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第4章第4話:受容の揺らぎ(ケア)

訓練を終えたアジトには、二人の荒い吐息が濃密な熱となって立ち込めていた。

私は麗子の拘束を解き、ソファに横たわる彼女の襟元に手をかけた。二枚のニップレスを静かに、けれど慈しみを持って剥ぎ取る。


「ああ……っ、ん……っ」


防壁を失い、ロイヤルブルーの裏地に直接触れることになった二つの突起。それが夜の冷気を感じ、瞬時に硬く尖るのを、私はレオタードの表面に浮き出た「二つの点」として視認した。


私は、彼女の腰に大きな掌を当てた。

先ほどの訓練では「物理的な回避」のために使われた、あの腰の旋回。しかし、私の手が生地の光沢をなぞり、体温を透過させ始めると、その動きは劇的な変質を見せ始めた。


麗子は私の手の動きを誘うように、ゆっくりと、官能的な曲線を描いて腰をくねらせたのだ。


「……健一。逃げるための動きが……あなたの熱で、別の意味に書き換えられていく……。身体が、もっとあなたを求めて……うねってしまうの……っ」


ロイヤルブルーの生地が、彼女のうねりに合わせてしなやかに波打つ。

回避のための規律が、今は健一の慈しみを全身に届けるための「誘惑の回路」へと反転していく。剥き出しの二つの突起は、私の掌が胸を包み込むたび、歓喜を伝えるようにレオタードを内側から突き破らんばかりに昂ぶった。



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