第44戦記 中央突艦
皆の希望を託し、ネオ新宿区の上空を飛行するミカサ・グレート。
その雄大な艦影は、雲のように地面を覆い尽くした。
【ネオ新宿区 都心近郊】
萌「ほえ〜、デカい…」
麻里奈「大船に乗った気で戦えるでござるな‼︎」
十兵衛「小船、中船、大船‼︎」
杏花「すごいじゃん、直虎‼︎ 私たちは引き続き、コイツらに当たるわね‼︎」
直虎「ええっ、お願い‼︎」
G・T「了解‼︎」
福山「ところでお前が艦長と言うことは、やっぱり俺が副長か?」
直虎「しょうがないじゃない、アンタしかいないんだから」
レーチェル「じゃあ私は参謀長ってところね」
福山「はい、了解しました…。立花少佐」
直虎「こちらこそ、お願いしますね…‼︎ 福山特務大尉‼︎」
オズマ「フン、大きければいいものでもないわ‼︎ 数で押し潰せ‼︎」
直虎「単純ね。星海のネルソン直伝の艦隊戦術、見せてあげるわ‼︎」
オズマ「フォレスト級、正面の敵に向けて一斉砲撃だ‼︎」
前線に位置するフォレスト級が、一斉にプラズマキャノンで砲撃を開始した。
直虎「来たわね。右舷・左舷、連装プラズマキャノン、発射用意‼︎」
砲術士A「連装プラズマキャノン、発射準備よし‼︎」
直虎「撃てー‼︎」
政府軍兵艦長たち「う、うおあぁぁぁ‼︎」
直虎「続けて、大型プラズマ巡航ミサイル、連続発射‼︎」
政府軍兵艦長たち「うあぁぁぁ、総員退避だ‼︎」
ミカサ・グレートは前線のフォレスト級艦隊を壊滅させた。
悠理「すごい…‼︎」
オズマ「おのれ、第二陣かかれー‼︎」
フォレスト級の第二陣が続々と現れ、ミカサ・グレートへ砲撃を開始した。
直虎「プラズマフィールド、展開‼︎」
レーチェル「プラズマフィールド展開‼︎ 全ブロックの超量子エネルギーのコネクターを連結させて‼︎」
オペレーターA「全ブロック、超量子エネルギーのコネクターを連結しました‼︎ プラズマフィールドを展開します‼︎」
ミカサ・グレートは艦体全体にバリア状のプラズマフィールドを展開し、フォレスト級の艦隊が次々と放つプラズマキャノンを防いだ。
明日美「バリアまで張れるのね‼︎」
直虎「ハイパーアドミラル砲、発射用意‼︎」
砲術士B「ハイパーアドミラル砲、照準合わせ‼︎ 目標、敵艦隊中央‼︎ 発射準備完了‼︎」
直虎「撃てー‼︎」
政府軍兵艦長A「う、うわあぁぁぁ‼︎」
政府軍兵艦長B「これ以上は持たん、本艦を破棄する‼︎」
政府軍兵艦長C「総員、消火作業を急げ‼︎」
ミカサ・グレートは艦体の正面に三つ取り付けられた主砲、ハイパーアドミラル砲を発射し、第二陣のフォレスト級も一気に壊滅させた。
麻里奈「まさに無敵戦艦でござるな‼︎」
杏花「私たちも負けてられないわ‼︎」
十兵衛「負ケラレナイ、負ケラレナイ‼︎」
オズマ「たった一隻の戦艦に、こうも次々と…‼︎ アーマード・ギア部隊、一気に畳み掛けろー‼︎」
政府軍兵たち「はっ‼︎」
ネバダ級やアラスカ級も砲撃を開始し、中からはスチュアート・スカイフィッシュ・バンガードなどが出てきて、一斉にミカサ・グレートを取り囲んだ。
直虎「バイス・アドミラル砲、撃ち続けて‼︎ 対空砲火、対空プラズマバルカンで敵アーマード・ギアを迎撃して‼︎」
砲術士C「バイス・アドミラル砲、アラスカ級に向けて発射‼︎」
砲術士D「対空プラズマバルカン、迎撃開始‼︎」
ミカサ・グレートは副砲であるバイス・アドミラル砲をアラスカ級の艦隊に発射し続け、迫り来るアーマード・ギアの大軍は対空プラズマバルカンで牽制・迎撃した。
直虎「操舵手、取舵いっぱい‼︎ 10時の方向へ向けて‼︎ 敵艦隊を誘い込むわよ‼︎」
操舵室長「取舵いっぱい‼︎ 10時の方向へ旋回‼︎」
福山「まさか…、《《あれ》》をやる気か…?」
麻里奈「あれは丁字戦法⁉︎」
杏花「丁字戦法⁉︎」
麻里奈「敵艦隊の進路を遮るようにT字に艦隊を配置し、戦闘の敵戦艦から順次集中砲火で撃沈していくと言う戦法でござる。
かの「東郷平八郎」はこの戦法で、日露戦争を勝利に導いているのでござるよ」
