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勇者パーティ、聖女様以外ぜんぶ偽物でした~自分だけが偽物だと思っている遊び人たちの最強パーティ~  作者: 黒華レン


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バトルマスターガイ・クラッシュ

バトルマスターガイのお話

 ホーンベアを倒したあと、俺たちは周囲に残されたドロップ品を確認していた。


「大きな角が残っていますね」


 アステリアが地面へしゃがみ込む。


 ホーンベアが消えた場所には、何種類かの素材が残されていた。


 まず目につくのは、額から生えていた立派な角。


 その近くには黒褐色の毛皮と、それなりの大きさの魔石も落ちている。


「ホーンベアの角は武器の素材にも使われるわ」


 サキが角を確認しながら言った。


「状態も悪くなさそうね」


「毛皮も売れそうですね」


 ユウもドロップ品を集め始める。


 俺も魔石を拾い上げた。


 ゴブリンとは違い、今回はそれなりに強い魔獣だ。


 素材だけでも悪くない報酬になるだろう。


「ん?」


 ユウが声を上げた。


「どうしました?」


「何か落ちてます」


 毛皮の下から取り出したのは、銀色の腕輪だった。


 中央には赤い小さな石が嵌め込まれている。


「装備品か?」


「たぶん」


 ユウが腕輪を光へ透かす。


「俺じゃ効果までは分かりませんけど」


「ギルドで鑑定してもらいましょう」


 アステリアが嬉しそうに微笑んだ。


「魔獣から装備品がドロップするのは珍しいですから、もしかするといい物かもしれませんよ」


「昨日も結構いい物が出たよな」


「そうですね」


「俺たち、運がいいのかな?」


 ユウが不思議そうに首を傾げる。


 俺は少しだけ考えた。


 確かに妙だ。


 魔獣を倒して珍しい物が出ること自体はある。


 だが、続けて当たりを引くとなれば話は別だ。


「勇者がいるからじゃない?」


 サキが冗談っぽくユウを見る。


「俺?」


「勇者って幸運にも恵まれてそうじゃない」


「そんな効果あったかな……」


 ユウ本人が分かっていない。


「勇者は非常に珍しい職業ですから、私もすべての能力を知っているわけではありません」


 アステリアまで真面目に考え始める。


「もしかしたら、そういった加護がある可能性も……」


「じゃあ俺のおかげ?」


「まだ分かりません」


「ですよね」


 ユウが少し残念そうな顔をする。


 俺は何も言わず、回収した素材を袋へ入れた。


 運がいい理由なんて何でもいい。


 いい物が手に入るなら、それに越したことはない。


 王都へ戻った俺たちは、依頼完了の報告と同時に腕輪の鑑定を頼んだ。


「これは【剛力の腕輪】ですね」


 受付嬢から告げられた鑑定結果に、俺たちは顔を見合わせる。


「剛力?」


「装備者の腕力を上昇させる魔道具です。ものすごく希少というほどではありませんが、ホーンベアからのドロップとしてはかなりの当たりですよ」


「やっぱり当たりだった!」


 ユウが喜ぶ。


「誰が使いましょうか?」


 アステリアの問いに、サキがすぐ俺を見た。


「ガイでいいんじゃない?」


「俺か?」


「バトルマスターなら一番相性がいいでしょうし」


「俺も賛成です」


 ユウも頷いた。


「ガイさんは大きな斧を使いますから、腕力が上がれば戦いやすくなりますよね」


「そうですね。前衛が強くなれば、パーティ全体にとっても有利になります」


 アステリアも賛成らしい。


「……いいのか?」


「もちろん」


 サキが腕輪を差し出してくる。


 断る理由はない。


「なら、ありがたく使わせてもらう」


 腕輪を右腕へ装着する。


