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場当たり  作者: 真鍋
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タイトル未定2026/04/19 18:13

 さてそんな有意義な休日も終わりを告げ初出勤となるのだが頭が重かった、まぁ自己紹介的な事は覚悟していたが確か関東エリアには特救隊員は6名配属されていた、流石、首都圏を守るアルファユニットである、男性3名女性3名、昨今の社会情勢を(かんが)みての配分であろうがこの女性3人とは真に厄介なのだ、まず3人仲が良いなどあり得ない、すると派閥が発生する2対1、稀に1対1対1も発生するが選択肢によっては結局2対1を形成するのだ、まぁ言っても自衛官であるから学生の様な事は起きないが憂鬱である事に間違いはなかった、私はひとりが好きなのである派閥など興味がない“ひとり事を成せない者が徒党を組んで何が出来る”自論である、互助会ではないのだ“他人の至らぬ所を補い助け合う”それをチームワークなどと良い事の様に言う、全く理解できないのだ、話は逸れたが頭が重い主原因は12:00に訪れるであろう『道明寺さん、お昼どうする?』である、それだけであれば『あっ食堂に行くつもりだけど』と笑顔で言えるスキルは持っている、しかしそれだけでは終わらない『ご馳走様でした、それでは』は女子社会では許されないのだ、男性ならその後、腕立てでもしていれば『やるなあいつ』だが女子は高確率で『何あの子、感じ悪くない?』である、そして偏見と言うのもわかっている、わかってはいるが最悪を想定して挑まなければならない兄がこの前言っていた、兄妹(けいまい)共に自論を持つ、実は兄妹揃って1番ヤバい奴らなのかもしれない。


「道明寺さんお昼は?」


 悪い予感の大半は当たらない取り越し苦労と言ったのは誰だ台詞までほぼ的中じゃないか、目の前にはショートヘアに整った顔、まだ可愛さの残る有名人、2年前のオリンピック女子柔道48キロ級で金メダルを獲得、当時はまだ高校生、世間は“女・三船久蔵現る”とその小柄さと多彩な技から彼女をそう呼んだ、連日テレビを飾り現在は大学生、学生を特救に所属させる事が可能なのだろうか三交代制でシフトを組まれる筈だが学生生活との両立は、それとも広告塔として特別待遇、あり得ない話ではなかったが言っては悪いが覚悟は出来ているのだろうか、あの災害を経験しながらも私すら覚悟は出来ていない、まぁ所詮他人事ではある現場で足を引っ張られなければそれで良い、それよりもだ彼女の問いの答えを出すのが先決であった。

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