表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
62/86

072●神頼みってええのん?

「なんやの、神主はん。‘神通力’て・・・そんなもん、ほんまにあるん?」

神主さんは、にこにこしたまま、うなづいてはる。

「イロハ、あなたは、持ってるかもしれないよ。」

「またぁ。からかったらあかんでぇ。」

「じゃあ、試してみようか。わたしが、あなたのおでこに指を置くだけ。」

「おまじない、みたいやな。」

「いざという時、頼る相手は多い方がいい。神さま、仏さまがちょっとばかり力を貸してくれる時があるかもしれないじゃないか。」

なんや、それ。

よぅわからんけど・・・ふふ。ええよ。

神さんも仏さんも、これまで頼ったことあらへんけど。

「さあ、目を閉じて。」

指先が、そっとおでこに触れた。

一瞬だけ、冷たくもあったし、あったかくもあった。

風が吹く。

木の葉が、さらさら鳴る。

なんやろ。胸が、ちょっと軽うなった気ぃする。


秋ももう終わりや。

これから先、うちらにはきつい季節が来る。

「納屋、貸してくれて、ほんま、おおきにな。」

さっ、先生のとこ行こ。字ぃ、もっと教えてもらうねん。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