 わずかだが、確かに変化があった。


 腕に力が満ちる。


 握って開く。


 今までより少し力が入りやすい。


「どうです?」


「悪くない。かなり使えそうだ」


「よかったですね!」


「ああ」


 本当に助かる。


 たぶん三人が考えている以上に、俺にとってはありがたい装備だ。


 俺の武器は大斧。


 当然、普通の剣より重い。


 少しでも腕力が上がるなら、その分だけ扱いやすくなる。


 何より――


 本物のバトルマスターとの違いを、少しでも埋めることができる。


 その日の夜。


 宿へ戻った俺は部屋の扉を閉め、壁へ大斧を立てかけた。


 黒銀の刃。


 頑丈な長柄。


 刃の根元には赤い装飾が施されている。


 見た目にはかなりこだわった。


 安物ではない。


 武器としての質も高い。


 普通の戦士が使う斧と比べれば十分に大きく、重量もある。


 だが――


「やっぱり小さいよな」


 昨日、ユウに言われたことを思い出す。


『バトルマスターって、もっとバカでかい武器を持ってるイメージだった』


 正しい。


 本物のバトルマスターには、俺の大斧より遥かに巨大な武器を使う者がいる。


 人間が持つ武器とは思えないほど巨大な戦斧。


 分厚い大剣。


 巨大な槌。


 普通の戦士では持ち上げるだけでも苦労するような武器を軽々と振り回す。


 俺には無理だ。


 理由は単純。


「俺はバトルマスターじゃないからな」


 服の下へ隠していた腕輪に触れる。


 さっき手に入れた剛力の腕輪とは別の物だ。


 こちらの方が、俺にとっては遥かに重要だった。


 この腕輪を装備している限り、普通の鑑定で表示される俺の職業は――【バトルマスター】。


 だが、本当の職業は違う。


 ガイ・クラッシュという名前も偽物だ。


 俺の本当の名前は――ディラン・クロフォード。


 そして職業は、


「……遊び人」


 口にするだけで情けなくなる。


 俺は昔から、身体を動かすことが好きだった。


 特に好きだったのが、大きな武器だった。


 剣も悪くない。


 槍も使ってみた。


 だが一番しっくりきたのは斧だった。


 重量のある斧を振り抜き、一撃で標的を叩き切る。


 単純だが、それがいい。


 だから自分の職業を知る日も、戦士系になると信じていた。


『ディラン・クロフォードですね』


『ああ』


 鑑定を担当した神官が水晶へ手をかざす。


 光が広がる。


 俺は結果を待った。


 戦士。


 重戦士。


 斧戦士。


 欲を言えば、もっと上でもいい。


 身体を鍛えてきた自信はあった。


『職業は……遊び人ですね』


『…………』


『ディランさん?』


『もう一度頼む』


『え?』


『聞こえなかった』


『遊び人です』


『聞こえてた』


『はい』


『だが、もう一度頼む』


 再び鑑定。


『遊び人ですね』


『…………』


 どうやら間違いではなかった。


『何かの間違いじゃないのか?』


『残念ながら、職業鑑定が間違うことはほとんどありません』


『俺が?』


『はい』


『遊び人?』


『はい』


 俺は自分の腕を見る。


 鍛えてきた。


 斧だって振れる。


 なのに遊び人。


 納得できなかった。


 それでも、職業が何であろうと武器を持てなくなるわけではない。


 遊び人でも斧は装備できる。


 なら鍛えればいい。


 職業なんて関係ない。


 最初はそう思っていた。


 数日後。


 俺は冒険者として、町の近くに出たウルフの討伐へ向かった。


 一体だけ。


 初心者向けの魔獣だ。


「グルルル……」


「来い」


 両手で斧を構える。


 今使っている物よりずっと小さい。


 初心者でも扱える普通の戦斧だった。


