表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が入院しているスキに俺の実家がRPGの舞台になっていた件について  作者: 時田総司(いぶさん)
第六章 オープンワールド

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/117

第七十七話 ダブルドラゴンバーン

『タクヤの防御力が上がった』




タクヤはセルジュの選択に疑問を呈す。


「攻撃しなくても良いのか? セルジュ!」


「んー♪ まあ見てなって」




『ダークレッドドラゴンのターン:ダークバーン!』


ドラゴンの口から禍々しい不気味な色の炎が吐き出された!


「!」






「ゴォォオオ!!」






「タクヤぁ!!」




炎がタクヤを襲った。タケヒコがタクヤの身を案じて叫ぶ。


しかし――、


『タクヤにヒット! タクヤ、HP:87/167』


「あ……」


「た、タクヤ?」


「ノノは一瞬で消し飛んだのに、何で俺は無事なんだ……? ハッ! セルジュ……!」


「そ♪ このための防御魔法。これで1ターンに一人やられるなんてコトにはなんないでしょ?」


「流石だ、セルジュ様」


タクヤの賛美の声に、タケヒコも、うんうんと頷いていた。


「じゃあせっかく貰った命、存分に発揮させてもらうぜぇ!!」


『タクヤのターン:戦う――、槍で突く!』


「ザシュ!」


『ヒット! ダークレッドドラゴン、HP:300/777』


「よっしゃ! 半分切った!! ん? コイツルシファみたく自爆してこねぇだろうな?」


「タクヤ、その心配はない。前回クリア時にはそんな動きは無かった」


「まぁ一安心か。次はガブリエルさんから! 頼んますよ!!」






――、




そこからガブリエルの槍、次いでタケヒコの剣による攻撃により、80近くのダメージを与え、ダークレッドドラゴンのHPは202/777となった。




「タクヤぁ♪ 敵の攻撃食らわないでね」


『セルジュのターン:防御魔法――、シールドアップ!』


セルジュはガブリエルに対し、杖を振った。


「シュイーン」


『ガブリエルの防御力が上がった』


「おお、ありがとう。これなら百人力だ!」


「お礼は今後の活躍で見せてね♪」




そして敵のターンが来る。




『ダークレッドドラゴンのターン:戦う――、ダークバーン』






「ウォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」






「うおっ!」


『タケヒコにヒット! クリティカル!! タケヒコ、HP:0/192、タケヒコは力尽きた』


「ここでクリティカルかよー。丸焦げの死体が4体も出来上がっちまったぜ、見苦しい」


「戦況は――、」


「かなり厳しいね♪ 復活の薬草を使っても、HPが全回復するわけじゃ無いから、その次のターンでやられてしまう……今居る戦力を、守り抜きつつ押し通すしかない、ね♪」




『タクヤのターン:戦う――、槍で突く!』


「ドスッ!」


『ヒット!  ダークレッドドラゴン、HP:171/777』


「まあまあ、か。ガブリエルさん、頼んます!」


「ああ、勿論!」




『ガブリエルのターン:戦う――、槍で突く!』


「ズサッ!」


『ヒット! ダークレッドドラゴン、HP:133/777』




「よく耐えたね♪ タクヤ。ご褒美!」


『セルジュのターン:回復魔法――、ギガトンヒール』


「ブワッ」


セルジュはタクヤのHPを回復させた。


『タクヤ、HP:167/167』


「おっ、サンキュー。さっすがセルジュ分かってるー!」


「次は敵のターンだ皆、心して構えよう!」


『あいあいさー!』




既に連合パーティの中心人物となっているガブリエル、残った二人に声を掛けた。




『ダークレッドドラゴンのターン:戦う――、ダークバーン』


ドラゴンの口から炎が吐き出された!


「!」






「ゴォォオオ!!」






ガブリエルが炎に包まれる。




「ゴォ!!」




「ぐっ! 今度は私か!?」


『ガブリエルにヒット! ガブリエル、HP:110/200』


「防御魔法のお陰で、何とか耐えたぞ」


「良かったっスね。じゃあ、俺の番っと!」




「ちょっと待つんだ!」




「!?」


タクヤが戦線に出ようとすると、ガブリエルがそれを止めた。


「どうしたんですか? ガブリエルさん」


「一定のターンが過ぎると、ドラゴンナイト系プレイヤーが使える必殺技があるんだ!」


「なっ!? ドラゴンバーンですか!?」


「もっと凄いぞ、先ずは呼吸を合わせるんだ」




『スーハー』




「全身がリラックスし、集中力が最大限に達した時、ドラゴンと技を繰り出すんだ!!」


「……今か!?」


「プレイヤー通しもタイミングを計らないといけない! ……今だ!!」




「キュウウン!」


「ガァッ」




タクヤ達がそれぞれ乗っていたドラゴンも集中力を上げている様だ。そこで、ガブリエルが、タクヤを引っ張っていく形で声を上げた。


「今だ! わが友よ! その身体に宿る力を開放せよ……! 行け! 友情の必殺技!! 絆の力・ダブルドラゴンバーン!!!!」


二匹のドラゴンは、ダークレッドドラゴンに渾身のパワーを込めた炎を放つ。




「ウォォオオ?」






「バ――――――――ン!!」






『タクヤとガブリエルの必殺技――、ダブルドラゴンバーン!』






「ゴォォオオ!!」






辺りは一面、炎に包まれた。


『ヒット! ダークレッドドラゴン、HP:0/777、ダークレッドドラゴンは力尽きた』


「わーい♪ 倒しちゃったね。タクヤに、ガブリエルさん!」


「あ、力が……」


「ドラゴンバーンは、使うと1ターン動けなくなるからね……」


「……」


セルジュは勝利したものの、自分以外の連合パーティの面々が全員横たわっており、複雑な心境だった。


(地獄絵図……)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