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017 教国警備隊 VS 救世の暗黒神教団 ~バトルの予感


 今日ステート川に派遣された教国警備隊は、総勢200名。


 近辺の警備隊ほぼ全員が駆り出されたばかりでなく、首都中心部からの派遣もされていた。

混成の大部隊である。


 彼らは集団で、土手の上に固まっていた。



「なんなんだ。さっきから異変が起こったり止んだり繰り返し。

 この世の終わりの予告編のようだ・・・」


「帰りたいけど帰れない・・・」


「隊長! 私は先ほどの異常現象を観察しておりましたが、どうもあちらの方向が強く闇の気配がしてきたように思いました。

 あちらに何か原因があるのでは? 探索許可をお願いします!」


「(原因なんか近づきたくはないんだけど)

 よし、お前、誰か知らんが素晴らしい勇気だ! 小隊の指揮権を与える。行ってこい!」


「ありがとうございます」



 申し出た若い隊員と、ガッツの残っている30名が小隊を作り、暗黒の気が強かった方向に進み始めた。





「くんくん。においがしてきただ。沢山いるべ」


「追っ手! 怖い!」


「いよいよ参りましたね。教国の犬どもが! ふふふ。

 暗黒教団の最初の餌食となる記念すべき敵。目に物を見せてくれようぞ!」


「ちょっと、カタリアさん 悪い目してる! 怖いんですけど!」





 警備隊の急ごしらえの精鋭小隊の動きは、思いのほか素早かった。


 オツヤたちが潜伏する材木工場の資材置き場はすぐ見つかったようで、ボブがにおいを感知したときには既に包囲の輪が作られていた。



「小隊長、間違いないです。熊獣人と人間二人、男と女。手配書の通りです」


「よし、すぐ本隊を呼び寄せろ」


「分かりました」


「まだ手は出すな。絶対に逃がさないように、包囲が完璧に固まるまでな」









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