007 いざギルド登録 ~待ち望んでおりました
突如ロビー中央に現れた異常物体、オツヤの強大な漆黒のステータスパネルを前に。
「これ、この真っ黒の、もしかしてアニキのパネルだべか・・。嘘っ?机われちゃった」
「もしかして触れるべ???」
恐る恐るも好奇心でボブが近づく。
「いけません。ボブ!不敬はなりません!」
ギルド職員カタリアは近づくボブを阻むように、パネルとボブの間に身を滑らせた。
目がなんかイっちゃっている。
「ちょ、ちょっと職員さん!!ボブさん!そんなに近づいて僕の恥ずかしいの見ないで!!」
オツヤも割ってはいる。
そのとき、
「ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!」
「バリン!」「グシャ!」「ドカ!」「ブシャ!」
「うわっ!」「ギャー!」「ドゲッ!」「何だ!」「痛!」「伏せろ!」
ギルド奥に続く廊下から、閃光と爆風が!!
冒険者たちの悲鳴が響き渡る。
黒煙と炎が荒れ狂い、視界をさまたげる。
オツヤ、ボブ、カタリアは身を寄せ固まった。
数秒だろうか、数分だろうか。徐々に視界が戻った。
地獄であった。
原形をとどめない死体の山、血みどろの瓦礫と人体のパーツ。
どちらもまだ燃えて煙と肉の焼けるにおいが、崩落寸前の建物に充満してる。
しかし、衝撃が来た方向に近いというのに、オツヤの漆黒のステータスパネルの陰になり、三人だけは全くの無傷であった。
物理的に爆風がステータスパネルに阻まれたようだ。
「ひー何だったの今の爆発!みんな死んでる!どどどどどうしよう???」
「うわー。みんなバラバラになっちゃったべ」
カタリアは、瓦礫の中に爆発前と何ら変わりなくそびえたつ漆黒の板・オツヤのステータスパネルを見つめ、涙を流していた。
「これは、間違いない。救世主様。待ち望んでおりました」
目には喜びと狂信の光があった。
「オツヤ様、ボブ。まずはここを脱出します。
オツヤ様、偉大なるステータスパネル様をひとまずお姿のお隠しをお願いします」
「はヒッ ステータスクローズ」
「ボブは我々二人を抱えて、離れたどこか人のいない身の隠せる場所まで全力で走ってください。今すぐ!」
「カーちゃん・・。分かった!いくよ!!」
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