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第14話 秩序の都市、Javaシティに亀裂、閉ざされたゲートと旧友との出会い

 Javaシティ、やっぱりおかしいようです(^^;

 バグジロウの 静かな 浮遊走行はしばらく続き、やがて前方に、高い空を切り裂くようにそびえ立つ、無数の金属製な建造物群が見えてきた。


「そろそろ見えてきたわ。あれがJavaシティよ」


(へえ、センターの建物はちょっと都庁っぽいかもしれないな。でもずっと金属質だ)


 近づくにつれて、 都市 はその詳細な構造を明らかにする。


 一つひとつの建物はすべて直線的で、よくあるカーブなどは存在しない。


 構成主義を極めたような直線的な建物は、磨き上げられたステンレスや模様なしのガラスで覆われ、機能的な美しさを湛えている。


 街中には、淡い青白い光を放つエネルギーラインが張り巡らされ、絶え間なく流れるエネルギーを示していた。


 ホバーカーは、 都市 の外壁に設けられた「出入国ゲート」に向かってゆっくり降下していく。


 ゲートの前には厳格な表情をした二人の門番が立っており、通行者一人一人に綿密なチェックを行っていた。

 商人らしき人が追い返されたりもしているようだ。


 バグジロウがゲートの手前で停止すると、一人の門番が端末を手に近づいてきた。


「通行許可証を提示してください」


「はい、これよ」


リリスは自身の紋章が刻まれた金属製のカードを門番に提示する。


門番はカードを受け取り端末にかざすと、中央事務局 ) に通信を始めた。


「……識別コード、照合……リリス・アストライア……」


 彼の単調な声が、 都市 の静寂の中に響く。

 数秒後、端末を通じて返答があったのだろう、門番の表情が少し硬くなった。


「あなたの通行は 現在保留されています。中央事務局の指示に従い、再審査を行います」


 彼は機械的に告げ、リリスたちの 都市 への入国を阻止した。


「何だか、 いつもと感じが違うわね。こんなこと言われたことないのに」


リリスは眉を少しゆがめた。


 その時、奥から重い足音を立てながら、一人の人物が近づいてきた。 制服を着た 中年 ) の男性で、額には汗がにじんでいる。


「リリス様!」彼は素早くリリスに気づき、丁寧 な敬礼をした。


「ご無沙汰しております、警備部門リーダーのカイエンと申します」


リリスは彼の顔を認め、少し驚いた表情を見せた。


「カイエン?なぜ貴方がこんなところに……」


カイエンは ほっとした表情を浮かべた。


「 中央事務局 から連絡を受けまして急いで参りました。現在 、 都市 のセキュリティプロトコルが一時的 に厳格になっておりまして……」


 彼は門番たちに厳しい目を向けた。

「わたしの命令だ。リリス様一行の 都市 への入国を無条件で許可しなさい」


「いや、でも、本部らの指示では、調整者は一切通すなとなっていたはずで…」


「私が全責任を持つ。いいから入れなさい」


 門番たちは敬礼をし、封鎖を解除した。


「リリス様」


カイエンは再び丁寧な態度で言った。


「もしよろしければ、私の行きつけの カフェでお話しませんか? この後はちょうど非番なんです」


 リリスは少し考え、


「そうね、 カイエン、私も色々と聞きたいことがあるわ」


と彼の誘いに応じた。


 アキトとピットも、予期せぬ展開に 黙ってカイエンの後ろに続いた。


 鉄と論理で構築された 都市 の内部へと、一行は足を踏み入れた。


 都市 の整然、かつ機能的な美しさの裏に 隠された異常について、まだ彼らは知らなかった。

 この後は、街の異常な状況がわかってきます。

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