 ウルフが飛びかかってくる。


 横へ避ける。


 振り向きざまに斧を叩き込む。


「はあっ!」


「ギャンッ!」


 刃がウルフの胴を捉えた。


 手応えは十分。


「何だ。普通に戦えるじゃないか」


 遊び人だから何だというんだ。


 斧を振れるなら問題ない。


 このまま身体を鍛えればいい。


 そう思った。


 ウルフが再び向かってくる。


 俺も踏み込む。


「次で――」


 身体が止まった。


「……何だ?」


 斧を構えていたはずの右腕がゆっくり持ち上がる。


 左腕も動く。


 斧を地面へ立て、その横で腕を組んだ。


 顎を少し上げる。


 なぜか遠くを見る。


「…………」


「グル?」


 ウルフまで止まった。


「何をしてるんだ、俺は」


 分からない。


 だが身体が勝手に格好をつけている。


「グルルッ!」


 当然、魔獣が待ってくれるはずもない。


「危なっ!」


 飛びかかってきたウルフを慌てて避ける。


 地面を転がりながら斧を掴み直す。


「ふざけるな!」


 今度こそ攻撃する。


 幸い、次は普通に身体が動いた。


 斧を横から叩き込む。


 ウルフが地面へ転がった。


「よし」


 まだ倒れていない。


 もう一度だ。


 俺は斧を振り上げる。


 その瞬間――


「…………」


 勝手に息を吸った。


「まさか」


 嫌な予感がした。


 そして俺は歌い始めた。


「…………」


 自分でも分かる。


 下手だ。


 ひどい。


 音程がどこにあるのか自分でも分からない。


「グル……?」


 ウルフが首を傾げる。


 やめろ。


 そんな目で見るな。


 俺だって好きで歌ってるわけじゃない。


 それでも身体は歌うことをやめない。


 声が森へ響く。


 ウルフの耳がぴくぴく動いた。


「グル……グルル……?」


 様子がおかしい。


 右へ行こうとして左へ進む。


 俺へ飛びかかろうとして、何もない場所へ飛び込んだ。


「……何だ?」


 混乱している。


 まさか。


「今の歌か?」


 試しに距離を詰める。


 ウルフは俺ではなく、横にある木へ威嚇していた。


「効果があるのか……」


 意味のない奇行ではないらしい。


 だったら最初から普通に技として使わせてほしい。


 混乱しているウルフへ近づき、今度こそ斧を振るう。


 一撃。


 ウルフが倒れ、やがて光となって消えた。


「…………」


 静かになった森で、俺は斧を肩へ担いだ。


「何なんだ、この職業は」


 その後、遊び人について調べた。


 剣も使える。


 斧も使える。


 体術も使える。


 簡単な魔法も覚えられる。


 そして戦闘中、本人の意思とは関係なく妙な行動をすることがある。


 歌。


 踊り。


 奇妙な構え。


 意味不明な行動。


 その多くには何らかの効果がある。


 ただし、何をするのか本人にも分からない。


「最悪じゃないか」


 戦士なら、斧を振ろうと思えば斧を振れる。


 遊び人は違う。


 斧を振ろうとして歌う。


 敵へ突っ込もうとしてポーズを取る。


 そのくせ次は普通に攻撃できたりする。


 だが、冒険者になることを諦める気はなかった。


 身体を鍛え続けた。


 斧の練習もした。


 遊び人の奇行が起きなければ、それなりに戦えるようになった。


 そして妙なことにも気づいた。


 俺はやたらと運がよかった。


 弱い魔獣を倒しただけなのに、質のいい素材が出る。


 普通なら滅多に落とさない魔道具が出たこともある。


 最初のウルフを倒した時も、通常の毛皮や魔石に混じって【疾風草】という少し珍しい薬草がドロップしていた。


 売れば初心者の俺には十分な金になった。


