#10:Eランク勇者たちとゴブリン洞窟の異変
6月です!一昨日から梅雨入りの予報……雨が降ると気持ちも落ち込みます(´・ω・`)
さて10話目です!ヒカル以外の4人のEランク勇者たちが、新キャラ•ヒロインとして登場します!
3500pv&1000ユニーク達成しました!たくさんの人に読んでいただけてとても嬉しいです(*^_^*)
村の前に居た冒険者が言うには、周辺のゴブリンが活発化してきて、上位種はまだ発見されてはいないものの、数体が連携を組み攻撃してきているらしい。倒した後、さっさとアイテムボックスにしまっておいて良かった。
「ゴブリンが攻めてきたぞー!」
突然村の門番らしき人物が大声をあげて叫んだ。見た先には100体以上のゴブリンがいた。
「勇者様方が戻ってくるまで、俺たちで持ちこたえてやるぞ!」
俺は何故か嫌な予感がした。気になったので勇者の名前を聞いてみた。
「その勇者は何て名前だったか?」
「勇者ナカムラさまに、サイジョウさま、トウジョウさま、コバヤシさまだったと思われます。彼女らはゴブリンが出てくるという洞窟に……」
俺はその冒険者の話を遮った。
「その洞窟はどこにある!」
「ゴブリン洞窟と呼ばれてまして、この村の西門を出てすぐ……」
「分かった!」
俺は美涼たちにこの村に攻めてくるゴブリンたちを任せて、ゴブリン洞窟向かった。
――
私たちは今ゴブリン洞窟にいます。異世界に召喚されてから、Eランクという最低ランクを貰った私は〈弓使い〉という職業でした。
王城を出た後は、中村 朱莉さん、西条 愛さん、東条 唯さんと私、小林 琴葉の4人でパーティを組んでいます。そんな私たちですが、この村に来た際にゴブリンの異常について聞きました。私は不安だったのですが、中村さんが困っている人を放っておけない性格らしく行くことになってしまいました。
ステータスが低いEランクと言われていても、曲がりなりにも勇者、ゴブリンを倒すことぐらいは出来ます。
しかし、光君はEランクのなかで限りなくステータスが低かったんです。それも私たちよりもかなり低い。私は彼を誘おうと思っていました。美涼さんたちには元の世界では適わない、そう思っていました。
この世界では美涼さんたちはSランク勇者、伊藤君に誘われていたので彼について行くのだと思ったんです。だから勇気を振り絞って、吉川君に声をかけようとしました。しかし、佐倉さんたちは吉川君とパーティを組むと言ったのです。私は少し残念でした、でもこれで良かったと思っています。私といるより彼女といたほうが安全だから……それに向こうの世界ではまともに話したこともなかったから、でも悔しいな。光君は今無事かな?また会いたいな……
「琴葉ー?そろそろ行くよ?」
私が物思いにふけっていると中村さんが声をかけてきました。
「次は負けませんからこと、西条さん?」
「それはこちらのセリフですわ、東条さん?」
この2人はお嬢様です。両家はあまり仲が良くなく、それもあってか自然と2人も仲が悪くなったのだそうです。
この2人はほかの人には優しいんですが、正直私はあまり得意なタイプではないです。
「こらー!2人とも喧嘩しないの!」
「ごめんなさい、わたくしとしたことが」
「ごめんなさいですわ」
なんだかんだ言って中村さんの意見をしっかりと聞くし、悪い人ではないんですけど私はやっぱりお嬢様が苦手です。
休憩を終えた後私たちは洞窟のさらに奥深くへと潜りました。私が弓、西条さんと東条さんが魔法剣で敵をひきつけ、中村さんが短剣でとどめを刺すというのが私たちのパーティの主な戦い方です。
洞窟をしばらく進んでいると急に開けた場所に出ました。開けた場所と言っても、外ではなくむしろ気味の悪い場所。所々血だらけの場所すらありました。
「何と汚らわしい場所なんですか。こんなところ早く抜けたいですわ」
「西条さんの言う通りですこと」
珍しく西条さんと東条さんの意見が合いました。この2人はいつも気が合わないんのですが、たまに気が合うことがあるのです。ただ、気が合う時はだいたい……
「で、でかい、それに多い。気を付けて」
嫌な予感が的中しました。彼女たちの話によると、とある出来事をきっかけに仲の悪くなった彼女たちはそれ以来よく意見が食い違うようになったそうです。ただし、たまに意見が完全に一致することがあるというのです。その時は必ず両者にとって悪い事が起きるというのです。そしてさっき意見があってしまった。そして中村さんの注意。この戦いは命を懸けたものになる。私は直感でそう感じてしまいました。
目の前には剣や弓で武装したしたゴブリンが2~30匹ほど、そしてそれよりも一回り大きなゴブリン、本で読んだ記憶だとたしか……ゴブリンジェネラルと言う名前だったはずです。それがなんと10体もこの場にいるのです。さらに、もう1体本で読んだこともない魔物が1体。逃げるわけにもいきません。
「行くよ、みんな!町の人たちは私たちが守る」
中村さんのその言葉を合図に私たちは動き始めました。
剣を持ったゴブリンたちがまっすぐこっちに突っ込んで、合わせてゴブリンアーチャーの矢が飛んできました。間一髪避けることが出来ましたが、もし今のが当たっていたらと考えると、正直戦いたくはありませんが、私よりも前で3人が戦っているんです、何も怖い事なんかありません。
「行きます!『貫ノ矢』」
私がそう叫ぶと目の前で戦っていた3人が避けて、私が放った矢は3体のゴブリンを倒すことが出来ました。
「汚らわしいゴブリンは地面に這いつくばるのがお似合いですこと。くらいなさい『エアロカッター』」
「灰にしてあげますわ『炎剣』」
そう言うと2人はゴブリンを次々に刈って、中村さんはスキルも魔法も使わずしてゴブリンを刈っていたが3体倒していました。このパーティのリーダーでもある、彼女のスキルや魔法を私はまだ見たことがないです。それでもステータスが低くてもスキルや魔法がなくても戦えるという、その安心感を私たちに与えてくれました。
そして私たちはやっとゴブリンたちを倒しきりました。本来ならとても喜ぶ所です。30匹ものゴブリンを倒したからです。しかし今の私たちにはそんな余裕はありません。数ほど少なくはありませんが、さっきよりも強いゴブリンジェネラルが10体、そして得体のしれない敵がまだ目の前にいるからです――
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