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とあるイベントNPCの見る世界  作者: 鷹野メツ
ここ掘れワンワンって何ですか?
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気紛れの情報収集

おおおお久しぶりです……覚えてる方いらっしゃいますかね……。

今回も全然進んでないです。行き当たりばったりなものでどうしようか検討中。

午後三時のお八つ時、まだまだ明るい時間帯に、私とキルトさんとコロンは無事レクサスに帰ってきた。


「到着!キルトさん、ついてきてくれてありがとうございました!」

「いえいえ、こっちも有意義な時間だったしね。また行くなら、是非お供させてよ」

「いいんですか?じゃあ、また機会があればお願いしますね!」


お礼を言って、キルトさんと別れる。とりあえず魔力草を家に置いてこよう。





家に着いて、魔力草を倉庫に放り込んだ後。私は自室でコロンを抱きしめてゴロゴロ床に寝そべっていた。

コロンのふわふわの毛並みに癒されつつ、予定よりだいぶ早く帰ってこれたことによって空いた時間をどうしようか考える。ううーん、今日は魔力草の採取だけで終わると思ってたから、特に考えてなかったんだよね。

こうして時間ができると、あれもしたい、これもしたいとやりたいことがたくさん思い浮かんでくる。


ポーションはいくらあってもいいから、ポーションを作るのもいいんだけど…どうせなら、何か別のことがしたいなあ、なんて。


こういう時異邦人さんはどうしてるのかなあと考えてると、そういえば異邦人さんは掲示板を暇つぶしに利用すると言っていたのを思い出した。そういえば、異邦人さん達はよく「あんか」というのをして楽しんでいるとも聞いたことあるなあ。よし、特に急いですることもないし、掲示板覗いてまったりしてようかな。



横になったまま、視界の隅にある掲示板へのリンクボタンを押す。視界の隅にあるとは言っても、普段意識してないときには見えなくなっているので全然問題ない。ただ、意識してないと消えてるからたまに存在を忘れちゃうことがあるんだけどね。


スレッド一覧にざっと目を通してみる。レクサスだけじゃなく、ほかの町の人も一斉に使えるようになったから、まだ数日しかたってないのにスレッドもう膨大な数が立てられている。これ、異邦人さん達はどう管理してるんだろ…。


レクサス関連は割とよく覗いてるので、今日はレギオン関連のスレッドでも覗いてみよう。

軽い気持ちでレギオン関連へのリンクボタンを押してみると、目に入ったのは大量の「ダンジョン」「パーティー」「ギルド」の文字。流石レギオン、半端じゃないです…。

だいたいが情報を求めるものだったり、メンバー募集してたりといったものなんだけど、異邦人という単語を見つけて、スクロールしてた指が止まった。



そのスレッドは、レギオンで有名な異邦人さんの名前とかを上げていくものらしい。レギオンで有名になるってことは、つまり既に一流の冒険者であるということだ。頑張れば王都にある騎士団にも入れるだろう実力の持ち主ということでもある。まだ一か月も経っていないのにそんなすごい人がいるなんてと、興味がわいた。





今一番話題に上っているのは六人。みんな同じパーティーに所属していて、なんと四時間前、難易度5のダンジョンを踏破してきたところらしい。ダンジョンの難易度は10まであって、4まではそうでもないんだけど、5になるとぐっと難易度が上がる。一流の六人パーティーでも一日かかってもおかしくないのに、そのパーティーは半日もかからず踏破って、そりゃあ有名にもなるよね。

名前も判明してて、レインさん、カタリナさん、ケイさん、アカツキさん、ネネさんっていうんだって。あと一人、おそらくリーダーの人は残念ながら名前がわからなかったんだけど、その炎のように赤い髪と優しそうだけどどこか近寄りがたい雰囲気から、『炎魔王(えんまおう)』って二つ名がもうついてるんだって!これには私も飛び上がって驚いちゃったよ。



いろいろ見たけど、結局これ以上に驚く情報はなかった。掲示板を閉じて一息つく。

やっぱり異邦人さん達はすごいなあ。炎魔王なんて、強くてかっこよさそうな二つ名ももうついてるし。


いつか会ってみたいけど、そんなすごい人たちなんだから、もうレクサスには寄らないだろうな…。

ぐーっと伸びをして立ち上がる。私の腕から解放されたコロンは、どうやら眠ってしまっていたみたいで、私が手を放しても動く様子がない。


窓の外を見ると、もう夕方になっていた。

まだ晩御飯の時間にはもうちょっとあるけど。町を散策するよりもやりたいことができたし、今日はもう町には出ない。ポーション作るのに必要な器具やら材料やらを取り出しながら、私は掲示板の内容を振り返っていた。




だいぶ時間使っちゃったけど、異邦人さん達の活躍を知って私も頑張らなくちゃってやる気がでたし。

気まぐれだったけど、掲示板、覗いてみてよかったかな。

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