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場当たり  作者: 真鍋
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清井 薫

 先生の意識はまだ戻らない、身体に異常はないが何故か意識が戻らない現代医学では…などと心霊界隈でよく聞く話は言わない原因はハッキリしている先生の脳は未だに脳浮腫で腫れがひかない、この状態が続く様であればもう一度開頭も視野に入れていると病院に告げられている、このまま意識が戻らない確率も低くはないとも言われている未だ先が見えない状態であった、先生にずっと付いておきたいのは山々であるが私は先生の仰られた言葉を覚えている。


『おやめなさい、私の弟子ですよ』


 嬉しさもあったが正直、引き締まる物を強く感じた“弟子”では弟子の役目は何だ、勿論、師匠を超えるのが弟子の務めである、弟子と認められた時から師匠は弟子に試練を与える、であるからどんな困難にも立ち向かわなければならない、ならばやる事は決まっていた、しかし先生の様に怪異を感じる事も出来なければ立ち向かう術などなんの知識もない、ネットを覗けば怪異は山ほど見つかるが真意を見極める力はまだない、ならば真の怪異を知る者に接触するしかないのだが都合のいい事に私はその者を知っている、コンタクトの取り方も分かる挨拶がてら恨み辛みもぶつけてやる先ずは郵便局へ向かおう、コンタクトが取れれば怪異は手に入る、その先も手がない訳ではないが全てはあの女が生きていればの話ではあった。


 郵便局は病院の側にあった、私は窓口で霞ヶ関第二郵便局宛で電報を依頼する『至急、伝えたい事あり 慈照弟子 清井』依頼を済ませ椅子で待っていると暫くして反応があった。


『霞ヶ関中央合同庁舎第二号館』


 私はその連絡を受け、一度病院へ戻ると先生の様子を確認して翌日、霞ヶ関へ向かった。

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