011 王城にて
「名前:マッハ 人族 警備隊
LEVEL:19 所有スキル:速足 」
「名前:プラウディオ・ジョルジュ・アグイアル
大魔導士 枢機卿 賢者
LEVEL:72
HP:3389
MP:7993
STR: 75
所有スキル:空間魔法 詠唱強化 白魔法
強制ステータス開示(SR) 」
「枢機卿閣下。緊急のご報告申し上げます!」
「なんじゃ、申してみよ」
ユナイテッドステータス教国、王城内にかなりの大きさで枢機卿専用の部屋がしつらえてある。
その大きな部屋内には所狭しと魔術書と魔道具が置かれている。
大臣の部屋というよりも、魔法研究所の様相である。
彼は、近年は勇者一行とともに外出してることが多く、彼が王城にいたのは伝令にとって幸いなことであった。
「ギルド本部が焼失しました」
「は? 何と言った」
「ギルド本部が先ほど、壊滅いたしました。
何か爆発があったようで、今捜査班が入っております」
「バカを申せ。爆発じゃと。
あの建物はテロなどではそうそう壊れはせんわ。ゴリアテはどうした。すぐ呼べ」
「ゴリアテギルドマスターはおそらく死亡したようです。
現場で発見された遺体の一部に彼の入れ墨が確認されました」
「一部とはどういうことじゃ」
「多くの遺体がバラバラでして、何人犠牲になったのかもわかりません」
「何もわからんではないか。生存者はいないのか?」
「一人もおりません。
しかし、近所の住民の話では、爆発から数分後、建物が倒壊する直前、一人の獣人が人らしきものを二つ掲げてすごい勢いで走り去ったとのことです」
「あやしいな。とにかくすぐ探し出せ。
教国警備隊だけでは足らぬなら近衛騎士団を使って構わん、いけ!」
「はっ!失礼します」
走り去る伝令。
「まずいな、ギルドはステータスアップ用魔獣拿捕の最重要拠点だ。
これでは供給が間に合わなくなる。
誰の仕業じゃ。
この国にまだギルドを破壊できるような力ある反勢力が存在したかのう。
目星もつかぬわ。
それとも魔族の仕業か。
とりあえずミキザらと対策を打つしかないのう。
そうじゃ!奴も呼ぼう。
奴なら裏仕事は何とでもしてくれよう」




