第七話 内乱...?
宿舎にて何者かに襲撃された30名。彼らは不正に参加した推薦組であった。しかし、運営は警察を呼ぼうとしない。この運営は、何かを隠している...。
~大会前 7/15 夜10時~
その日の夜、とある推薦組の宿舎で男は仲間と笑ってた。途中参加の推薦組のリーダーだろうか。金髪で特にこれといった特徴は他にはなかったが、その不気味な目は野望に満ちていた。
「ーーあいつをやったよ。気味が悪かったな。」
仲間がうなずいた。
「…にしてもよ。押し倒したときのあの表情、負け犬だったな!一匹狼みたいに吠えやがってwww」
男たちは鼻で笑いつつあったことをありのまま宿舎で話した。
--監視カメラの存在に気づかずに。
そして、次の日の早朝
~大会前 7/16 午前7時~
……事件が起きた。
それも、ただのトラブルじゃない。
現場は推薦組用に設けられていた宿舎。
途中参加の推薦組30名が、部屋で全員大ケガをして倒れていた。運営の判断ではトラブルによる内乱だと判断されたが、菅崎の推理によると、乾いた泥の痕跡から外部からの侵入と断定された。
だが——運営は警察を呼ばなかった。
いや、“呼ばせなかった”のかもしれない。
《えーっと…参加者が何名か、不参加になりましたが気にしないでください!(^o^;)》
……始まった。バトルが始まった。
尾崎「…大久保。やはりここはおかしい。警察に相談——」
大久保「…できない。」
菅崎「現状、僕たちで解決するしかないね。尾崎くん、」
菅崎は俺の手のひらに、冷たい金属を乗せた。
菅崎「…ありとあらゆるダクトの鍵だ。あと——」
尾崎「…いいのか?」
菅崎は地図を広げて見せた。
菅崎「ダクト内の地図。これがあれば、ほぼ全部の部屋に行ける。」
大久保「…詳しいな。」
菅崎「まぁね。警備員に見つかるとまずいけど……スタンガンも渡しておく。君は“部外者”だ。」
尾崎(……見つかったら終わりだな)
~大会前 7/16~
《よーい…》
『スタート!』
エゴ「…タイマン仕掛けたのはいいけどよ……どこにいんだよ」
エゴ「残ってる奴らも知らねえやつばっか……って、なんだあの紙袋」
(数分前)
エゴ「おい、そこの紙袋」
エックス「………」
エゴ「おっ、黙りかよ。クールぶってる中二病か?」
メモ『俺は声を出せない。話は聞いている』
エゴ「…すまん。武器はなに使ってんだ?」
メモ『見せられない』
エゴ「…気に入った。俺の爆弾、分けてやるよ」
メモ『サンキュー』
《うーん…派閥は全滅、残った推薦組も残りわずかですね…!((o(^∇^)o))》
『残り四日、生存者はおよそ300人。いいペースですね。』
その後も小競り合いは続いたが、大きな衝突は起きなかった。
やがて、ゲームは流れるように終わりを迎えた。
俺は、大久保さんの帰りを待っていた。
大久保「待たせたな…仁宮。」
仁宮「…はい。」
大久保さんの持っている袋から、湯気と一緒にいい匂いが漂ってきた。
大久保「…屋台で軽食買ってきた。ジュースもあるぞ。」
仁宮「ありがとうございます…!」
周囲を見渡すと、日は沈みかけていた。
蛙の鳴き声と、遠くで響く蝉の音が混ざり合う。
どこか、現実感がなかった。
大久保「もう遅い。帰れ。俺は残る。」
仁宮「え?……あ、はい。」
(……何かを隠してる?)
第7話!ラッキーセブンですぞ!?本当に応援していただいた方、読んでいただいた方、ありがとうございます...!!




