「わたしは鬼になる」
盗賊との契約。それは厄介なものです。モルテナたちはいったん会議をします。そのあとにニィナはアイテムを貰いますます強い人間になっていきます
5人でニィナがお世話になったおじさんの家に行きますが…
「…で、盗賊集団と手を組んだって話ね?」
わたしたちは一旦家に入って一応作戦会議
「あら…どうでもいい盗賊なんて弱いだけよ…」
「しかしソウル。数が多いって噂だから数でしかけてくるよ」
数…その言葉でイヤな気持ちになる
「そうね。わたくしたちの住む周辺にはそういうのはいないけど、もしこれで来てしまったら…」
「間違いなく村がモルテナ以外の家が全滅になるってことだね」
ムクロはいやそうに言う
それは本当に勘弁してもらいたい。だって富豪はともかくわたしの大切な仲間である貧困の人が盗賊のせいでやられたらわたしはわたしでできないほど激怒する
「…思ったのですが、まずその盗賊というのはここへ来るは微妙かもしれませんね。悪魔の国に行くかと。そして本当に来るのなら富豪を狙ってくると思います」
レイスは静かな口調で言う
「仮にこちらに来るなら貧困の人たちは避難しましょう。より安全な場所で襲撃を備えておくのが一番かと」
避難…でもそんな場所はあるだろうか?
「レイス、ここは小さい村だから避難できるところあるかな?」
「そうね…大きい土地があればいいと思うわ…」
ソウルは静かに言う
モルテナはいつのまにか何かの紙を広げていた。地図かな?
「うーん。この近くに廃墟があるのよ。そこはずっと誰も使っていなくて避難するならそこが一番かも」
地図を広げてその場所を確認した
「あら…?すぐ近くじゃない…」
確かに村の近くだ。というか徒歩何分?という場所だ
「ちょっと待って。まさかそこ盗賊の根城だったりする?」
ムクロは言うとモルテナは言う
「そんな情報はないわね…一応確認ってことでお手伝いさんを呼んで何かあるか確認してみましょう」
「それが一番かと思います」
モルテナは早速手をぱんぱんと叩いた。お手伝いさんを呼ぶ動きだ
「はい!なんでしょうか!」
すぐに来てくれた
「あなた。この廃墟に行って確認してきて。人がいるかどうか。もし盗賊と言ったものがいたら深追いせずすぐに戻って、誰もいないならそれだけ見てこちらに戻ってね」
「ははー!すぐに行きます!」
こうして斥候という名のお手伝いさんは向かった
~
「ニィナ。これ、あげるわ」
モルテナが持ってきたくれたものはマントのようなものだった
「これは何?」
「身かわしのマント。羽織るだけで体が軽くなって敵の攻撃も避けてくれるわ。あなたが持ったほうがいいの」
そうなのか。わたしはそのマントを身につけた。確かに体が軽くなったような
「おお~!強者感出て強そうだよ!」
「重量級の悪魔が付けるマントですね」
「うふふ…いいマントね。私もほしいわ」
~
わたしたちは夜に5人で貧困の家を中心に見回りをした
まさかとは思うがすでにいたらまずいと思ったからだ
もちろんさっき言ったレイスの意見を聞いていないわけではなく、念のためという意味がある
夜。わたしたちは歩く
「わたし…あの優しいおじさんのもとに行きたい」
「ニィナの言うとおりにしましょう」
そう。また会おうと言ったからわたしはまた会いたい。ちょっと夜が更けてきたけどきっと笑顔で出迎えてくれる
「すぐに着いた」
わたしは優しいおじさんの家に着いた
「…明かりが付いているね?」
こんな夜に何をしてるのだろう
あまり大きくはないが、家に行きドアをノックしてみた。しかし反応がない
ドアも簡単に開いた
「ドアが簡単に…?」
「イヤな予感がするわ…」
わたしたち5人はおじさんの場所にいるであろうリビングに来た
…わたしは信じられないものを見た。おじさんが倒れ、家族全員も血塗れで倒れていたのが
「…おじさん!みんな!」
わたし含め全員が近寄る。しかし、もうおじさんの奥さんも子供も何も動かない状態だった
「なんてこと…!みんな死んでしまっている…!」
ムクロは驚くように言う
「う…う…」
おじさんの声だ。わたしはすぐに行く
「おじさん!わたしだよ!どうしたのこれ!?」
「あ…ああ…ニィナちゃんか…さっき…盗賊が押し寄せてきて…僕も含め全員が…」
ぐふっ、と血をはく
「おじさん!」
「に、ニィナちゃん。ごめんな…もう…僕は無理だ…頼む…遺体は…側にでも埋めてくれ…」
それを言うとおじさんは目をつぶり、ぐったりした
「おじさん!ねぇ!おじさん!!」
もうおじさんは言葉を発しない
「う…ううう…」
わたしは涙を流した。こんなことになるなんて…
「なんてこと…ついに奴らは貧困の人も襲うのね」
「盗賊ども…許すまじ!」
「弔い合戦をしないといけませんね」
「さて…私の仕事ができたようね」
モルテナ含む全員が怒りに満ちていた
わたしは涙をふいて、おじさんをゆっくりとおろしモルテナの方向に向いた
「みんな…!わたしは…鬼になる!もう、許さないという話じゃない!全てを滅ぼさないと気が済まない!盗賊も、兵士も、全部!わたしの天敵だよ!!」
大きい声で、そして復讐のため。わたしは新たな決意をした
「ニィナ。あなたならできるわ。いいのよ。わたくしたちもニィナの怒りを受け止めて全てを滅ぼしましょう」
「そうですね。怒りは全て敵にぶつけるのが一番です。私たちも同じ気持ちです」
こうしてわたしは鬼になった。敵を全て滅ぼすために…!
続く
ここまで読んでくれてありがとうございます!
ニィナは全てを滅ぼすために鬼になります。それは決意が固いことです。もう容赦なく倒すことでしょう




