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宇宙創戦記《うちゅうそうせんき》XTENTION《エクステンション》 本編  作者: ヒイロ・ユウ


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36/64

第35戦記 トリッキー ・スターズ‼︎

 杏花・明日美・直虎の大活躍で白兵戦を有利に進めている最終自衛隊。


 周囲の者たちは悠理・麻里奈・萌・十兵衛にも、どんな戦い方をするのか予測できない不安感と同時に期待感を寄せていた。




【最終自衛隊総司令部】


政府軍兵A「こっちの三人は大したことはなさそうだ‼︎ 一気に押し込めー‼︎」


「ズガガガガガガ…‼︎」


麻里奈「ふっふっふ…、拙者が何の策もなしに待ち構えているとでも…? プラズマ返しの計、発動‼︎」


政府軍兵たち「うわあぁぁぁぁぁ‼︎」


政府軍兵A「うかつに近づくな‼︎ あの小娘の術中にはまるぞ‼︎」


 麻里奈はプラズマ反射コーティングを施した大きな板でプラズママシンガンの弾を跳ね返し兵士たちを一網打尽にした。



萌「えい、えい、えい、えい、えーーーい‼︎」


エージェントたち「どわあぁぁぁぁぁぁ‼︎」


エージェントA「な…、なんだぁ、この小娘の銃の扱い方はぁ‼︎ 全く弾の軌道が読めんっ‼︎」


萌「あれ…、何だろうこれ…? スポッと抜いて、えいっっっと‼︎」


「ドカァァァァァン‼︎」


エージェントたち「うわあぁぁぁぁぁぁ‼︎」


悠理・麻里奈「うわあぁっ…‼︎」



萌「ば…、爆発した…⁉︎」


悠理「萌、危ないよ‼︎」


十兵衛「危険ダ、危険ダ‼︎」


萌「だって…」


麻里奈「萌お嬢、それはグレネード。信管を抜いて投げると爆発するのでござる」


萌「へえ、そうなの」


 萌はプラズマガンをあちこちに乱射してエージェントたちを牽制した。そのあと、エージェントが落としたグレネードを偶然拾い上げ、よく分からずに信管を抜いて投げ、エージェントたちを一網打尽にした。


