#9:フィーシャ王女は弓を使う
6月に入って少しずつ作品のストックを増やしながら頑張ってます!
新章開幕です!さらにたくさんの人物が出てきます!
本日タイトルを変更しました!!!
「クラス転移した世界で、〈聖なる勇者〉と〈魔王〉の職業を手に入れて歴代最強勇者になる」
ヒカルたちは城門を彼はふと後ろを振り返った。門の入り口の傍にシャレスト王国と書かれた看板があった。そういえば、この国の名前知らなかったな。一応覚えておこう。ヒカルたちは、まず南にある小さな村に行くことにした。
生活必需品は俺のアイテムボックスに入れておいた。今までほとんど使ってこなかったが、これからの長旅には必須だろう。
南にある村に着くまでには草原にあぜ道が引かれているだけの寂しい場所を歩いていた。しばらくするとゴブリンの群れが目の前に出てきた。俺は【聖なる鑑定】を使った。
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ゴブリン
体力 60
力 21
硬さ 32
速さ 60
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ソードゴブリン
体力 45
力 52
硬さ 20
速さ 60
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ゴブリンアーチャー
体力 20
力 36
硬さ 15
速さ 40
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「フィーシャ、1人で行けるか?」
俺はフィーシャ王女にそう問いかけた。ゴブリンの強さはそれほどでもなかったし戦えるだろう。
ちなみに、王城を出たあとフィーシャ王女と呼んだのだが。
「パーティメンバーなんだし、フィーシャって、呼び捨てで呼んで?」
と王城での凛々しい声とは違った、甘えた声で囁かれてそう呼ぶことになった。
フィーシャ王女の武器は片手剣に盾だ。スケルトン事件の際に王様から新しい盾を与えられていたらしい。
俺は貰えなかった……Eランク。そういえば、他のEランクの奴らはどうしたんだろう。俺は偽装していたからいいものの、ほかの4人はそうではないだろう。あのステータスで戦闘は厳しい。
俺がそんなことを考えていると、フィーシャはまだ戦っていた。普通のゴブリンは倒せたようだが、ソードゴブリンとゴブリンアーチャーの2体の相手はなかなか厳しいようだ。
相手の弓を盾で、剣を剣で防ぐのが精一杯に見えた。
…俺はなぜ、彼女がこの武器を使っているのだろうかと気になっていた。彼女は力仕事は苦手だが、裁縫は得意だと言っていた。前に見せてもらったのだが、その腕は凄かった。そう、彼女なら……
戦闘が終わったらしい。戦利品はゴブリンアーチャーの持っていた弓だ。俺はさっき思ったことを言ってみた。
「フィーシャ、一回その弓を使ってみないか?」
フィーシャ王女は使ったことがないので大丈夫なのかと、不安そうにしてはいたものの盾と剣を瑠光に預けて、弓を装備した。
そこに空気を読んでくれたかのようにソードゴブリンが3体も現れた。
この世界で弓を扱うのは難しいらしく、一か八かの賭けだったのだが、なんとフィーシャ王女は1発で先頭に居たソードゴブリンの眉間を射抜いた。そして次を構えると1匹、もう1匹と3発全て命中させた。
「す、すごいです!フィーシャさん!弓使うの本当に初めてなんですか?!」
愛月がフィーシャに近づいてそう言った。瑠光は、
「すごいじゃん!弓使える人は少ないらしいし、カッコいいじゃん!」
と言っていた。するとフィーシャが、
「よかった、これでみんなの足手まといにならなくてすむんですね」
と安心したように言った。すると美涼が、
「あなたを足手纏いなんて思ってるやつは私たちの中にはいないわよ!……でもおめでとう」
と少し声を大きくした後小さな声で呟いていた。女の友情と言う奴だろうか?もちろん俺の入る隙なんてものはない。フィーシャが寂しそうにこちらを見てきたので、笑顔で親指を立てた。すると再び彼女は満面の笑みを見せてくれた。
またしばらく歩いているとゴブリンより一周り大きなモンスターが現れた。
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ゴブリンジェネラル
体力 3250
力 458
硬さ 210
速さ 50
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周りのゴブリンに比べても圧倒的に強い。このHPと硬さは厄介だ。力も俺のステータスでなければ受けきれないだろう。フィーシャのステータスを見てみた。
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シャルル=フィーシャ Lv.10 〈女王〉 〈弓使い〉〈剣士〉
HP 200/200
MP 10/10
SP 100/100
STR:100
VIT :60
INT :20
MND:40
AGI:30
DEX:100
LUK:100
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ジェネラルの攻撃だと一撃でやられる。
俺はすぐに、
「下がれ、フィーシャ」
と言ったのだが、オークジェネラルはフィーシャのすぐ目の前に来てしまった。
ステータスにもある通り、彼女は目立ったスキルも持っていない。オークジェネラルの攻撃がフィーシャに当たることはなかった。
ぎりぎりで瑠光が剣で防いだ。
そのすきにフィーシャが撤退した。
俺はスキルと魔法を使わずに、けれども全力で敵を斬った。さすがにステータスの差があるのか一撃でゴブリンジェネラルを抹殺してしまった。結果はともあれ、フィーシャを先頭に歩かせたのは問題だったな。次からは美涼か瑠光か俺が必ず先頭にいるべきだな……すると、
「あ、レベルアップしてスキルが手に入りました!」
フィーシャが笑顔でそう言った。スキルには火矢が追加されていた。炎をまとった弓を放つ攻撃だ。このスキルは盗賊相手には便利かもしれない。今度盗賊かに会ったら使ってもらおう。
それからしばらくすると、俺たちが目指していた村に着いた。地図で見たときは小さい印象だったが、実際に来てみるとすごく大きな村だ。ここに立派な領主とお金をつぎ込めば町になると言ってもいい。俺たちは村の入り口に行くと、冒険者らしき男の人に声をかけられた。
「あんたたちは冒険者か?よくここまで無事だったな。さぁ早く入りなさい」
「何かあったのですか?」
質問の意図がよく分からず何かあったのか聞くと、驚いたような顔をされた。
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会話文の前後って一行ずつ開けたほうが見やいんでしょうか?




