#21:神の手
第21話目です!
+α投稿になります!次回は日曜日の15時です!
今回ヒカルの新たなギフトが増えます。このギフトも後々活用してくるでしょう
「ここが武器屋みたいね」
瑠光が昨日聞いたロキという武器屋に来ていた。
「他の武器屋と比べても……大きいな」
「人が多いところはやっぱり私は苦手です」
愛月は相変わらず人見知りを発揮していて、俺の左腕にくっついていた。もう何かそこが定位置になりそうで怖い。まぁ可愛いから別にいいんだけど。
「この武器屋はたくさんの人が集まるって聞いていましたが……こんなにたくさんの人がいるとは思いませんでした」
「すごい賑わっていますね」
「そうね、私もこれほどだとは思っていなかったわ」
フィーシャ、小林さん、美涼の3人は冒険者の多さに驚いていた。俺としても武器屋って小さいものをイメージしていたからこれほどまでにも広いとは思っていなかった。
「光君、中入ってみよ!」
西条さんに腕を右腕を引っ張られて、俺は武器屋ガンゲに入った。中に入ると受付嬢がいた。え?受付嬢?あれ、俺ギルドに来たんだっけ?
「いらっしゃいませ、武器屋ロキへようこそ!」
受付嬢のところに行くとまるでギルドの受付嬢と同じように話しかけられた。
「武器製造をしてみたいんですけど」
「分かりました……えーと7名様でよろしいですか?それではステータスプレートを見せてください」
俺たちは偽造したステータスプレートを見せた。俺の効果でステータスが上がっているせいで全員に付与しなければいけないのだが、一度かけるとステータスを変更するまで魔力を消費しなくてすむらしく、そこまで不便ではなかった。
「勇者様ですか?!今、主人は居ないのですが……代わりの者に当たらせますので……少々お待ちください」
勇者って立場だけで結構優遇されている気がする。これも神崎のお陰だろうか。悲しいのは俺の力ではないということだ。
「その必要はない!」
振り返るとそこには俺よりも身長が高いいかつい顔をしたおっさんが立っていた。
「私がこのガンゲの責任者をやっている、グランド=ロキだ」
「ロキ様はシャレスト王国におられたのでは?」
おっさんは笑いながら答えた。
「いやゴブリンジェネラルが現れたと聞いて、駆け付けたがもうすでに倒されていたとはな、勇者方は骨がありそうだ」
それ俺が倒したわけじゃないんですけどね……いや俺は確かにゴブリンジェネラルとかゴブリンキングを倒したけど黙っておくか。そういえば、このおっさんが来てからなんかココが騒がしい気がする。
〖このおっさんは何者なんだ?〗
〖この人は6大英雄の1人よ。ゴブリンキングが現れた時に6人で討伐したことがあってこう呼ばれてるらしいわ〗
〖ノヴァも、聞いたこと……アル〗
〖ちなみにこの人は地属性の魔法と斧の使い手よ〗
地属性か……そういえば地属性の技とかスキルってあんまり聞かないよな。
〖地属性は魔法の岩派生が多イ……だから、派生していなイ純粋な地属性の技は珍シイ〗
「よし、じゃあさっそく案内するぜ!ついて来い」
案内されて俺たちは工房に入った。俺たちは勇者と言うことで特別な部屋に招待された。材料があるので使う時にお金を取られるらしい。ちなみに一度材料を取っても使わなかった場合はその分のお金は返ってくるらしい。俺は早速、鉄を取った。うん、なんだろう、鍛錬なんて詳しく無かったはずなんだけど……何故か知識が。
〖マスターステータスが更新されてるわよ〗
〖え?〗
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吉川 光 Lv.36 〈勇者〉〈聖なる勇者〉〈魔王〉〈鍛冶師〉
HP 36000/36000
MP 36000/36000
SP 36000/36000
STR:28800
VIT :28800
INT :23400
MND:23400
AGI:25200
DEX:9000
LUK:3600
●属性効果
火属性Lv.4
水属性Lv.4
風属性Lv.4
地属性Lv.4
光属性Lv.10
闇属性Lv.10
無属性LV3
●スキル
〈火属性〉
炎剣
〈水属性〉
水斬
〈風属性〉
風斬
〈地属性〉
〔岩派生〕
岩斬
〈光属性〉
ライトニングソード
〈闇属性〉
ダークインパクトソード
●魔法
<火属性>
ファイヤーボール
<水属性>
アクアショット
<風属性>
ウィンドショット
〔雷派生〕
ボルト
<地属性>
〔岩派生〕
ロック
<光属性>
ライト
ジャッジメント
<闇属性>
ダーク
ブラックホール
〈無属性〉
テレポート
瞬間移動
<虹属性>
シックスエレメントバースト
●ギフト
【聖なる鑑定】
【高隠蔽】
【偽造】
【神の加護】
成長速度 30パーセント上昇
物理攻撃 20パーセント軽減
特殊攻撃 20パーセント軽減
【ステータス神化】
【アイテムボックス】
【光と闇を使いこなすもの】
【技受技使】
【神の手】……一度振れたものを自由に複製することが出来る New
また何でも作れてしまう
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あれ、これはやばくないか?歴代の勇者か魔王はこんなもの持ってたわけか?
