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大事な話です!

「最近、王都で令嬢を狙った誘拐事件が発生している。」

「誘拐ですか?」

令嬢は屈強な護衛によって守られています。

その状況で誘拐出来るとは、相当な実力者ということでしょうか?

「そうだ。身代金を払えば解放してもらえるそうだが…。」

「目的は何ですか?」

「それが、よく分からない。

手当たり次第って感じでな。」

「本当に分からないんですか?」

そんなに令嬢が攫われているなら、手掛かりが1つでも合っても良さそうなのですけど…。

「…一つだけあるが、本当のことは分からない。

攫われたある令嬢が聞いたんだそうだが、白金の髪を持つ者を探しているらしい。」

白金の髪ですか…。

ソラなら言っても大丈夫ですかね?

「あの…、これから話す話は私が公表しない限り他言無用でお願いします。」

「分かった。」

ソラが頷くのを確認してから私は頭にてを伸ばします。

いつも着けている簪を取ります。

さらさらとこぼれ落ちる髪の毛は白金の色です。

「ソラ、隠していてごめんなさい。」

少し恐れながらソラの顔を見ます。

少し呆然としています。

「…キレイだな。」

そう言って微笑みます。

うわ~、先程からソラの笑顔にやられています。

「でも、どういうことだ?

髪の色が黒から白金に変わったのは。」

「それは、この簪の効果です。」

手に持つ簪をソラに渡します。

「私は小さい頃に死にかけたんです。

本来は死ぬはずでした。しかし、朦朧としているなか天使に会ったんです。」

「《生》を司る天使か?」

「えぇ。とても、美しい方でした。

そして、ある契約を持ちかけてきました。」

少し溜めつつ私は話します。

「《生》を司る天使の能力を使えば命は助かります。その代わり、《生》の天使の使いになること。それが契約の内容でした。

「その髪は契約をした結果か?」

ソラは私の髪を触ります。

ちょっと顔が近くなって色々とヤバいです! 

ポーカーフェイスを頑張りながら話します。

「えぇ。起きるとこんな髪の色になってました。そして、枕元に簪がおいてありました。

それをつけると髪の色が変わりました。」

「天使はこの世界に干渉出来ないはずでは?」

「私達のように別の世界からの魂を持つものはちょっとした例外だったのだと思います。

特別とおっしゃっていましたから。」

「…なるほどな。」

「それに少しですが怪我の治りが良くなりました。」

「それは良いな。」

「天使は私の体を通して話せるはずとおっしゃっていましたが、まだ一回もやったことがないので分かりません。」

「はぁ、凄いな。

知らない情報が一気に分かった。」

少し嬉しそうにしながら頷きます。

「しかし、何故白金の髪を持つものを狙っているのでしょう?」

「そうだな…。

結局、解らずじまいか。

ステナ、気を付けろよ。」

真剣な顔をして私の方を向いています。

「…はい。


あの、話が変わるのですけどルナ様が水浴びしたいそうです。

次の休みの日に行く予定で警備の人を準備出来ますか?」

「分かった、やっておく。

ルーネに俺も参加すると言っておいてくれ。」

「分かりました。ルナ様が喜びますね。」


話が終わりとなって学園に帰るためにドアの近くに行きます。

「では、失礼し…」

ギュッとソラに抱きしめられます。

「ソラ?」

「本当に気を付けろよ。」

「ええ。では、次の休みの日に。」


部屋を出て廊下に出て暫くしたところで座り込みます。

「ソラ、かっこよすぎです…。」

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