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第7話:撤退の決断
長時間にわたる多点拘束と、ウェストやVラインへの執拗な摩擦により、セイントレディの体力は限界に達していた。拘束に抗う力すら残っていない。 (このままじゃ……また、あいつにされたみたいに、クリスタルを力任せに押し込まれてしまう……!) 頭の奥で、ゾディアックの『随分と濡れそぼっているな』という冷酷な声がフラッシュバックする。 ネクサスの触手の構造上、クリスタルを器用に押し込むことは不可能だったが、極限状態の麗子にそれを冷静に判断する余裕はなかった。 恐怖が頂点に達した瞬間、麗子は残された全魔力をブルークリスタルに集中させ、周囲の視界を奪うほどの強烈な青い煙幕と閃光を放った。




