タイトル未定2026/04/19 18:12
「首都高5号池袋線と山手線交差地点を中心に長さ100メートル幅30メートル程がクレーター状に陥没しています、最深部は30メートル程度、被害多数」
通報を受け現地上空の消防庁ヘリコプターから司令センターへ報告が入る、地上では近隣の警察、消防が到着し赤色灯が忙しなく辺りを照らしていたが双方ともあまりの被害の甚大さに手をこまねき何も出来ずにいた、さしあたり警察は陥没の拡大を懸念して近隣住民の避難と交通整理、消防は陥没地帯周辺部の被害確認と要救助者の救助にあたっていた、政府は消防庁、警視庁からの連絡で早急に自衛隊及びDMATの派遣を要請、緊急災害対策本部を立ち上げた。
要請を請けた自衛隊は練馬駐屯地から第1普通科連隊が現地へ向かった、現着後、ヘリコプターからのラペリング降下を実施したがダウンウォッシュでの火炎の広がりを懸念して地上からのラペリング降下に変更クレーター内へ降下した、同時に地上へ3両を残しクレーター内へ落下した6両と懸垂状態の1両の車内救助を急いだ、クレーター内へ降下した自衛官のボディカメラでクレーター内が映し出されると対策本部及び関係機関内は騒然としたそこは陥没とは程遠い、まるで隕石が落下したそう捉えるしかなかった。
「01 、02現着、おくれ」
「02、被災者救護にあたられたし、おくれ」
「01、了、おくれ」
懸垂状態の車両固定後、3名が車両内へ向かう陽は既に落ち車両内は暗闇、外からの照明が車内を照らすも車両後部に人影はなく前部は車内内部を照らす事はなかった、ただガラス窓は赤く染まり所々には到底、人とは語り難い悍ましい姿が覗いていた誰もが目を背けた、車内では隊員のヘッドライトが取り残された人々を鮮明に照らし同時にボディカメラが状況を本部へ伝えると誰かが小声で呟いた、ここは地獄だと。




