タイトル未定2026/04/19 18:12
“池袋大規模陥没災害”政府は今回の災害をこう命名した、陥没の原因調査はあれから1年が経とうと言うのに未だ不明、災害発生当初は隕石の落下と言われていたが、この規模のクレーターを形成する隕石落下であれば東京23区がほぼ全滅してもおかしくない、しかしクレーター周辺部ですら被害は軽微で隕石落下説は早々に抹消された、では地下に出来た空洞による陥没ではないかと言われたが地質調査でそれも抹消、そもそも通常の陥没であれば上部にあった建物は倒壊こそ相応しかったがビル、道路、その他諸々全て押し潰されており上部から強烈な圧がかかった損壊であるとの報告であった、ガス、薬品、不発弾、あらゆる説が持ち上がるも全て当てはまらず有識者達は頭を抱えていた。
クレーター内部における死者数は推定で300名以上、推定と言うのは遺体には建物と同じく強烈な圧が掛かっており遺体の損壊が激しく正確な遺体数を算出出来ないでいた、ただ言える事は二次災害による死者、負傷者数は正確に算出出来たが災害時クレーター部にいた者で生存者はいないと言う事だけであった死傷者推定300名以上、重軽傷者0なのである、一向に進まない原因究明、時間が経つにれ災害原因は初期に戻りやはり隕石ではないのかと言い出す者が現れた隕石成分による特殊なケース等、無理矢理こじつけた様な説を謳うのは初期に提出されたレポートに目を通していない者達であった『クレーター部に隕石の破片はおろか欠片すら発見されず、残留放射能も全く感知されていない』理系を目指す中学生ですら隕石説を蒸し返す事はないレポートが提出されているのだ、再調査など時間と費用の無駄であった。
ただこれはオフィシャルに残されたレポートではないがオペレーションルームにおいて1人の職員が現地を撮影した衛生写真を見て何気にポツリと呟いた『これ足跡みたいだな』隣にいた職員もアホらしいと鼻で笑うだけであったがクレーターは楕円形で中心部が絞られ長辺端部から10メートル程離れて幅20メートル弱のクレーターが3つあり並ぶ様に2箇所で建物だけが潰されていた、誰しもが足跡と見紛うのであるが誰しもが“では、それは?”に答える事はできず恐れ口をつぐんだ。
まぁこれが私の遭遇した災害の私が語れる限界であった、しかし過ぎた事であり将来に活かすのは有識者がやれば良い、そもそも“何故”等私には関係ないのだ特救の使命は起こる災害からより多くの要救助者を救い自らも無事帰還する事であり原因究明など本当に有識者が後から雁首揃えて考えてくれて構わないのだ、にしてもビーチで過ごす夕暮れほど最高のシチュエーションはないと改めて思う。
「沖縄支部⋯出来ないかな?」




