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4ー2

 僕は陛下に言われた通り、携帯電話でシャノン様へ連絡します。


 すると間もなく、リリーさんが電話に出てくれました。


『ちょっとジェイン様。シャノン様になにをしていらっしゃるの?』


 いきなり怒られました。


「実は今、陛下と一緒にくらげ島の外にいるのですが、帰れなくなってしまったので熊鈴を鳴らして欲しいのですが」

『なにか理由があるのですね。それなら鳴らします』


 リリーさんはリンゴンと熊鈴を鳴らしました。


 僕は目を閉じて、その音に集中します。


 やがて、身体が歪み始めて、ワープをしているのがはっきりとわかりました。


 そしてついに、リリーさんの元へと帰ってこれたのです!!


「無事に帰れたようだな。リリーよ、そしてシャノンよ、よくやってくれた。礼を言うぞ」


 陛下は人たらしの笑顔でリリーさんとシャノン様を褒めちぎりました。


「そんな。わたくしは鈴を鳴らしただけですもの」


 しかし、これで島の外への脱出の第一弾は成功したように感じます。


 城に戻った陛下はいそいで島に存在するレモンティ国とローズヒップティ国の重鎮たちと緊急会議がおこなわれました。


 それにともない、これまですべての住人に配っていなかった携帯電話を支給されました。


 話はトントン拍子に進んで、くらげ島脱出の発表がありました。


 住人全員を移住させるというこの一大プロジェクトは、住人を不安にさせましたが、そこはジョゼフ国王陛下。しっかりと説明してすべての住人を説得しました。


 ただ、不安要素もあります。全員を移住させるにあたって、魔力拡張装着の着用をした上で、ほとんどの魔法使いに協力を求めること。それに伴い、くらげが暴れるかもしれないこと。


 とにかく誰もが初めてのことですが、事は一刻を争います。


 不安な者はジョゼフ国王陛下直々に話をうかがうことになっていました。


 そしてついに陸地の知事と対面する日、僕は魔力拡張装着を着用した上で、魔石をも身につけ、ジョゼフ国王陛下とレモンティ国の王様と側室、さらにローズヒップティ国の王様と側室を連れて陸地にたどり着きました。


     つづく



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