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場当たり  作者: 真鍋
33/59

タイトル未定2026/04/27 00:42

 そう言えば昨日、先月採寸した特救の基本装備であるスキンスーツを支給された新素材とだけ伝えられ詳細は教えて貰えなかったが性能は未来であった、人間の耐衝撃性能は12kNであるこれ以上の衝撃には耐えられず死亡する私の体重は42Kg、もし3mから落下するとするその衝撃は42×3×9.8÷100=12.348kNになる、足から落ちればそれは膝が衝撃を吸収するので良いが頭もしくは首にこの衝撃が掛かれば死んでしまうのだクライミングをする者なら当然知っている、しかしこのスーツは100kN迄耐えられるのだが計算上私だと約24mから飛び降りても耐えられる、引張強度は1t迄耐えヘルメット装着時では耐熱は1500℃、耐寒は-120℃、この過酷すぎる状況下でも30分は生存できる、しかもスキンスーツは基本装備であり外装アーマーを装着すればあらゆる状況下でもスペック上ではかすり傷ひとつ負わないのだ。


 スーツは手に取った感じでは厚手の伸縮しないゴム、形状的にはダボダボのウェットスーツ、首の開口部から身体を入れ腕を通しガジェットでシステムを立ち上げる、するとダボついていたスーツが身体に密着するように縮む、ちなみにこれを着る事で筋力がサポートされ生理的限界を遥かに凌駕したパワーとスピード、及びエンデュランスも得られる、スーツ脱着時の筋肉へのダメージは皆無、逆に筋力の各数値で向上が見られた、これに外装アーマーを装着した場合、もうそれは人間の欠片も残らない兵器と化すのだ、私は早急に市販化を進め介護などに利用できるのではと具申したが現状の概算で一着の費用は4千万円、都内は無理だが地方なら十分一戸建ての持てる値段に絶句した。


 明日はスーツを着ての訓練と午後からは実際に外装アーマーを装着しての稼働試験をすると言う事であった、しかし災害救助であればスーツのみで十分な気もするが想定外の災害を想定しての装備なのだろうか知る由もなかった。

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