079 首都防備弓兵大隊
教国首都に全力で向かうオツヤ、カタリア、ボブ。
首都に近づくとすぐ近衛騎士団に発見された。
都に入る街道沿いには弓大隊が配備されていたのだ。
バリケードが設置され、弓を構えた兵が三列横に広がっている。
「手配通りのテロ犯だ!熊獣人が男女二人を抱えている!通すな!」
矢が次々と放たれる。
ある程度ボブがよけるが数が多い。
「弓隊!一気に撃て!」
矢雨が放物線を描き降ってくる。
「だめ、避けきれない!アニキ!」
「ステータスオープン」
三人のすぐ上に漆黒の板が現出し、三人にあたる軌道の矢、数十本は板にあたると運動エネルギーを失いぽろぽろ落下した。
「ステータスクローズ」
「うわ、何だあれは。邪教の神?!えええい、撃て撃て!」
兵たちは一瞬現れた邪悪な気に恐怖しながらも、それを振り払うかのように矢を射る。
「ステータスオープン」
あわてて放たれた矢雨は乱れて方向と時間がずれていたため、何本か防ぎきれない。
オツヤとボブに刺さる。カタリアの頬をかすめた。
カタリアは叫ぶ。
「オツヤ様ボブ!強行突破!」
「ステータスクローズ」「ステータスオープン」
「どりゃあああああああああああ!」
ボブは短距離走の選手のようなフォームで最大速度を出す。
目の前に漆黒の板が展開されると、そのまま一直線に包囲網を突破した。
ボブの最高速度に前面以外の矢は追いつかず的が外れる。
漆黒の板は前方の矢雨を防ぎ、バリケードと兵士数名を破壊した。
ボブは走り抜けた。
急げ!




