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戦慄のモルテナ  作者: 緑樹ユグ
The Judgment of Justice
25/35

本当の正義

戦闘シーンはありません

ニィナが正義とは再び考えるシーンが出てきます

翌日


モルテナとわたしたちは部屋にいる


一番安心できるというか屋敷の中なので何も脅威のない場所となっている


「しかしアサシンとは困ったちゃんね。ああいうのを戦場に持ち込まれると厄介だわ」


そう言うとレイスが言う


「モルテナ様。アサシンはちょっと変な部分があるんですよ」


「変、とは?」


レイスが周りを見渡して言う


「アサシンとはそもそも雇うもの。遠い国から来たとなると既に準備していたかのような襲撃でした」


さらに言う


「そしてあの集団は命なんて捨ててる気概。戦ってわかるのですが、目的の人物を殺すまで手を緩めないんですよ」


「でも…モルテナちゃんを暗殺しようとしたわけ?」


ソウルが言う


「恐らく…モルテナ様は既に名の通った人物ですし」


「ちょっと待って。まさかスパイか裏切り者がいるとでも?」


ムクロが怖い声を出す


「あまり言いたくないのですが…多分ここではないでしょうけどいますね」


うーん…お手伝いさんにスパイがいるのは止めてほしいしわたしは信じたくない


「それはないでしょう。そうだとしても既にわたくしは分かっているから」


にこやかに言うモルテ


あのアサシンというのも正義と名乗って襲撃したのだろうか?


モルテナやわたしたちはどういう正義を名乗っていけばいいのだろうか?


わたしのお父さんとお母さんが見たらどう思っているのだろうか?


悪だと信じることはしていない。モルテナたちを信じているからだ


わたしの背負ってる方天戟、マントがその正義の役割だから…



ぶん!ぶん!


という音を発してわたしはまた外で方天戟を回す


やはりこれから戦争が起こるのは決まってしまったのだから鍛錬はしないと


前に優しいおじさんが殺されたのもそうだけど、仲間がやられることはとても心に刺さる


…わたしは強くなくてはいけない。せっかく悪魔の力を身に着けたのだからその期待に答えないといけない


「あまり無理してはいけませんよニィナさん」


ん?横にいつの間にかレイスがいた


レイスは優しい顔つきでわたしを見ていた


「レイス…」


「ニィナさんの思っていることは私たちも一緒です。戦争、始まるのは分かっていますよ」


空を見上げて言う


「私もここにいたから上の軍師たちよりも英雄なんて呼ばれるようになりました」


見上げて言って、わたしの顔を見る


「大丈夫です。ニィナさんは強いです。色々敵を倒したでしょう?経験は積んでいるのでしょう?」


わたしは構えてた方天戟を背中に戻す


「そうだねレイス…優しい言葉をかけてありがとう」


「ニィナさん、何か困りごとがあったら遠慮せず言ってください。私はいつまでもニィナさんの味方です」


ありがとう。レイスは優しい。わたしは心の重荷が自然と無くなった



大丈夫


正義とはわたしたちのことだから



呼んでくれてありがとうございます!

この作品のテーマである「正義と悪」というのは度々思うときがあります

戦い勝利したのが正義か?戦いをふっかけることは悪なのか?

これからもそのテーマというのは続けられます

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