 遊び人という職業で唯一、素直にありがたいと思えたのが、この幸運だった。


 転機が訪れたのは、それからしばらく経った頃。


 俺は一体のオーガと戦っていた。


 初心者向けの魔獣とは違う。


 俺より遥かに大きな身体。


 太い腕。


 手には棍棒。


「グオオオッ!」


 棍棒が振り下ろされる。


「くっ!」


 横へ飛ぶ。


 地面が大きく抉れた。


 まともに受ければ危険だ。


 だが、動きは遅い。


 避けて攻撃する。


 それを繰り返せば勝てる。


「はあっ!」


 斧を振るう。


 オーガの脇腹へ刃が入った。


「グオッ!」


 効いている。


 いける。


 そう思ったところで身体が止まった。


「今はやめろ」


 嫌な予感。


 斧を地面へ置く。


 両手を腰へ当てる。


「本当に今はやめろ!」


 身体が勝手に動き始めた。


 踊っている。


 目の前には怒り狂ったオーガ。


 俺は踊っている。


「グオオオオッ!」


 棍棒が飛んでくる。


「待て!」


 踊りが終わった瞬間、どうにか後ろへ飛んだ。


 棍棒が鼻先を通過する。


「死ぬところだったぞ!」


 誰に怒ればいいのか分からない。


 だが、直後に身体へ力が満ちてきた。


「……また効果はあるのか」


 斧が軽く感じる。


 どうやら先ほどの踊りで腕力が上がったらしい。


「なら使わせてもらう!」


 踏み込む。


 今度は普通に攻撃できた。


 強化された一撃をオーガへ叩き込む。


「グオオッ!」


 さらにもう一撃。


 オーガの巨体が倒れた。


 しばらくすると身体が光へ変わり、ドロップ品だけが残される。


「さて」


 戦闘が終われば、必ず確認する。


 オーガの牙。


 丈夫な皮。


 大きめの魔石。


「悪くないな」


 それだけでも十分だった。


 だが、魔石を拾った時、その下に何かが埋もれていることに気づいた。


「また何かあるな」


 土を払う。


 出てきたのは、黒い腕輪だった。


 見たことのない文字が刻まれている。


 装備品。


 それも明らかに普通ではない。


 町へ戻り、すぐに鑑定を頼んだ。


『……これは珍しい』


 鑑定士が何度も腕輪を見る。


「何だ?」


『職業偽装系の魔道具だ』


「職業偽装?」


『装備者の本当の職業は変えず、鑑定で表示される職業だけを別のものに見せるらしい』


「…………」


 俺は腕輪を見る。


 頭に一つの職業が浮かんだ。


 武器を使う。


 近接戦闘を得意とする。


 高い身体能力を持つ。


 戦士系の上位職。


「バトルマスター」


『ん?』


「いや、何でもない」


 俺なら剣士を名乗ることもできる。


 戦士でもいい。


 だが、せっかくなら強い職業がいい。


 それにバトルマスターなら、俺が今まで鍛えてきたことをそのまま活かせる。


 こうしてディラン・クロフォードは姿を消した。


 新しい名前は――ガイ・クラッシュ。


 バトルマスターらしい、強そうな名前を考えた結果だ。


 そして王都へ向かった俺は、一つの問題にぶつかった。


『バトルマスターなら、こいつだろ!』


 武器屋の店主が嬉しそうに持ってきた物を見て、俺は言葉を失った。


 巨大な戦斧だった。


 俺の肩くらいまである巨大な刃。


 柄も太い。


 どう見ても重い。


『……大きいな』


『何言ってんだ。バトルマスターなら普通だろ』


『そうだな』


『持ってみろよ』


『ああ』


 断れない。


 俺は柄を握った。


 持ち上げる。


「…………」


 動かない。


『どうした?』


『いや』


 もう一度力を入れる。


 少し浮いた。


 重い。


 とんでもなく重い。


 これを持って戦う?


