↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/111

109 決戦3



 世界最強のステータスパネルは、ステートピア王とアナリザ司祭の中間に現出した。


 そして、ステートピア王の左手を切り落とし、アナリザの胴体の3分の1を寸断。



 その一瞬、二人の限界速度域で会話がなされた。


「王よ。これには勝てません。理の外にあります。このままでは負けます」


 アナリザは眼球は回転したままだが、決意を秘めた言葉の強さがあった。



「王よ。経験値とスキルをお受け取りください」


「わかった」



 アナリザはステートピア王の胸に飛び込む。

ステートピア王はアナリザの首を右手ではねた。体を抱きしめた。



「ステータスオープン!」



 ステートピア王が叫ぶ。



「ステートピア  LEVEL:8600  ステートピア勇者」



 アナリザの首が転がると、王のステータスパネルが書き換わる。


 ステータスパネルは金色となり、神々しい光が周囲を満たす。



「ステートピア LEVEL:∞(インフィニティ)  神族  新スキル:神眼」



 アナリザの首は、満足して笑っているように見えた。



「アナリザよ 理を超えたぞ」



 ステートピア王は神になった。



 その一瞬のやり取りを逃さなかった。

リズとボブとガリクソンが同時攻撃をしかけた。


「む」



 三人はステートピア王、いやステートピア神に攻撃を仕掛けたままの体勢で空中静止していた。


「神眼は攻撃にも使えるか。解析と攻撃の統合。神にふさわしい」



「ステータスクローズステータスオープン」



 オツヤは三人に当たらないように集中してパネルを閉開した。


「むう」


 ステートピア神は避けた。



 神は避けた。


「神眼がよけろと言った。どういうことだ」


「神眼解析」


 漆黒のステータスパネルを神の目でにらむ。




「勝利確率 0%



  どういうことだ?どういうことだ!どういうことだ!!!!!」



 神の怒り!

天を雷雲がつつむ。


 ボブとリズ、ガリクソンは攻撃を仕掛けたままのポーズで吹き飛ばされた。



 稲妻の光が充満した雷雲、それを、暗黒の気が浸食していく。



 宙に浮かぶ巨大な漆黒の板。

重厚感のある金属質の板からドス黒い気が放たれ、周囲を暗黒界に変容させていく。


 それはステータスパネルと呼ぶにはあまりにも禍々しすぎた。


 漆黒面に爪で何度も引掻き切刻んだような怨念を思わす深紅の血文字。


「オツヤ 人族 28歳 LEVEL1 HP 5/5 MP 1 STR 1

           特記: 【世界最強 の ステータスパネル保持】 」





 新たなる神、ステートピア神の誕生も、この漆黒の板の序列は変えられなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。