調達できるんだ‼︎ だが、驚くのはまだはえぇ‼︎ ギア・スーツ隊、アーマード・ギア隊、出ろぉ‼︎」


動地「ギア・スーツにアーマード・ギア⁉︎ たかがケンカでそうまでして勝ちたいか‼︎」


 竜二がv Phoneで、後方に控えていたメンバーたちと通信をすると、一斉に多数のギア・スーツと星俠が駆動音を立てながら、街中で天越学園へ向けて移動を始めた。



M・E・Uメンバーたち「どけどけどけぇー‼︎」


女性住民たち「キャーーー‼︎」


M・E・Uメンバーたち「オラオラ、踏み潰すぞ‼︎」


男性住民たち「うわぁぁぁ、逃げろー‼︎」


 ギア・スーツと星俠が天越学園付近にたどり着くと、竜二は再び話し始めた。



竜二「見ろ、そこら辺の武闘派アウトロー集団なんかとは一味も二味も違うだろう⁉︎

 俺たちは未来派ハイテクアウトロー集団、機甲暴走族マッドエンペラー連合だぜ‼︎ ハハハハハハ‼︎」



男子生徒A「えげつねぇ、普通不良がここまでやるかよ‼︎」


男子生徒B「あれがマッドエンペラー連合が他のアウトロー集団と一線を画す理由だ‼︎」


男子生徒C「武力・人数・組織力と全てで他を上回り、機甲暴力団やスペースマフィアとの抗争にも介入を依頼されると聞く‼︎」



拓哉「おーい‼︎」


悠理「拓哉、陸翔、浩樹‼︎」


竜二「ほう、北村も来たか‼︎ ちょうどいい、まとめてブチ殺せ‼︎」



動地「君たち、危ないから下がっていろ‼︎」


拓哉「いや、俺たちも戦うぜ‼︎」


陸翔「自分だけ女の子たちの前で格好つけようなんていけませんよ、会長‼︎」


浩樹「俺は、杏花さんをこの手で守りたいんです‼︎」


動地「無理はするんじゃないぞ…‼︎」


 動地は拓哉たちを下がらせようとしたが、拓哉たちの熱意に押され、戦列に加わることを許可した。



玲「みんな大丈夫かな⁉︎」


亜里沙「少し様子を見に行きましょう‼︎」


M・E・UメンバーP「おっと、女が二人も隠れてたか‼︎」


M・E・UメンバーQ「誰も見てねぇな、ついでに犯っちまうか⁉︎」


 体育館倉庫に隠れていた亜里沙と玲が外の様子を見ようとドアを開けたところを、メンバーたちに見られ見つかってしまった。


玲「嫌あぁぁぁ‼︎」


亜里沙「それえぇぇぇ‼︎」


M・E・Uメンバーたち「てえぇぇぇ‼︎」


亜里沙「今の内よ、玲‼︎」


玲「うん‼︎」


M・E・UメンバーP「逃がすなー‼︎」


 玲はバスケットボールを投げ、亜里沙は籠を倒してバスケットボールを転がしメンバーたちを転倒させると、隙を突いて逃げた。



 校庭に6人で立ち並び、マッドエンペラー連合と対峙する悠理たち。


 学園内で人気の男子生徒が勢揃いしている様子に、他の男子生徒たちは注目し、女子生徒たちは不安を感じつつも胸をときめかせていた。


男子生徒たち「スゲェ、人気の男子生徒が勢揃いだ‼︎」



拓哉「竜二、今度こそケリつけてやる‼︎」


陸翔「相手は銃持ちだ。闇雲に突っ込むなよ、拓哉‼︎」


浩樹「不良相手に功夫は使いたくなかったが、杏花さんを守るためなら‼︎」


動地「僕とニコルくんで前線を崩す、拓哉くんたちは後方を頼む‼︎」


ニコル「俺に指図をするな、生徒会長。俺は自分のやりたいようにやる」


悠理「とりあえず来たけど、僕はどうすればいいんだろう⁉︎」



女子生徒たち「キャーーー‼︎ まるでジェイズ系アイドルのような最高で最強の組み合わせよ‼︎」



竜二さん「何ゴタゴタ言ってやがる‼︎ まずは歩兵隊とギア・スーツ隊、行けぇ‼︎」



悠理(ん…、《《またか》》…⁉︎)



悠理「やってやるぞ、ゴミクズ野郎ども‼︎」


男子全員「オォォォォォ‼︎」



 全面衝突を開始した、天越学園とマッドエンペラー連合。


 丸腰の悠理たちは、一体どう立ち向かうのか?




【次回予告】


ナレーション:凍氷将《とうひょうしょう》アイ・スーノ


 はいはーい‼︎ スーたんだよ‼︎ みんな、あたちのこと覚えてね♡


 次はねぇ、天越学園のイケメンくんたちが大活躍するよ‼︎


 この様子だと、あたちのお手伝いも必要無さそうだね‼︎


 みんな〜、頑張ってね〜♡


 次回、宇宙創戦記XTENTION‼︎


 【第59戦記 無敵の高校生たち】


 って言うお話ちだよ。お楽ちみにね♡

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