 その爆風は悠理たちにも当たりそうになった。



十兵衛「ターゲット、マルチロック‼︎ プラズマミサイル、発射‼︎」


政府軍兵たち「どわぁぁぁ‼︎」


政府軍兵B「何だあれは⁉︎ ペット・ギアにあんな機能がついているのか⁉︎」


 十兵衛は複数の兵士たちに目標を定めると、小型プラズマミサイルを発射した。



エージェントB「小僧…、観念するんだな…」


悠理「えっ…?」


エージェントB「どうぅ…‼︎ お…、おのれ………」


 エージェントにプラズマガンを背後から突きつけられた瞬間、悠理はとっさに振り向きひじ打ちをエージェントの下半身に当てた。


政府軍兵C「このぉっ‼︎」


悠理「あっ………‼︎」


政府軍兵C「な………、何だ…⁉︎」


「ビューン‼︎」


政府軍兵C「うわぁぁぁ‼︎」


悠理「へぇ〜、プラズマガンってこうやって使うんだ。簡単だね」


政府軍兵たち「全てまぐれとは言え、的確に攻撃している‼︎ 侮れんぞ…、あの小僧…‼︎」


 悠理が明後日の方向を向くと、兵士は思わずつられてしまい、プラズマガンの使い方を今頃覚えた悠理の発射する弾に不意を突かれて当たった。



政府軍兵B「まずは一番厄介なメガネの小娘から取り押さえるぞ‼︎」


政府軍兵たち・エージェントたち「おおっ‼︎」


麻里奈「十兵衛‼︎ 準備は大丈夫でござるな⁉︎」


十兵衛「計算ガ完了、イツデモイケルゾ‼︎」


麻里奈「今ぞ、電磁ネットの計、発動‼︎」


十兵衛「プラズマエネルギー、放出‼︎」


政府軍兵B「な…、何だ‼︎ 床に網目状のものが…‼︎」


政府軍兵たち・エージェントたち「ああああああああ‼︎」


 麻里奈が仕掛けた網目状の板に十兵衛がプラズマエネルギーを放出すると、兵士とエージェントたちは電気ショックを浴びて倒れた。



政府軍兵A「おのれ、もう許さんぞ‼︎ 残った中層階の戦力はまとめてこやつらにかかれー‼︎」


政府軍兵たち・エージェントたち「おぉぉぉぉぉっ‼︎」


麻里奈「来た来た来た〜♡ 伏兵部隊、準備はよいでござるか…?」


最終隊員たち「OK…」


政府軍兵たち・エージェントたち「おぉーーーっ‼︎」


麻里奈「……………」


 麻里奈は敵の大軍が近づくタイミングを見計らっていた。


麻里奈「今ぞっ‼︎ 伏兵部隊、前へ‼︎」



「ガチャ、ガチャ、ガチャ…‼︎」



政府軍兵A「何ぃぃぃっ…‼︎」


最終隊員A「撃てーーー‼︎」


「ズガガガガガガ…‼︎」


政府軍兵たち・エージェントたち「うわあぁぁぁぁぁ‼︎」


麻里奈「にゃはん♡ 我が策成れり‼︎ これぞ敵を引き寄せ少数精鋭で大軍を打ち破る、真田戦法なり‼︎」


十兵衛「天晴レ、天晴レ‼︎」


 麻里奈・十兵衛の計略と悠理・萌の変則的な戦法?で、残った中層階の全ての敵を倒すことに成功した。そのあまりのトリッキーさに周囲の者たちは驚きを隠せないでいた。



最終隊員B「何という策略と不規則な戦い方だ‼︎」


悠理・麻里奈・萌「どもども〜」


最終隊員C「さっきの最強トリオに、この智略と変則的な戦法が合わされば完全無欠だ‼︎」


杏花・明日美・直虎「ムーーーッ‼︎ 聞こえてるわよ‼︎ 最強トリオってどういう意味っ…⁉︎」


最終隊員C「あ…、ああ…、強くて美しいって意味です…。」


直虎「この辺は大方片付いたわね、みんな上へ向かいましょう‼︎」


 中層階の敵を片付けたGトルーパーズと隊員たちは、上層階の敵を迎え撃った。



杏花「はぁっ、どりゃぁっ‼︎」


明日美「はっ、はぁぁぁっ‼︎」


直虎「せいっ、とぉっ‼︎」


 杏花は銃撃を交わしながらパンチやキックで、明日美はナイフで剣戟を繰り広げ、直虎は敵の攻撃を受け流しながら正拳突きや足技を繰り出し戦っている。



麻里奈「十兵衛、V-MAX《ブイマックス》発動でござる‼︎」


十兵衛「リミッター解除、V-MAX発動‼︎ 突撃、開始‼︎」


政府軍兵たち&エージェントたち「うわぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


 麻里奈は十兵衛のリミッターを解除し、V-MAXを発動させた。すると十兵衛は猛スピードでプラズマシールドを展開しながらジグザグに突進を繰り返し、周囲の兵士とエージェントたちを一網打尽にした。



萌「それそれそれそれそれーーー‼︎」


「ズガガガガガガガガガ‼︎」


政府軍兵たち・エージェントたち「うわぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


杏花・明日美・直虎「わぁぁぁぁ…、ちょ、ちょ、ちょっとー‼︎ ちょっと、危ないじゃない‼︎」


萌「えへへ…♡ ちょっと、はしゃぎすぎちゃった…」


 萌は敵が落としたプラズママシンガンを拾って辺り一面に乱射した。周囲の兵士とエージェントたちを一網打尽にできたが、杏花・明日美・直虎にも当たりそうになった。



悠理「みんなすごいなー」



エージェントたち「間違いない…。湯川の《《データ》》にはなかったが《《実験体》》の一つと思われる」



悠理「んっ…?」


エージェントたち「確保ーーー‼︎」



「タッタッタッタッタ…‼︎」



杏花・明日美・直虎「トォォォォォォォーーー‼︎」



エージェントたち「ぐほぉぉぉぉぉぉ‼︎」



 悠理を確保しようと隙を伺っていた三人のエージェントが飛びかかった時、杏花・明日美・直虎の三人が勢いよく助走をつけて、強烈な飛び蹴りを同時に決めてエージェント三人を倒した。