 無理だ。


 だが、ここで無理だとは言えない。


『重さを確認していた』


『へえ』


『俺は武器を選ぶ時、まず重心と重量を確かめる』


『さすがバトルマスターだな!』


『ああ』


 危なかった。


『どうだ?』


『悪くない』


『じゃあこれにするか?』


『いや』


『何でだ?』


 俺は店内を見回した。


 そして今使っている黒銀の大斧を見つけた。


 十分に大きい。


 見た目もいい。


 だが、目の前の巨大戦斧よりは一回り以上小さい。


『俺はあっちがいい』


『あれか? バトルマスターが使うには少し小さくないか?』


『武器は大きければいいというものじゃない』


 自分でも驚くほど自然に言葉が出た。


『重要なのは、自分の戦い方に合っているかどうかだ。俺は無駄に重量を増やすより、実戦で取り回しのいい武器を好む』


『なるほどなあ』


 店主が感心している。


『一流は考え方が違うな』


『まあな』


 こうして俺は今の大斧を手に入れた。


 もちろん本当の理由は――


 それ以上大きいとまともに扱えないからだ。


「……よく誤魔化せたな」


 現在の宿で、俺は壁に立てかけた大斧を見る。


 昨日ユウに武器の大きさを指摘された時は焦った。


 だが、


『確かに大きな武器を持ってる方は多いですよね。だけど、やはり武器にも好みがありますから。自分は実用的にもこのくらいの方が扱いやすいんですよ』


 そう答えたら納得してくれた。


 嘘ではない。


 実際、この大きさが扱いやすい。


 理由だけは絶対に言えないが。


「それより問題なのは……」


 今日のホーンベア戦を思い出す。


 大斧で攻撃しようとした。


 なのに突然歌った。


 最初の歌はまだよかった。


 味方の腕力を上げる効果が出た。


 ユウたちは俺が意図的に使った技だと思ってくれた。


 二度目。


 また勝手に歌った。


 しかも盛大に音程を外した。


 その結果、ホーンベアが混乱した。


『わざと音程を外したんですか?』


 アステリアにそう聞かれ、


『当然だ』


 俺は答えた。


「…………」


 思い出すと頭が痛くなる。


「当然なわけあるか」


 俺は普通に斧で殴りたかった。


 歌うつもりなんてなかった。


 音程だってわざと外したわけではない。


 ただ、結果だけ見れば役に立った。


 だから誤魔化せた。


 幸い、ユウもサキも人の技を細かく詮索する性格ではないらしい。


 ユウは戦闘中に突然踊ることがある。


 だが本人によれば、勇者は戦闘で昂ることがあるらしい。


 しかも本当に能力が上昇していた。


 勇者には俺の知らない技があるのだろう。


 サキも突然歌った。


 敵を眠らせる剣聖の特殊な技だという。


 少し驚いたが、俺自身が歌う以上、他人のことを言える立場ではない。


 何より、二人とも強い。


 そしてアステリアは本物の聖女だ。


 回復魔法だけではなく、強力な光魔法まで使える。


「いいパーティに入れたな」


 俺は右腕の剛力の腕輪を見る。


 今日手に入れたばかりの装備。


 これがあれば、今の大斧をさらに扱いやすくなる。


 遊び人だからといって、三人に守ってもらうつもりはない。


 俺も戦う。


 身体を鍛える。


 斧の腕も磨く。


 いつか本物のバトルマスターが使うような巨大な戦斧だって振れるくらい強くなればいい。


 職業が遊び人でも、努力まで偽物になるわけじゃない。


 ユウ・シャイニング。


 勇者。


 サキ・スラッシュ。


 剣聖。


 アステリア・ルミエール。


 聖女。


 三人とも頼りになる、本物の上位職だ。


 この三人となら、きっともっと上を目指せる。


 だからこそ――


「俺だけが偽物だと、絶対に知られるわけにはいかないな」


 ガイ・クラッシュ。


 バトルマスター。


 これからもそう名乗り続ける。


 少なくとも、あの三人の前では。

いつも読んで頂きありがとうございます!


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よろしくお願い致します。

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