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024⚫️もとからだよ

「姫は半覚醒なんだな。」

「そう、私もそう聞いた。」

「だから、オレたちが一緒にいかねばならん、ということだな。」

「ロイは深慮遠謀だよね。で、どうなの、随分すごい力を得たみたいだけど。」

「いや、そんなことはない。何度も死んだのに、これが頂なのか、という感じだな。」

「ふふ。最高峰に立っても、まだ、満足しないのね、あなたは。」

「そういうお前はどうなんだよ?あっ、そうか、’魔神’は言ってはいけないことを知ってるんだよな。きっとベルムがなんであんなに働き者なのかも、分かってるんだな。」

「そうね・・・。魔力って、結局、当たり前の原理の積み重ねなのよね。だけど・・・それを知らない人には、不思議な魔法に見えるの。」

「へー。まあ、オレは剣の鍛え方はわからんから、名工のやっていることが魔法に見えるようなもんかもな。」

「うまい!その例え、いいよ!あなた、知的レベルもあがったんじゃない?」

「もとからだよ!」


霊山に入ることを許された者たちに、先ず、告げられる言葉がある。

「魔法は科学である」

だが、長い修業の果てにその真の意味を理解する者は、極めてわずかである。


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