錆びた剣と七日目
オダケンは彼の身長くらいある黒く鈍く光る頭蓋骨の上に刺さっている剣を見た。
それは銀には程遠い。刃が黒く錆び付いている。持ち手の部分もかつては装飾もあったように思えるが擦りきれてしまっている。
両刃剣であろう。
武器としては頼りなさそうだ。
そんな彼は剣の刺さっている頭蓋骨をひょいと登った。
それから目前にある剣を見る。
そうして剣を手に取った瞬間に引き抜いた。
ある王の剣は岩からまったく抜けない剣。そんな逸話だらけの剣とは違い、やはり錆びた剣は呆気なくスルリと抜けてしまった。
ほぼ同時に頭蓋骨が砕けてしまう。
「うあっ」
彼も砕けた破片と共に落ちた。
彼は仰向けになりながらも
自分が持っている剣を見る。
錆びた剣の刀身を見ながら、
こう叫んだ。
「剣だー!!初期装備ゲットだー!!」
もう嬉しさのあまり割れんばかりの声だ。
オダケンにとっては初めて手にする初期装備。
「初めて武器を手に入れたぞ!!やったー!!やったぞ!!」
彼は思わず剣に頬擦りする。
わざわざ剣に話しかけた。
「何だか一人、寂しそうにしてたね。でももう大丈夫。」
「よし、よし。」
と剣を手で優しく撫でた。
「まずは、綺麗にしようか。錆びを落とす方法を考えないと。」
周りを探りだす。骨の破片を拾った。
「骨の破片とかも使えるかな…。」
そんな彼を近くで水中から鋭い瞳で見ている者がいた。




