095 魔王とオツヤたち
「オツヤン硬たすぎ・・・」
「だろ?もうチョー硬いんだって!」
重厚感のある金属質の板からドス黒い気が放たれ、周囲は暗黒界に変容してる。
魔王城は、暗黒魔王城にグレードアップした。
その暗黒魔王城内の広間にて、オツヤ、カタリア、ボブ、そして城主、魔王リリスヴィーナが特訓をしていた。
少し前、シェルター戦後。
リズは、戦いのダメージ回復後、オツヤたちに手短に魔王であることを告白した。
「えへ♡リズ魔王もやってるの! オツヤン、ボブリン、アーちゃん大好き!大大好き!!オツヤン最強!ボブリン強い!アーちゃん歌うま!」
「すみません。魔王は説明が下手でして。この度は、命をお救いいただきまして、本当に感謝しております。我は魔王直轄参謀エバンゼスと申します。不覚にも勇者一味に捕らえられてしま」
「エバちゃんだよーーー!リズの大大大大親友なんだ!」
「リズ!お礼はちゃんとって、いっつも言ってるでしょう!もうっ!」
リズの本調子が出てきたので、オツヤもカタリアもボブもほっとして笑い出した。
「じゃあーね!落ち着いたらお城に遊びに来てね!」
「ありがとうございました!救世の暗黒神さま!エバンゼスは、このご恩は忘れません!!!!!!煉獄の紅蓮の炎が、魔界の全土を焼き尽くし血の池が干上がり魔王城が全焼しても忘れません!!!!暗黒神教万歳!!!!!万歳!!!!!」
エバンゼスの言葉に、炎将軍イフリーはビミョーな顔をしていたが、リズらとともに軍を率い飛び立っていった。
「人間よ!世話になった!」
ボブの横でネグセは、もう何が何だかわからないという顔をして寝ぐせ頭をかいていた。