明日美「でも、たった一隻じゃ無理があるのじゃないかしら?」
萌「秘策でもあるんじゃない?」
オズマ「たった一隻の戦艦でそんな戦法が通用するか‼︎ 集中砲火の的だ‼︎」
ミカサ・グレートは、プラズマキャノンが飛び交う中、そのまま航行を続けた。
オペレーターB「ああっ‼︎ 右舷被弾‼︎」
直虎「構わないわ‼︎ そのまま敵艦隊の正面まで航行して‼︎」
レーチェル「これは…、そろそろ準備をした方がよさそうね」
オペレーターC「敵艦隊の正面に到着‼︎」
直虎「本艦を敵艦隊の正面へ旋回‼︎ プラズマフィールド出力全開‼︎」
操舵室長「敵艦隊の正面、1時の方向へ旋回‼︎」
機関室長「クアンタムエンジン、フルドライブ‼︎」
オペレーターA「全ブロック、超量子エネルギーのコネクターを連結‼︎ プラズマフィールド出力全開‼︎」
直虎「三笠刀、射出‼︎」
オペレーターB「三笠刀、射出します‼︎」
ミカサ・グレートは艦体の先端部分から短刀のような形をしたブレードを射出した。
直虎「超量子エネルギーを三笠刀へ集中させて‼︎ 突っ込むわよ‼︎」
オペレーターC「超量子エネルギーを三笠刀へ送信‼︎ エネルギー充填率10%‼︎」
先端にある三笠刀に超量子エネルギーが集中し始めた。
オズマ「何をする気だ、奴らは…⁉︎」
オペレーターC「エネルギー充填率30%‼︎」
リチャード「4連装プラズマランチャーを受けやがれ‼︎」
明日美「だったらこっちはGバスターライフルで‼︎」
オペレーターC「エネルギー充填率50%‼︎」
最終隊員「プラズマランサー、唐竹割り‼︎」
政府軍兵「うおぉぉぉっ‼︎」
オペレーターC「エネルギー充填率75%‼︎」
ガイアソード隊「ガイアスラッシュハリケーン‼︎」
十兵衛「悠理、危ナイッ‼︎」
悠理「えっ、うわぁっ‼︎」
杏花「バカ悠理、もういいわ‼︎ ガイアソード隊は私が相手をするから、アンタはあのバカの相手をしなさい‼︎」
悠理「分かった…‼︎」
リチャード「またバカって言ったな‼︎ 今ので合計8回目だ‼︎」
オペレーターC「エネルギー充填率95%‼︎」
オペレーターB「左舷被弾‼︎」
福山「安全装置、作動‼︎」
オペレーターA「安全装置を作動‼︎ 艦内総員、対ショックに備えろ‼︎」
ミカサ・グレートの乗組員は総員、強力なGに備えて安全装置で身体を固定した。
オペレーターC「98…、99…、100‼︎ エネルギー充填率100%‼︎」
直虎「ミカサ・グレート、突艦‼︎」
ミカサ・グレートはネバダ級やアラスカ級の艦隊に向かって、真っ直ぐに突撃した。
オズマ「な…、突撃するだと‼︎」
政府軍兵艦長D「総員、至急退避だあぁ‼︎」
政府軍兵艦長・政府軍兵たち「うわあぁぁぁぁ‼︎」
大海原を突き進むように、敵艦隊の中央を一点突破していくミカサ・グレート。周囲にいた戦艦やアーマード・ギアを、次々と誘爆して撃墜していった。
オズマ「バ…、バカなぁ…⁉︎ あれだけの艦隊をこうも簡単に…‼︎」
オペレーターA「安全を確認‼︎ 安全装置解除‼︎」
直虎「ふぅ…、これがかの「東郷ターン」からの玉砕覚悟の一点集中、中央突艦戦術よ‼︎ これだけ科学が発展した未来でも通用するなんて、偉大な先人の知恵に感謝ね‼︎」
麻里奈「見事な戦術でござる‼︎」
萌「戦艦をぶん投げるのもだけど、突っ込むのもなかなかだね」
杏花「さて、私たちもそろそろケリをつけるわよ‼︎ かかって来なさい、マスタードソース隊‼︎」
タニア「はっ‼︎ 威勢のいいお嬢ちゃんだね‼︎ お望み通りに終わらせてやるよ‼︎」
ガイアソード隊「ガイアスラッシュハリケーン‼︎」
杏花「……………」
杏花(読めた…‼︎)
杏花「Gカッター‼︎ はあぁぁぁっ‼︎」
ロックト「何っ⁉︎」
ダン「ガイアスラッシャーを全部弾き返した…‼︎」
杏花はジェネバスターの手の甲の部分からエネルギーカッターを出現させ、ガイアスラッシャーを全て弾いて落とした。
杏花「スポーツ選手の動体視力、舐めないでよね‼︎」
ロックト「こしゃくな‼︎」
杏花「GカッターX‼︎」
ロックト「た…、隊長‼︎」
