↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正義のヒロイン セイントレディ・麗子の物語  作者: はまちゃん
第11章:2体連携の発動(工程1〜7)
96/98

第11-1話:2体同時出現

その夜、市街地に不気味な魔力反応が二つ同時に現れた。麗子はいつも通り、ロイヤルブルーのレオタードに肢体をねじ込み、現場へと急行した。

しかし、今日の彼女の身体は、すでに「戦士の器」としては致命的な欠陥を抱えていた。

第9章の相談室で、ヒュノプスに仕込まれた『揺らぎ』が色濃く残っていたのだ。

催眠下でニップレスを忘れさせられたまま、生地越しに直接撫で上げられた胸部の異常なまでの過敏さ。日中、スーツのブラウスが擦れるだけでも呼吸が乱れていたその敏感な肌は、超高密度の強弾性繊維を持つ戦闘スーツを纏うことで、さらに凶悪な「自己刺激の檻」へと変貌していた。

(……っ、苦しい……。生地が、胸を……っ)

走るたびに、強固な着圧が突起を内側へ押し潰し、微細な摩擦を生む。戦う前からすでに、彼女の呼吸は熱を帯び、パンストの奥の神聖な空間は不安と羞恥で湿り気を帯びていた。

現場で待ち受けていたのは、彼女を最も深く知る二つの悪意だった。

精神と魔力を操り「翻訳快感」を刻み込んだゾディアック、そして肉体拘束と解析を司るネクサス・バインドの二体。

後年になってこの記録をまとめている俺には、すべてが一本の線に繋がって見える。

第10章でネクサスが単独で行った執拗な拘束と解析テストは、この夜、ゾディアックと共に完璧な連携攻撃(コンビネーション)を成立させるための、文字通りの『準備段階』だったのだ。

逃げ場のない二重支配――地獄の幕が、静かに上がった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。