表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/34

012⚫️ご無体なあ!

オレは剣を抜く! 抜く、抜く・・・抜けん?

おかしいぞ、体が石のように動かない・・・

いや、違う。視界に入る光景のすべてが静止している!

風も感じん!こら、動け!動けよ、オレの体ッ!

叫んでいるつもりなのに、己の声すら鼓膜に届かない。

何なんだ、一体何が起きてるんだ!?


魔法を放つわよ、ほんの少しだけ、怪我をさせない程度に。・・・

あれ?念じたはずなのに、魔力を一滴も汲み出せない。

おかしいな・・・うん?すべてが止まっている?

思考はいつもの通りに回っているのに、現実のアクションが何一つ伴わない?!

何なのこれ、何が起きてるっていうのよ!?


ームサシ、もういいだろう。リョウマ、そう怒るな。この二人は、ただ忠実で有能な従者たちなだけだ。駄目だ、王虎。そんな意地悪を言うんじゃない。思考加速、解除。’凍てつく時間’、終了だ。


不意に世界が動き出した。

体が自由になっても、呆然と立ち尽くす二人に、ロイが穏やかに微笑みかける。

「おかえりなさい。無体な真似は、お互いにここまでにしましょうか。」

「えっ? なあに?ふたりとも、何かあったの?」


エレナの無邪気な声だけが、静かな森に明るく響いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