杏花「悠理、よそ見してる場合じゃないわよ‼︎」


直虎「悠理くん、ケガはない⁉︎」


明日美「悠理くん、お姉さんたちが守ってあげるからね‼︎」


悠理「はい、ありがとうございます‼︎」



福山「女性陣ばかりにいい格好はさせられませんよね、長官」


富士山「ああ、私たちも戦うぞ‼︎」



エージェントたち「プラズマガンで我らに敵うものか‼︎」


福山「バン…、バン…、バァーン‼︎」


エージェントたち「うおぁぁぁぁ‼︎」


 福山はエージェント数人をプラズマガンで正確に急所を外して倒した。その射撃精度は明日美ほどではないが、相当な腕前であった。


杏花「キャーーー、福山さん♡ 見事な腕前です♡」


福山「ありがとう、杏花ちゃん」



政府軍兵C「ぜ…、第二次宇宙大戦の英雄の一人…、富士山平八郎だ…‼」


政府軍兵D「心配するな、奴の時代はもうとっくに終わっている‼︎ 撃て撃てー‼︎」


富士山「プラズママシンガンなら私のお手の物だ‼︎ それ‼︎」


政府軍兵たち「うわぁぁぁぁ‼︎」


 富士山はプラズママシンガンで兵士たちを攻撃する隙も与えずに倒した。


直虎「さすが長官、「星海《せいかい》のネルソン」の二つ名は伊達ではありませんね‼︎」


富士山「はっはっは、まだまだ若い者に負ける訳にはいかんよ‼︎」



政府軍兵E「おのれぇぇぇ、科学者とて油断はするな‼︎ かかれー‼︎」


レーチェル「あらそう? だったら、私の試作品をあなたたちで試してあげる。受け取りなさい、殺傷能力はないから安心して」


 レーチェルはマスクと耳栓をするとグレネードを投げた。


政府軍兵E「フン、催眠グレネードか…、そんなものが…⁉︎ ん…、なんだ⁉︎ 音楽が聴こえるぞ…‼︎ ふあぁ…、あぁぁ………」


政府軍兵たち「Zzzzzz………」


 催眠ガスと癒しの音楽で気持ちよくなり、兵士たちは眠りについてしまった。


麻里奈「レーチェル殿、素晴らしい発明品ですな‼︎ いつか拙者と共同開発でもやろうでござらんか⁉︎」


レーチェル「ええ、助かるわ」



政府軍兵たち「この、このぉ‼︎」


福山「くっ………‼︎」


政府軍兵たち「やったぞ‼︎」


福山「つ…、少し腕が鈍ったかな…‼︎」


 福山はプラズマガンを撃ち抜かれ落としてしまった。


杏花「あーーーっ‼︎ こんのーーー‼︎ 福山さんに、何してんのよーーー‼︎ とりゃぁぁぁ‼︎」


政府軍兵たち「ぐはぁぁぁぁぁ‼︎」


 杏花は怒りでその場にいた兵士たちを飛び回し蹴りで全てなぎ倒した。


杏花「福山さん♡ ケガはないですか?」


福山「ああ、平気さ。プラズマガンを落としただだけだよ」



萌「杏花ちゃん、ボディーガードみたい」


明日美「言えてる」


麻里奈「恋する乙女は強いとな…」


悠理「へえ、男より女の方が強いんだね」



政府軍兵F「ええい、突入部隊の全戦力を持って奴らを抑えるぞ‼︎」


政府軍兵たち・エージェントたち「おぉぉぉぉぉっ‼︎」



麻里奈「皆の衆…」


女性陣「OK…」


 女性陣はこっそり作戦行動を開始した。



悠理「ん…?」


十兵衛「作戦ガ、判明、判明‼」



杏花「さっさとこっちへ来なさい、グズでノロマの宇宙連邦政府‼︎」


政府軍兵F「また我らをバカにしたなぁー‼︎」


 杏花に挑発され兵士とエージェントたちは、杏花の方へ向かった。


政府軍兵たち・エージェントたち「おぉーーーっ‼︎」



麻里奈「今ぞ‼︎」



女性陣「OK‼︎」



「ガチャ、ガチャ、ガチャ、ガチャ、ガチャ…‼︎」



政府軍兵F「しまった、罠か‼︎」



麻里奈「発動‼︎」



杏花「はあぁぁぁぁ‼︎」


萌「それそれそれーーー‼︎」


明日美「私の銃は百発百中よ‼︎」


直虎「やるわよ、レーチェル‼︎」


レーチェル「ええっ‼︎」


「ズガガガガガガガガガ‼︎」



政府軍兵たち・エージェントたち「うわぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」



麻里奈「にゃはん♡ また我が策成れり‼︎ これぞ島津の必勝戦法、釣り野伏なり‼︎」


 女性陣は杏花を先行させ敵を引き付け、物陰に隠れてプラズマガンやプラズママシンガンによる、不意打ちで一気に敵を一網打尽にする戦法を取り、破竹の勢いで上層階の敵も全て片付けてしまった。



直虎「侵入者は片付いたわね‼︎」


レーチェル「そんなところね」


杏花「宇宙連邦政府‼︎ 見てるかしら⁉︎」


麻里奈「拙者たちは…」


萌「アーマード・ギアがなくたって…」


明日美「こ〜んなにも…」


女性陣「強いんだからね‼︎‼︎‼︎」



最終隊員たち「強い…‼︎」


富士山「そして美しい…‼︎」


悠理「僕たちも頑張らないとね‼︎」


十兵衛「頑張ルゾ、頑張ルゾ‼︎」


福山「お前には敵わんよ、直虎…」


 女性離れした強さを持つ女性陣に、周囲の男性陣はすっかり尻込みしてしまった。



オズマ「おのれ…、どこまでも逆らうか気か…‼︎」



 女性陣の大活躍により、侵入者を無事に全て撃退した最終自衛隊。


 ほんの少しずつではあるが、勝利への道が見えつつあった。




【次回予告】


ナレーション:石井野秀人《いしいのしゅうと》


 フフフ…、石井野秀人ですよ。


 Gトルーパーズに最終自衛隊のみなさん、派手にやってくれましたね。宇宙連邦政府の方々は相当お怒りでしょうが、私にとっては好都合でもありますね。


 次はアーマード・ギア戦になる訳ですが、軍は新型機とエースパイロットを戦線に投入するそうですよ。


 戦果が楽しみですね。


 次回、宇宙創戦記XTENTION‼︎


 【第36戦記 ライトニング・ボルト】


 と言うお話だとの情報です。これは楽しみですね。

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