杏花はロックトのプラズマアックスを回避すると、GカッターXでロックトのグラディアンを撃墜した。
ダン「クソッ、一国の軍隊が調子に乗りやがって‼︎」
杏花「Gカッタースラッシュ‼︎」
ダン「うおぉぉぉっ…⁉︎」
杏花「Gコレダー‼︎」
ダン「バカなぁ…、俺は宇宙連邦政府軍のエリート将校なんだぞ‼︎」
杏花はプラズマライフルを回避し、Gカッターでダンのグラディアンの右腕部分を切り落とすと、Gコレダーで撃墜した。
タニア「なめんじゃないよ‼︎ ガイアスラッシャー、まとめて食らいなっ‼︎」
杏花「水泳は最初の飛び込みが肝心なのよ‼︎ Gカッタートルネード‼︎」
タニア「何っ⁉︎ ガイアスラッシャーを潜り抜けて、突っ込んできたのか‼︎ うわあぁ‼︎ で、出直しかいっ‼︎」
杏花は両手部分のGカッターを合わせるとダイブする姿勢で加速をつけて回転し、ガイアスラッシャーで機体を切り刻まれながらも、タニアのグラディアンに突撃し撃墜した。
明日美「すごいわね杏花ちゃん。一気に三人も倒して」
杏花「まあね」
萌「目が回った〜」
麻里奈「さて、残る敵は…」
悠理「レイジング・サンダーだね」
リチャード「………‼︎ だあぁぁぁっ、俺様はライトニング・ボルトだあぁぁっ‼︎」
杏花「いい加減覚えてやんなさい、悠理」
十兵衛「アイツハ、ライトニング・ボルトダゾ‼︎」
悠理「分かった、ライトニング・ボルトだね‼︎」
リチャード「プラズマライフル乱れ撃ちだっ‼︎ オラオラオラオラッ‼︎」
明日美「Gライフル、狙い撃ちよ‼︎」
リチャード「ぐああ、プラズマライフルがっ‼︎」
萌「あたしも、Gミサイルで狙い撃ち‼︎」
リチャード「があぁっ、ライトニング・プレインIIの羽根がぁ‼︎」
明日美はプラズマライフル乱れ撃ちを掻い潜り、Gライフルをライトニング・プレインIIの腕の部分に命中させてプラズマライフルを撃ち落とした。
そのあと、萌はGミサイルでライトニング・プレインIIの両側の飛行ユニットの羽根の部分を破壊した。
麻里奈「Gスキャナー、赤外線モード発動‼︎」
十兵衛「データノ処理中…、解析完了‼︎」
麻里奈「悠理殿、機体の真ん中部分が脆くなっているでござる‼︎」
悠理「分かった、ムラクモソード‼︎」
リチャード「はぁ…、ライトニングスラッシュで一気に決めてやる‼︎」
杏花「悠理、真っ二つにしてやりなさい‼︎」
明日美「悠理くん、頑張って‼︎」
リチャード「オラアァァァァァァッ‼︎ ライトニングスラーーーッシュ‼︎」
悠理「来るっ‼︎ 「天地陰陽閃」‼︎」
「ザンッ‼︎」
リチャードがツインプラズマサーベルで斬りかかってくると、悠理はムラクモソードでライトニング・プレインIIを一文字に真っ二つにした。
リチャード「ま…、ままま…、またかよーーー‼︎ 次こそは勝つからなーーー‼︎」
杏花「やる時はやるじゃない‼︎」
明日美「やったわね、悠理くん‼︎」
悠理「ふぅ…」
オズマ「く…、クソォ…。ん…、あれは…⁉︎」
Gトルーパーズがリチャードとガイアソード隊を倒した直後、遠方から艦隊が現れた。
オペレーターA「立花司令、後方より艦隊が現れました‼︎」
直虎「何ですって⁉︎」
十兵衛「敵ノ増援ダ‼︎ 新型ノシップ・ギアト、アーマード・ギアヲ確認‼︎」
萌「また増えるの〜」
杏花「もう…、何隻沈められれば気が済むのよ…‼︎」
続々と現れる宇宙連邦政府軍の艦隊。
圧倒的な物量を前に、最終自衛隊はどう立ち向かうのか?
【次回予告】
ナレーション:ガンドーラ・ザ・スナッチャー
よう、ガンドーラ・ザ・スナッチャーだ‼︎ 俺様の名前はその界隈じゃ有名だからもう知ってんだろ⁉︎
宇宙連邦政府軍の奴ら、次から次へ艦隊を送り込んできやがるぜ。
さすがのアイツらもダウンしちまうんじゃねえか?
と思ったら、戦いにきた訳じゃねえらしい。
まあ俺様にとっては、戦って戦って戦いまくる方が盛り上がるんだけどな‼︎
次回、宇宙創戦記XTENTION‼︎
【第45戦記 和平の使者】
と言う話らしいぜ‼︎ 楽しみだな‼︎




