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第20話(中)旅立ちの朝 - 新たな目的地、COBOL王国へ

 さて、COBOL王国に向かいます。しかし大型機だってアップデートパッチとかも当てないといけないし、メンテナンスはそこそこ大変なんですよね

 和み亭に戻ると、すでに朝の準備が始まっていた。女将が厨房で何かを作っている香ばしい匂いが漂う。


 「おはようございます」女将が微笑みかける。

 「作戦会議はうまくいきました?」


 「ええ、予想以上にね」リリカが答える。

 「でも、まだやるべきことはたくさんあるわ」


 彼らが座敷に集まると、リカルドが話し合いを再開した。

 「攻略計画は立ったものの、現実的な問題がある。アキト君は何も装備を持っていないじゃないか。」


 アキトは自分の服を見下ろした。確かに、異世界に来たときの服装に、わずかなビギナーズキットが追加されただけの状態だ。


「そうですね…戦闘用の装備はほとんどない。そもそも、自分の服とか日用品ももうちょい買い足したいです」


「それに訓練も必要だ」リリカが真剣な表情で言った。

「あなたのスキルは確かに優れているけれど、実戦経験が足りない。特に肉体的な持久力は…」


「わかってます」アキトは少し自嘲気味に笑った。

「運動は苦手だけど、やるしかないかな」


「JavaシティならバグブレイカーというSE向けの特殊装備があるんだけどね」

リカルドがため息をついた。

「今はあそこには近づけないからな」


----

 その時、女将が朝食の準備をしながら会話に加わった。


 「そういえば、私とマリカは明後日からCOBOL王国の実家に帰省するんですよ。オボンキュウカですからね」


 「実家?」アキトが興味を示す。

 「ええ、私の両親が住んでいるところです。マリカも学校が休みになるので、一緒に帰るんです」


 リカルドが急に顔を輝かせた。

「そういえばそうだった!アキト、COBOL王国に行かないか?安全だし、装備や情報も集められる」

「COBOL王国は伝統と安定性を重んじる王国だから、他の国からの影響を受けにくい。古いコードを大切にする文化があり、OSSとかも使ってないし、最新技術に踊らされて脆弱性を抱え込むようなこともほぼない」


 「それに」女将が付け加えた。

 「実は私の父が『アンティーク・コーディング』という店を営んでいるんです。SEの方にも役立つ古い知識や道具がたくさんありますよ」


 「アキト、行きましょう」リリスが声を上げた。

 「バグを修正したり、システムを解析したりするための古来の技術が、COBOL王 国には残っている。COBOL王国で少し装備を養って、さらにパワーアップすることが私たちには必要と判断する。」


 次は朝ごはんを食べて出発です(^^)

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