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第4章第7話:宿敵との円舞(ワルツ)

「随分と、光が鈍っているようだな、セイントレディ」


廃工場の最深部。霧の中から、麗子の動揺を苗床にしてゾディアックが受肉した。

彼は現れるなり麗子を魔力の枷で拘束し、その不気味に熱い指を、彼女のウエストへと這わせた。


「無駄な訓練をしたようだが、君の肉体はすでに私の楽器。……さあ、再びその正義を沈黙させてあげよう」


ゾディアックの指が、麗子のレオタード越しにウエスト、ヒップ、そしてVラインをねっとりとなぞる。かつて彼女を絶望させたあの「翻訳快感」。

しかし、麗子は屈しなかった。彼女は、ゾディアックの接触を予測し、レオタードに包まれた腰を優雅に、最小限の動きでくねらせた。


幾何学的な回避旋回。 ゾディアックがクリスタルの角を押し込もうとする瞬間に、彼女は骨盤を浮かせ、物理的にその「合致点」をずらし続ける。


「なっ……!? 私の調律を……拒絶しているというのか!」


驚愕するゾディアック。麗子の二つの突起はニップレスの下で疼き、裏返った喘ぎが喉元まで迫るが、彼女の心は健一という軸に繋ぎ止められていた。


「今の私は……操られるだけの標本じゃないわ!」


隙を突いて放たれた麗子の渾身のハイキック。ゾディアックの影を切り裂いたその瞬間――。

第3章以来、消灯していたブルークリスタルが、澄み渡るロイヤルブルーの輝きを爆発させた。

正義の光が戻り、ゾディアックは「今日の実験はここまでだ」と捨て台詞を残して闇へと消えていった。


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