ショートストーリー「鹿のステーキ」
ショートストーリー。と呼びましてこちらの物語は戦闘は無しの話の日常の話です
今回はモルテナに会ったばかりのニィナとモルテナの話となっています
「鹿の肉を食べましょう」
え?モルテナが突然言い出した
今は夕方以降の夜に時間。そろそろ夕飯だけどモルテナはにこにこで言う
「も、モルテナ。それってどういう…」
「言ったでしょ?鹿の肉はおいしいから狩猟して食べるのよ」
うーん…だったら牛肉でいいような…
「だいたい牛肉とか豚肉があるじゃない?」
「ううん。今日の気分は鹿。ニィナも食べてみなさい。おいしいのよ」
鹿…あれはおいしいのか?そういえばモルテナに会ったときクマも食べるなんて聞いたがあれはどうなのか?
「と、言うわけで森に行くわ。ニィナ、付いてきなさい」
「うん」
時刻は夜。まさか大鎌で狩猟するのか?
~
夜の森に来た。わたしは一応ランプを持って歩く。でもモルテナは大鎌を背中に背負っているだけ
アンデッドって目がいいのか?わたしは目がいいけどモルテナもきっと目がいいのだろう
「さてさて。今日のお肉になる鹿ちゃんはどこかしら」
鹿ちゃんとか愛称込めて言うならやめれば…
「…ん!ニィナ、ランプ消して」
いるんだ。わたしは指示通りランプを消す
すると目の先に確かに鹿が一頭いた。仲間と別々にいるのか?
わたしたちに気づいてない。モルテナはいつのまにか大鎌を持っていた
襲撃に来たものではなくゆっくりと狙いを定めて鹿に近寄る。モルテナは忍び足も可能なのか
そして…鹿のほぼ真横までやってきた
鹿はそこでようやく気づいたが、既に遅かった。モルテナは大鎌を一気に振り下ろし、首をはねた
ざく!ぷしゃあああ
鹿の首と胴体は離れて血が一気に吹いて胴体は倒れた
「あーっはっは!血がたくさんでてるわね!」
そこで高笑いしなくても…
角があるので雄の鹿だろう。モルテナは胴体のみ持っていく。大鎌はしまい、わたしの元に来た
「ニィナ。おいしい肉ができたわよ」
「う、うんさすがだね。それをどうするの?」
モルテナは血の涙を流して言う。なんでここで?
「うふふ…お手伝いさんには肉を加工できる人がいるの。あとは持って行っておけばそれで十分なのよ」
…なんでわたしと同じようなお手伝いさんは有能な人が多いんだろ?
「じゃ、家に戻りましょう?」
と言うわけで戻る。斬った首は持ち帰りしなくていいんだ…
~
「これが…鹿の肉」
持っていった胴体はそのまま加工され肉に。そして目の前に出されたご飯は鹿の肉だった
確かに美味しそうだ。肉の香りがよくて牛とはまた違う。ちゃんとした赤みのある肉なのだろう。そして出された肉は香ばしい色になっている
「遠慮せず食べてね」
わたしは早速食べてみた。フォークとナイフでまずナイフで肉を斬り、フォークをさして口に入れる
「…おいしい!」
牛や豚とは違う食感で驚いた。普通においしいじゃない
「これが鹿の肉なの」
モルテナも同じように食べる。なんとも良い笑顔だ
「もしかしてモルテナって鹿の肉が好物?」
「ううん。これはそのひとつで肉類ならなんでもいただけるわ」
…なんでもいいんだ
「ふふふ…色々な食べ物を食べる。それもひとつの経験よ、ニィナ」
わたしは貧乏だからこんなおいしいものは食べられなかったけど、モルテナのおかげでひとつおいしいものを食べた
そんなディナーは続いた
終わり
ここまで読んでくれてありがとうございます!
鹿の肉美味しそうですよね。とある動画で鹿を狩猟して食べている動画があるんですけど、なんとも美味しそうです。牛の赤身とは違うおいしさなのでしょう