〖私こんなの見たことないですけど……〗
〖ノヴァもない……魔王様は誰もこんなギフト持ってなかった〗
え?じゃあこれは何でなんだろうか。てか何でもって……試しにスカイツリーをっと。え
?マジで実行しますかって出てきたんだけど?しないしない、こんなところで出したら大変な事になりかねない。てかこれ俺1人で都市作れるような……
こんな感じかな。あの後俺は色々な素材に触れて置きたかったため、ココにある全ての素材を使った武器を作ったのだが……
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名前なし
種類:ロングソード
製作者: 吉川 光
攻撃力: 999999
耐久値: ∞
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やってしまった感が凄く半端ない。てか攻撃力どうやって落とせばいいのか?えーとあそこにあるロングソードと同じぐらいの質に偽造しておこう。
全員が終わった後ガンゲさんにそれぞれの武器を見せた。……俺の偽造済みだが。
「ほう、これは店に置いてあるのとほとんど同じ出来ではないか……始めてやったとは思えないほど上手だ!」
ガンゲさんは興奮しながら言った。あちゃー……そこまで考えて無かったなぁ……とりあえずこの剣は保留にしておこう。そういえばなんでここに糸とか綿とか全然関係ない材料があったんだろうか……でも糸は何かに使えるかもしれないと思って一応触れておいたのだが……
「じゃあな勇者たちよ!冒険頑張れよ!」
「はい、ありがとうございました」
ガンゲさんに見送られて俺たちは武器屋を出た。瑠光の提案でショッピングに行くことになったらしい。俺は少しやることが出来たので宿屋に戻ることにした。
――
「これがいいかな?どう思う、愛月?」
「うーん……ヒカルさんの服の好みってそういえば聞いたことないですもんね」
「この世界は服の種類がそもそもあまりないらしいわ……」
佐倉さんと高梨さんと川村さんの3人が服を選んでいた。吉川君は何が好みなんだろうなと考えながら3人を見ていると肩を叩かれた。
「小林さんも一緒に探そ!」
「一緒に色々来てみましょう!」
「そうだね」
西条さんとフィーシャ王女に誘われて私も一緒に服を見た。地球にいた頃よりも、種類はあるものの、派手なものであれば地球では見ないような服もあったのでどれを選ぶのかに結構時間がかかりました。そして私たちはそれぞれ2着ぐらいずつ服を買って宿に戻りました。吉川君喜んでくれるでしょうか?
――
よし、こんな感じでいいか……武器屋ロキを出た後、俺は〈鍛冶師〉と【神の手】を使っていくつか作ってみた。その中でも俺のお気に入りがいくつかあるのだが、一つ目は銃だ。これは意外と作るのが簡単だった。鉄などの金属物質を混ぜて後は指示通りに【神の手】が勝手に行ってくれる。ちなみに、実弾を発射する型と魔力で精製した魔力弾を発射する2つの型が存在したので2つとも作っておいた。それから他にもいくつか作ったのだが、これくらいでいいか。
俺が【神の手】の能力を試し終わってから10分経った後部屋の扉が開く音がした。
「光君ただいまー!」
「おかえり」
ドアが開くと西条さんが真っ先に俺の胸にダイブしてきた。慣れたつもりだったのだが、男子をいつも見下してるあの西条さんの豹変ぷりにはまだ驚かされている。
「そういえば、ヒカルさんは何をしてたんですか?」
「ステータスプレートを見て今持っているスキルとか魔法を見てみたんだけど……」
「何か新しいものでもおぼえていたのかしら?」
美涼さん、辞めてください期待した目でコチラを見るのは。そういえば西条さんと小林さんは俺がスキルと魔法を覚えているのを知らないんだっけか……ってあれ、それって。
「新しいものって何かな?」
「ど、どうしたのかしら……西条さん?」
スルーしようとしたが、西条さんはコチラを見てきた。やばい、これは言い逃れ出来ない奴だ……仕方ないか。
「実は黙ってたんだけど、俺は〈聖なる勇者〉だ。だから光属性のスキルと魔法なら使える……王族がどうしても信用できなくってその……」
「そっか……色々考えてたんだね光君は。なら私も気にしないことにするね?」
その笑顔は反則だろ。西条さんの笑顔は破壊力がある、それこそ愛月に並ぶぐらい可愛いさを持っている。こうなってくると4属性の魔法が使えるってことを黙っているのが何か申し訳なくなってくるのだが……
「王族の私の前で言われるのはちょっと何とも言えない気分になりますけど」
「ごめん、別にフィーシャの事は……」
「分かってますよ……でも少し傷つきました」
泣きそうな顔でそんなこと言わないでくれ……
「じゃあ今日は同じ部屋で一緒に寝てください!」
「ちょっと卑怯よ!」
「抜け駆けはゆるしません!」
結局今日はフィーシャと美涼と西条さんと寝ることになった。明日からは何をしようかな……王様の召集に行くかどうかは決めてないが、帰還方法探すことが最優先だからなぁ……魔王は俺だし、帰還魔法なんて知らないからな……
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