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戦慄のモルテナ  作者: 緑樹ユグ
王国侵攻編
21/35

「終章 正義のヒーロー」

天使を倒したあと、悪魔軍が来ます。悪魔王がムクロに心配をかけますが…大丈夫なようです

そして終わったその後の話があります

たったった…


誰か来た。それは悪魔王様率いる軍勢だった


「何かあったのか!王は!」


わたしが説明しようとするとモルテナが説明した


「実はね。王は天使に殺されていてその天使と戦ったのよわたくしたち。ムクロは負傷しちゃってレイスがちゃんと天界へもどしたわ」


説明すると悪魔王様は言う


「な、何!ムクロ!大丈夫か!」


「お父さんそんな心配しないでよ。かすり傷なんだから」


いやー…かすり傷とは言えないけど


「ふふ…とても勇敢でしたよ。ね、ニィナちゃん」


「うん。悪魔王様。わたしたち、やりました」


5人は全員で笑顔になった


「…ありがとう。これで王国は滅んだ。一般住民はほとんど逃げて兵士も生き残ったのは散り散りになった。もう大丈夫だ。私らの勝利だ」


おー!悪魔の軍勢が勝ちどきをあげた


「ふー。これで一見落着だねえ。おうち帰りたいね」



その後…


わたしたちは勇敢な兵士と呼ばれて称号を貰った。優しい悪魔王様と、ムクロが嫌な狂王様にも貰った


まあ普通の称号っていうの。それをわたし、モルテナ、ムクロ、レイス、ソウルと貰って英雄なんて呼ばれるようになった


王国は悪魔たちでもう一度作り直して新たな拠点として動かす予定だと言う。どういうふうになるか楽しみだね


わたしはまだモルテナの家にいる。英雄扱いされたのだから言い方が悪いが別居でもいいかと思った


でも、離れなれなかった。だって、わたしはずっとモルテナの場所にいるって決めていた


そして…


「ありがとうムクロ、レイス、ソウル。あなたたちがいなかったらどうなっていたか…」


わたしとモルテナは目の前にいる3人に言う。玄関の前で


「いやいや。楽しかったよ。むしろ、あのままいたらマジで狂王に何言われるかわからなかったし」


「そうですね。むしろ私もここへ来て色々と軍師としての役目を果たせました」


「うふふ…ニィナちゃんがこれほど強いだなんて私、見てて嬉しいわ」


3人は顔を見合わせる


「みんな帰るんでしょ?今までありがとね」


「あー…その件なんだけどさ」


ん?


「実は私たち悪魔王様にも伝えてモルテナ様の場所にいたいと言ったんです」


え?まさか?


「ふふ…モルテナちゃんの家にいたほうが楽しいこといっぱいだし…これからもお世話になりたいの…」


今度はわたしとモルテナが顔を見合わせた


「モルテナ…」


「いいじゃない。みんな一緒にいましょう?」


やったー!


ムクロが大きい声で言うとレイスも喜び、ソウルは静かに笑った


そうなんだ。なら一緒にいたほうが嬉しいな。だって、大切な友達で仲間だもんね


これでムクロは狂王様に行かなくていいしレイスはうるさい軍師に行かなくていいしソウルはもう猪武者のようなことはしなくていい


わたしとモルテナは喜んだ



更にその後


モルテナの住む村全体は悪魔の国の管理下となり、村が悪魔があちこちにいる村となった


わたしの願いを聞いてくれた悪魔王様は貧民、畑や畜産をする人のもとにお手伝いの人が来て楽になった


そしてその貧困の人に多大なお金をあげて更に大きい場所になった。もうお金に困ることはない


わたしとモルテナたちはもうあくどい人をする人は少なくなり襲撃をするということは無くなった


今、わたしとモルテナは部屋にいる。大事で大切な仲間のモルテナと一緒に…


「モルテナ。もうお手伝いさんが武器を持つ必要ないね」


「ええ。これもみんなががんばったおかげよ」


ふふ。とモルテナは笑顔になる


「思ったけどさ…モルテナ…いや、わたしたちがやったことは正義なの?悪なの?」


うーん。モルテナが少し考えて言う


「わたくしは正義だと思っているわ。考えてみて、わたくしは今まで正義としてやってきたことなの。悪として見ていたのは少ないと思うわ」


「じゃあ、正義ってことでいいんだね」


モルテナはわたしを見る


「でもね…正義の逆は悪であっても、別の正義というのがあるの。王国なんて別の正義で動いていたに違いない。そう思うわ」


なるほど。別の正義…新しい視点だった


「これは難しいことは考えなくていいわ。確かに悪魔の国とは連携をとってたわたくしだけど、悪いこと。なんてひとつも思わなかった。でも、ニィナ、あなたは悪いことなんてしていない。それは信じてほしいの」


わたしは悪いことはしてない…


思った。最初はモルテナに驚いたけど、すぐにお友達になり、モルテナのやることに疑問を感じて、娘と軍師が来て、拠点を破壊した。中にはわたしが襲撃されて命の危機になったり、モルテナに慰めてもらったり、悪魔の力を貰って強くなったりした


思い返せばわたしは貧困のただの人からここまでのし上がって来たのだ。しまいには称号や英雄なんて付けてもらったのだから


だからわたしは…正義なのだろう。たぶん。モルテナの言い方や笑顔を見る限りではそうなのだろう


「ふふふ…難しい問題はもうやめましょう」


そう言うと大鎌を持った


「どこに?」


「ニィナ着いてきて。今から森に行って鹿を狩りに行くわよ」


またそれか…鹿のステーキほんと好きだね…


わたしはきっとムクロ、レイス、ソウルのためにもいっぱい鹿の肉を狩猟するに違いないと思ってモルテナの後に着いて行った




ねえ、天国にいるお父さんお母さん


わたしは何も心配いらないよ


だってわたしには正義のヒーローが側にいるんだから



END




ここまで読んでくれてありがとうございました!

…なんだか文字数少ないなあとは思いますが、でもやりきった感はあります

実際このモルテナという人物は正義と悪、どちらもある。という人。人によっては正義であり、人によっては悪だと思われる人物です

モルテナの話としては一旦これにて終幕とさせていただきます。上手く正義と悪の表現できたかはちょっとわかりませんが…

今までありがとうございました。その他の作品もどうぞよろしくお願いします!

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