078 恵皇の大儀 2
シェルター内部に設置された祭壇にいるのは、教皇、大司教、勇者、賢者(枢機卿)つまりユナイテッドステータス教国中枢にある称号保有者。
そして5人の子供たちとその母親が整列していた。
祭壇には供物が並べられている。
供物は黄色い魔術結界網に捕縛され二列に並べられている。
前列が「狂奔の贄」つまりS級以上の魔獣たち、後列が「理知の贄」である。
枢機卿と勇者は贄を挟む形で左右にいる。
大司教が厳かに宣言をする。
「これより恵皇の大儀を執り行います」
教皇が頷き言葉を発する。
「子らよ。ステータスを高めるのじゃ。よいか、汝らは選ばれし者。選ばれし数字を手にするのだ」
そして全員で祝詞をとなえる。
「 我らはユナイテッドステータス教国を治むるさだめある者なり。
強者よ。我らは魂を糧としステータスを乞う!
宿れ、我がステータスとなりて昇華せよ!
ステータスに栄光あれ!
ステータスオープン 」
全員のステータスパネルが現れる。
五人の子供たちを除き全員レベル50以上の高ステータスである。
もちろん枢機卿と勇者が突出してるが、戦線に立ったことがありそうにない出っぷりとした教皇や大司教、王妃たち母親までがA級冒険者を超える高レベル、高ステータスである。
「 ステータス神の代行として、聖剣を汝に託す 」
「 御剣を拝借いたします 」
大司教が子供に一人ずつ白く光る聖剣を渡し、子供たちは暗記した言葉で答える。
最後に第一王子に、ひときわ明るく光り輝く聖剣エクスカリバンが渡された。




